「(仮)江戸時代に生を受けた杉」樹齢150年over!今しか買えない旬 ドキドキ 

弊社は樹齢150年杉の3番玉の板を所有している。

これはここ1年くらいなかったのだが、2年目にしてようやく入手した板である。

1番(元)玉は、地上より8mくらいで伐られて

2番玉は、そこから4m。

3番玉は…ですから地上高12mくらいから16mくらいの材なので

枝がボウボウ生えてるトコである。

1番と2番は高価で手が出ないのだが、3番玉なら買えるだろうと

頼んで2年目でゲットした板である。枚数は減ってきて10枚くらいしかないかな。

 

(これがその板である。写真でその迫力が伝わるであろうか?)
(これがその板である。写真でその迫力が伝わるであろうか?)

 

枝と言っても大木の枝ですからね。節は鬼太郎の親父くらいの大きさである。

この板は…今はほぼ全て「こぐちパネル」の製造に使用しています。

ですから現在販売されている「こぐちパネル」は全て150年杉という事になります。

お得ですね。

(木力が伝わってるであろうか どんだけ眺めてても飽きない生命感)
(木力が伝わってるであろうか どんだけ眺めてても飽きない生命感)

 

 

そして…この板を加工した際のその芳香は…もうたまらないのである。

 

いつも百年杉をいじっている私は

杉の香りには慣れっこになっているのですが…

この香りはまったく違う!

 

150年杉といえば…そう…我が国の発酵文化の器のあの杉である。

 これこそ、モノを腐らずに熟成させる力を有する香りなのだ。

 

板を加工する…

機械が150年の歴史を貫く…

「!」…物質を腐らせずに熟成させる香りがスパークする!

ふゎっと…工場内を150年杉の香りが包み込む。みんな笑顔になる。

 

あまい…あまい香り。香りに「あまさ」がある事を知る。

魅惑の香り。

 

こんな事を1年近く時々やっていたら…

 

人間というのは本当に恐ろしいもので

あれほど愛した百年杉に、私は次第にときめかなくなっていって…

駅にいても…商業施設にいても…150年杉の芳香をフラッシュバックする有様だ。

(実は百年杉の芳香をフラッシュバックする人は多い。脳が求めるのであろうか…そこに百年杉は無くとも香りだけがシュッ!っと鼻孔を通り過ぎるのだ。贈り物としてドイツに渡った百年杉が、贈られた現在の所有者のドイツ人が時々フラッシュバックしているってメールをもらったって話を先日聞きました。)

 

誰が…私が偉いとかではなく

私のような稀有な人間が誕生したのは

この現場感だと思っています。

150年杉をいじる…掘る…磨く人間のみが

150年間という期間がどうしても必要なモノ…

150年間がギュッ!っと詰まった木の命に触れる…

飛び出てくる木力!…その命に触れた者だけが感じることができる「いのち」!!!

スーツを着た人間には得られない「いのち」。

 

木の…杉の…素晴らしさを語る人間の9割5分…いやほぼ全ては

自分で木をいじる人ではないのが現代社会。

 

ようは

木をいじる人間は勉強不足で

木をいじらない人間にのみ、木の素晴らしさをアウトプットする能力があるという事である。

 

さて話は戻って…

すっかり私がヤラレちゃってる150年の杉であるのだが

その入手は10月~12月のほぼ3か月に限られるのだ。

もちろん産地は紀伊半島周辺。

 

そうまさに今なのだ!ドキドキ…。

 

私のビジネスパートナーの尾鷲の畦地製材所さんにも、さすがに150年杉となると無い。

倉庫内を探しまくっても…あっても樹齢120年くらいであろう…

 

だいたい大工さんだって

ほとんどの人は下手したら150年杉をいじらずに死んでいくような木である。

いじるのは…建具屋かな。

 

「建築には使える(=B材)だろうが、建具(=A材)には、まだ百年じゃ若いよな。」

って年季のいった建具職人さんに言われる押しも押されぬ…あのA材である。

 

そしてさらにさらに…

建具屋が欲しがるような上品なピンク色の赤身の150年杉には、ぼくはまったく興味が無いのである。

(読んでる人はついて来れてるだろうか 笑顔)

 

赤身部はイキの悪いマグロのようなグロイ黒赤のような色か黒…。

そう…木力(きじから)優先の150年杉である。

 

ピンク色の杉は最初の見栄えはいいのだが、美人は3日で飽きるかのように…

ほんとにおもしろくない…眺めようという気にもならないのだ。

香りも物足りないしね。

以前にも書いたが上品な吉永小百合さんのような150年杉ではなく

マリリンモンローのような色気の150年杉!!…滑稽なくらいの色気…木力を求めているのである。

 

見た目じゃなく、我々も杉も…中身が全てなのだ!!

ダークな色気の高樹齢杉である。

(なんで紀伊半島ではこんな杉ができるのか?はまた改めて後述しよう)

先日、2枚だけ”売ってあげた”…150年杉の板は長野の工房に嫁いでいったのだが

受け取った人はさぞかしビックリしたことだろう。長野には杉があまりないからね。こんな杉を見ることもあるまい。

桧を崇めてきたんだろうけどね。ムフフ。

(理解できるだろうか?…杉ももう、ここまでくると売りたくなくなってくるのだ

ただいつまでも眺めていたいのだ。いなくなるとさみしいのだ。)

右側の総赤身の板はkomaの松岡くんが欲しがった時まで取っておこうと思う。杉もここまでくると嫁ぐ感じで嫌なヤツにはお金もらっても売りたくないね)
右側の総赤身の板はkomaの松岡くんが欲しがる時まで取っておこうと思う。3番玉だから安いしね。杉もここまでくると嫁ぐ感じで…嫌なヤツにはお金もらっても売りたくないね)

 

ぼくが今まで約10年近く、この「百年杉」をお届けしてきて頂いてきた…

様々な魔法のような各種の症状改善の「個人の感想」ですが

150年杉になると、もう半端ないよ。たぶん。

 

物質を腐らせずに、熟成させる力を有した木力(きじから)!!

150年杉が存在してきたからこそ、この国の発酵文化があるのだ。

いわゆる「未病の為の住まい」にこれ以上ふさわしい素材はあるまい。

病気になりたい人もいないでしょ。

 

こうやって、ぼくは自分の五感に導かれるまま

従来は建具材か?高価な化粧梁としてしか使われて来なかった

150年杉を建築の素材としてスペックインした新シリーズを製品化していきたい。

そう…高価な1番玉と2番玉の赤黒い150年杉に手を出すのである。

 

さすがにここまできたら

我が国最高峰の杉!

いや、我が国固有種だから世界最高峰のSUGI!!を名乗ってもいいくらいである。

間伐材の有効利用だとか…

杉をまるでゴミのように扱うインテリはほっといて

ぼくはここまで下がってしまった、森の恵みの価値を再び引き上げることだけをやっていきたい。

森の恵みの価値向上のみをやっていって死んでいきたい。

杉でhappyな人を増やしまくりたいのだ。

 

150年の杉というと江戸時代の終焉~明治維新頃の杉である。

いまだ自動車も飛行機も無かったころの水と空気の中で生まれた杉である。

 

資金に限りがあるから、その量はあまり確保できないが

とにかく弊社にはいつでも150年杉がある状態を作っておく事にしよう…

うぉー!自分で書いていて、シビれてる!

注文もないのに、こんだけの杉を用立てるバカも史上初であろうか…杉バカここに極めり。

 

板の当用買いではなく、丸太の全ての部位を

板にしてもらって責任をもって買うのである。1番玉から4番玉まで買おうと思ってます。

何本買えるかな…。ドキドキ。

 

しかも嫌なヤツには売らないようにしよう。

木(杉)くらいそうじゃなきゃ、世の中良くならないのである。

世の中のイイやつを増やさなきゃ売り上げは伸びないのである。がんばってイイやつをふやそー!!

えいえいおー!!!

 

あぁ経理になんて言い訳しようか(苦笑)