失われていく五感… 

先日、リフォーム工事の現調をしていたら…
「和室がカビ臭くて私は入る気もしないのに、主人は感じないと言ってるんですよ!」
とは奥さんがおっしゃっていました。

明らかに命を削る方向のオーラ…不快な空気満点なのに
それを感じることができない…

五感が鈍っている人…無くなってきている人。

私も煙草をやめて7~8年くらいになるでしょうか…
その後に口が寂しくてガムがやめられなくなり…
そのガムも不要となってもう2~3年は経ちますしね。五感はずいぶんと取り戻せた気がします。

いつもスマホで検索して
常に最適な選択肢を探しているばかりでは
五感は衰えていくばかりである。

五感が鈍っている方は特に男性に多いように経験的に思います。
ロジック、エビデンス…と常に科学的な立証を求め続けて
自分のセンサーを有していない人って多い。

おりからのノーベル賞受賞の祝福ムードに水を差すつもりも無いのですが
科学のエリアなんて、この地球上の多様な幾重もの命の重なりの中では
ホワイトボードにマジックの先で突いた1点に過ぎ無い。

五感とは自分を守るためのモノである。
そして五感の基本足る能力は全て
すでにママのお腹の中で出来上がっているのだ。

最も高次機能情報を得る視覚でさえも
出産時にすでに機能している。

という事は我々の五感の基本はママのお腹の中で得られた情報がもとになって
比較しているという事になる。

安全・安心なもの⇔不快・危険なもの

味覚の苦みが先天的に皆、嫌いなのは
毒を認識する為である。

ブログ(集中連載22)でも書いたように
胎内でその内側よりママの人肌に触れた触感を好適で安心・安全な触感として体に刻み込んで私たちはおそらく生まれてきます。
そしてそれに最も類似した感触は「百年杉の赤身・黒芯部」である。

ですから単なる杉ではなく…
どの杉よりもしっとりと艶やかである「百年杉」に触れると皆
「これはいい!凄い!気持ちいい!!」との言となる。

そう…体内の記憶…胎内での物差しを、おそらく呼び起こしているのであろう。

人肌に類似したしっとりとした触感は
樹齢100年程度の精油分が仏要であるし
白太(しらた)部はしっとり感が無いので
「人肌≒百年杉の赤身・黒芯部」なのである。

「尾鷲香杉」の床材には白太部が無く、赤身・黒芯部ばかりなのはそういった理由からである。

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我々はママのお腹の中で五感を通して心地よいと感じたモノを
安全。安心なモノ、事象…と捉え
逆に不快に感じたモノを不安、恐怖…と感じる事によって身を守るのである。

その五感が衰えて電気がなくては…スマホが無くては感じられないのでは
かわいそうに…ご同情申し上げるしかありません。

PCが普及して
それに夢中になる人間に対して
「そんなにやりたければPCを背負って歩けば?」…
なーんて昔、誰かに言った記憶があるのだが
スマホなんてまさにその通りの代物である。

もはや背負わなくても手中にある。

夕刻の空を見て
明日の天気を予測しろ…とまでは言わないが
電車内や飲食店にてデートをしているであろうカップルが
互いにスマホを見続けている光景を今や普通に見るにつけ…

顔色、表情、心、無理してる人…やせ我慢してる人、健康、疲れ…

人を見て
その人をおもんばかる事が
どんどんできなくなっていくのでしょうね。

何しろ見るのは人ではなく、電子の画面なんですからね。
それらの人たちが親になっても、我が子の顔は見ないのでしょうね。
スマホがメインで子供はチラ見。
だって、もう今からデート中の恋人の顔さえ見ないんだからね。

それでは五感も磨かれないどころか
消失していくのでしょうかね。

電気が無くては
【感】さえも働かないのでは
子どもや他者の“いのち”どころか
自分の“いのち”さえも守れまい。

五感…。
鈍ってませんか。

床が変われば、五感を取り戻して
人生変わるよ。

杉じゃないよ「百年杉」だよ。