桑沢デザイン研究所さんにお話しをしに行ってきました。
もうかれこれ5年目くらいでしょうか。
加藤の「百年杉」しばりの課題家具作品の製作の前段の「木(杉)の話」でございます。
たった1回の拙話にて
若きみんなが木材マイスターになれるわけはないのだけれど
今は「検索」することは容易い時代なので
ちょっと詰め込み過ぎでも構わないから
「知識の流れ」と「木は人のよう…」であるとか…
木の奥深いストーリーの雰囲気を知ってもらって
何年後かに…「あぁあの時、加藤が言ってたのはこれかぁ…」となれば最高っす。
更には木を生かすには刃物が必ず必要ですから
刃物はありがたいけど危険なモノであること。
電動工具は音が大きいので大きな声を出さなければ危険な前兆を相手に伝えられなこと。
ようは互いにリスクを排除すべく声を掛け合うだけでなく
「(聞こえてるよ)はい。了解!」という返事が重要であって
「あうんの呼吸」はダメだよ。…とかとかそういう実務の話もしてきました。
そして最後にちょこっとだけ
あえて杉が…そして香り豊かな「百年杉」を素材とした家具を製作するというデザイン…。
その長所と特性を知って生かして発信して…というところと
他の樹種も悪くないんだけど
こんな乾いた時代だからこそ
潤いの「百年杉」が必要だとぼくは思うんだけどね…
と話してきました。
実際に弊社の「百年杉」の材を多くの生徒さんが
おそらく無意識に…
「なでて」…香りを「かいで」…という所作をしていて
皆、心地よさそうな素敵な笑顔が広がって…
ぼくはもう満腹感いっぱいで学校を後にしました。
みなさん怪我せずに頑張って作ってね~
良い作品はブラッシュアップしていって
弊社のweb shopで販売していきましょうね~