『百年杉』の専門会社 加藤木材

「(仮)「江戸時代に生を受けた杉」⑥ 鮭と杉…その入手法

『百年杉』の専門会社 加藤木材

新製品である
「(仮)江戸時代に生を受けた杉」の話に戻ります。

「百年杉」の上をいく最高品質の杉材です。
お金で買える限界点の杉です。
限界点の品質ですから限界点の効果・効能が期待できます。

(新製品イメージ)

 

●使用用途としましては、身近に置いて、その触感と芳香を介しまして
様々な「杉の効能」を享受していただきたいので
床材・壁材という事になります。
●材の寸法は使用したい場所を考慮して決定致します。

●販売先は基本的に施主予定者さまとさせていただき(建築業界プロの方々が最高品質の杉をお使いにならない理由は前回までのブログで記して参りました。私どもはこのような価値ある日本の財産たる杉SUGIの価値をご理解いただいて更に求めてくださる方々とつながらせていただきたいと考えています)

使用予定場所にうまく収まる為の各種の「打ち合わせ」は
設計・施工者であるプロの方々と我々が直接お打合せをさせていただきます。
施主予定者さまはご使用希望場所をお伝えいただければOKです。

●「見積もり価格」を提示させていただきます。
最高品質の杉材ですから価格も安くはございませんので
限定的な小規模な使用…寝室だけ…リビングだけ…などでもOKです。
その他は価格相対的的には安価になる「百年杉」にして
ご予算のバランスをとっていただくなどの判断をしていただければと存じます。

 

ただし…ご入手までに実に大きな枠組みがございます。

鮭が帰ってくる時期…遡上は9月~11月期に限定されます。
これは誰にも変えられません。どんなにお金を使っても無理ですよね。

この「(仮称)江戸時代に生を受けた杉」の原木入手時期も
1月~3月くらいに限定されます。

こういう超高品質高樹齢材を…
水分を大量に吸い上げて、しかも幹の中に大量に保有している夏期に伐る事は原則的にあり得ません。
伐期は9月~12月くらいで

これだけの高樹齢材はたくさん存在しませんし、そうそう伐られませんから
伐採計画の情報は早々に里に下りて
高樹齢材を欲する限られた製材所に伝えられます。
森林所有者は価値ある杉を高価に買ってもらいたいので
たくさんの業者に関心を持ってもらいたいのです。
我々はその情報を順次入手しながら
丸太の映像などを見たりしながら、丸太購入への工程と手段を練ります。

伐採された超高樹齢材は、そこから「葉枯らし」放置されて乾燥進行を促進させて…
丸太が里に下りてくるのは1月~3月になります。

「丸太はオバケ」です。
外観からは価値あるように見えても中身が、からっきしの場合も多々ございますので
とてもじゃありませんが立木では買えません。リスクが大きい。

 

築地の仲買人さんが

マグロの品質を尾を切った部位をみて品定めをしてますよね。

あれと同じ。「見なきゃ買えない。」

 

山単位にて一帯の杉全部!…という買い方もあるのですが、それらは我々のアプローチとはまた違ったスタイルでして

ピンキリの玉石混合の素材全てを買う事によってその先の選別を進める考え方なのですが

我々はまるでマグロの一本釣りのように

ピンポイントで最高品質の超高樹齢材を狙っていくアプローチなのです。

あくまでも高品質至上主義なのです。

 

「産地が●●だから良い」とか「葉枯らし材だから良い」などの過程の評価ではなく
結果主義なのです。品質第一主義なのです。

 

そしてそれらの超高樹齢杉材が製品となるのは早くても4月中旬くらい。

「(仮称)江戸時代に生を受けた杉」のお申込みのご相談が仮に5月頃であったのなら
約1年後の納材となる製品なのです。

何でもかんでもスマホで申し込んで即!ゲットの時代である現代人には信じられないでしょうが
「(仮称)江戸時代に生を受けた杉」はそういう製品ですし…

「杉で健康」→「最高の杉とは?」→「高樹齢材」→「入手可能限界点は?」→「樹齢150年~250年が限界」→「それらの入手方法は?」

…とトレースしていきますと
このような入手ローテーションになるのです。

それでも
ご自分で植林されて150年後を待つよりは早い入手ですし
150年~250年の生命力を宿すためには
まるで自然界の実生の木の状態のような
キビシイ環境の創造たる超密植植林が必要でしょうし
という事は…150年間に渡る5回~10回の間伐作業も必要になってきます。

そう考えますと…
江戸時代の人が150年後~200年後の伐採を見込んで植えた
「江戸時代に生を受けた杉」がわずか1年で入手できる事なんて
非常に容易にしたシステムだと感じてはいただけませんでしょうか。

住まいの主役は「木」であって
更にそこに「杉SUGI」を見出してくださる方であって
そしてそして近未来に【住まいづくり】をお考えの方は

たった「4畳半ひとつの床材」だけであっても
ご検討いただきたいのですがいかがでしょうか。

有限会社 加藤木材
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