『百年杉』の専門会社 加藤木材

皮膚

『百年杉』の専門会社 加藤木材

前回記した…我々はヤドカリの「貝殻」である。
多少考えはするのだが我々は「貝殻」であって「脳」が「宿主」であってヤドカリである。
「貝殻」である我々には策を講じられない事も
「脳」にはそれが可能であるのだ。
その話の続きである。

ここでは記さないので
弊社HPの「百年杉の八か条 第2条」の冒頭ををお読みいただきたい。
https://woody-katoh.com/choice/
まったく…
恐ろしい話。凄い話である。
「脳」による「種の保存」の為の母体を守る「策」への冷徹なジャッジメントである。

化学物質過敏症のほとんどの方が女性であることも
免疫性疾患(免疫力が自分の身体を攻撃してくる)に女性が多いのも
この妊婦さんの話の脳独自の選択の話とも関係があるのかもしれませんね。
母体が無くなれば種は絶えますからね。

脳は母体を守る為に何かの判断を独自にしているのだろうか。

このように「脳」にはヒューマニズムなどは無く
ただただ冷徹に「いのちが太くなるのか削られるのか?」という
ジャッジを繰り返しているようなのである。

さてそれでは前回記した
いったい福島第一原発で廃炉作業をしている作業員の方々の「脳」は
いったいどういう経路にて付近の放射性物質を探知したのであろうか?

まずやはり「貝殻」である我々の指先は
木の年輪の微細な凹凸という
およそ1/1000ミリの凹凸を感じる事のできる高感度センサーは有しているのですが
その指先でそこに放射性物質が存在するのかどうかの探知を自覚できません。

そして体内に入ってしまった放射性物質であるのなら
「脳」はそれを体外に出すようなデットクス「策」を講じるであろうが
鼻毛・耳毛のフル増産という「策」を講じるということは
いまだ体外にある放射性物質の侵入を妨げるための「策」である。

そうかんがえてみると
どこが「脳」というヤドカリに進言したのであろうか
「脳」は「貝殻」である「私たち」には不可能な
「具体策」を講じる事が可能なようなのだが
現状報告+危険性はどこが進言したのでろうかと考えてみると…
はやりそれは「皮膚」をおいてないのである。

私たちの自覚としての「五感」としては感ずることのできない放射性物質の存在を
「皮膚」は探知が可能であり、更には「貝殻」である「私たち」の五感を介さずに
直接ヤドカリである「脳」に伝えている。

そう…そういった「能力」を持たない「私たち」を通さずにスルーして
「皮膚」→「脳」で重大な判断をし続けているようなのである。

 

そう考えれば理解できるのではないだろうか。というかそう考えなければ理解できない。

空気の良い地方から進学・就職してきた方々もよく話される
「東京に出てきたら鼻毛が伸びるのが早くなった気がする。」というのも…

木工作業時や石・ブロック切断作業時に
おがくず・粉じんが舞う作業をしてると
鼻毛がたくさん伸びる気がするのも…

全ては「皮膚」が単なる高感度センサーではなく
更にその状況を分析して危険度を思考し
注意報や警報として「脳」に伝達して
司令塔たる「脳」が鼻毛増産という「策」を講じているのではないだろうか。
そう…「私たち」はそこに介在する機会はどうやら無いようなのである。
われわれ「貝殻」は無視なのである。

そう考えると【衣食住】の【衣】に関しても
単なる高感度雨雲レーダーではなく
まるで気象庁のように「皮膚」は思考しているのであれば

「皮膚」が心地よいと感じるであろう
オーガニックな素材を着衣とすることは大きな効果がありそうである。
特にインナーは常に直接「皮膚」に触れているのであるから
効果は絶大であろうか。赤ちゃんとか幼児は特に大きな差がつく感もある。

「可愛さ」だけでなく幼児の「皮膚」が好適ととらえる事が可能な【衣】という事である。

「思考可能な皮膚」が
不快なケミカルな【衣】に気を取られて
その能力の発揮にリミッターを装着させてしまう事だって考えられそうである。

考えてみれば臓器の移植は可能であっても
私たちは皮膚の移植は不可能である。

「皮膚」とは
現代社会の我々が思考するよりも
もっともっと「私たち」の心身に大きな影響を与える
思考する臓器のようなモノなのではないだろうか。

「皮膚」が好適ととらえれば
その報告を「脳」がキャッチ。
「脳」は全臓器~血管に対して…
「今のままでいいですよ~。Easy! 緊急時にはまた無理を頼むから
今は頑張り過ぎずにね~」という指令を送って
事はうまく回るのでしょうが…

我々の身体から発する湿気を吸湿しない素材に触れ続けていたり=現代住宅の床材
ケミカルな着衣がそうであったり
着衣より発せられる柔軟剤などの化学物質や
農薬・化学物質・放射性物質などなどを心身の周囲に察知した場合は…

「注意報・警報」を「脳」に進言して
「脳」がその危険準備状態を全身に伝えているのであれば
鼻孔や毛穴も収縮させて
呼吸は浅くなり、体内~脳への酸素流入量は減って(脳の主食は酸素)
自律神経や血管などの慢性的な過緊張状態が続くのでしょうからね。
それでは慢性的に様々な不都合な症状や新たな病魔が狙ってきそうですよね。

私たちはもっと「皮膚」に敬意を払った方がいいのではないだろうか。
【衣食住】の【衣】と【住】がその中心であろうか。

(参考文献 「皮膚は考える」 傳田光洋著)

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