史上初の【200年杉】のお部屋

杉が他の樹種と決定的に違うのは
そのほとんどの場合、人によって植えられた木であるということです。
言わば情熱の継続…リレーのようなモノがそこにはあります。

「百年杉の加藤木材」は「百年杉」を専門的に扱う会社なのですが
この「情熱のリレー」の最大限度のものはどれくらいかと言いますと…
樹齢で言うと200年…250年くらいになろうかと思われます。

別の言い方をすれば「お金で買える限界点の杉」とは樹齢250年くらいということになります。もちろんそれ以上の樹齢の杉はこの世に存在しますが、それらには残されている理由がありますから、まず伐られることはあるまい。

私たちがこんな乾いた時代に

杉に求める…
他樹種と比較してのダントツの空気浄化能力と鎮静効果は
香りの濃厚さに比例し、そしてそれは樹齢に比例しますから
また別の言い方をすれば…

「最高品質の杉」=「樹齢250年くらいの限度とする高樹齢杉」

ということになります。

 

「住まい」には木も必要ですが
情熱や能力を持った「人」も必要です。
設計やデザインする力…施工する力…施工者の力を束ねる力…。

そして人の力…能力には優劣というより「個性」という側面も強い。
それに「相性」というものもでてきますかね。
人間は知性の生き物であるがゆえに「相性」がある。
「個」と「個」の互いの溢れんばかりのスキルであっても
それが融合せずに、力が発揮できない場合も多い。
そう「絶対的な人間の能力」というモノはおそらく存在しない。

 

けれども樹齢200年の杉には樹齢60年の杉には絶対に到達できない…持ちえない力…
そういう「絶対的な森の恵みの力」が存在します。
20歳の若者には無いのだが80歳の賢者には有するもの…。

江戸時代に植えた杉…いまだ飛行機も自動車も無いころの空気…雨にて成長してきた杉。
杉の能力の大小ではなく…おそらく60年杉には無い…ゼロの能力が200年杉にはあります。
それくらいの差異だと私は経験的に考えています。

 

そうやって「住まい」づくりを考えていきますと
設計…施工…といった能力の差異というより持ち味である
「ひと」の選択からはじめるより…
「木(杉)の選択」からスタートさせるという考え方はもっとあってもいいはずです。

「ひと」より先に「木(杉)」選び

ということである。

今の建築業界の杉を使う際の発想は、おそらくは…
「害が無いから使う」というところであろう。
ですから、ほぼほぼ品質にはプロは興味がない。
多少はこだわりがあるようなプロであっても…やはりそこはソコソコの品質を求めて…
弊社のような「物凄い杉」には、プロは誰も興味を持たない。
ある意味、「最高の杉」を使いたくても
ユーザーさまは、もはや自分で探さなければ到達不可能な世の中である。

「住まい」づくりのスタートを…
設計士選び…工務店選び…からはいらずに
【木材えらび】…【杉えらび】…からはいって
岡山からわざわざ弊社にお越しになり…

先に加藤の【200年杉】と【百年杉】を使うことを決めてから
できる範囲にて、設計施工店さん選定のご助言を差し上げながら選定…施工…
そういった「木(杉)ありき」のお客様のご自宅が岡山県で完成いたしました。

(こんな杉床は今までこの世に存在しなかったはずである。)

 

このKさんという方が
わざわざ岡山からお越しになったという行動力にはまったく頭が下がりますが
前述の通り、そこまでご自分で「歩かなければ」もはや最高の杉は入手できない世の中なのである。
もはやプロ任せでは不可能なのである。

もちろん木(杉)は適材適所ですから、何でも高樹齢杉材がいいとは言わない。
けれども、私たちの人生の1/3は自宅の寝室にいますし
寝室に求めるものが
安らかな深い睡眠であったり
たくさんの酸素が体内に取り込めるような深い呼吸の睡眠であったり
別の言い方をするのなら、求めるものが…
副交感神経が優位になって弛緩した状態と
交感神経の抑制がはかられるような深い深い鎮静状態であり

それらの質の高い睡眠による結果として求めるものが

赤ちゃんや子供の脳と心身の創造とわたしたちの脳と心身の維持であるのであれば

絶対的な木は高樹齢の杉材であり
現状の我が国での入手可能な限界樹齢は樹齢約250年なのです。

さてここで我が国の建築の歴史を振り返りたい。
樹齢200年級の杉の木はいままでも使われてきました。
しかしそれらの大木がいままで使われてきた動機と発想は…

その太い径を利用したい時(社寺などもそうですね)…
幅広の豪放な木目を楽しみたい際(和室の天井板などですね)…

といったところが、登呂遺跡以降の
我が国の2000年近く続く建築業界の発想であったのですが

その空気浄化能力…鎮静効果物質の放出…
足裏に感じるしっとりとした精油分を心地よく皮膚と脳が感じることによる
全身の自律神経や臓器への好影響といった…
「住まいの空気と皮膚の好感触」による家族の心身の幸せにつなげるべく
樹齢200年の大木を切り刻んで
10.5畳の寝室の床壁天井全てに200年杉をスペックインさせるという発想は
おそらく2000年の我が国の建築史上初であり、
更に言うなら、乾いた森ばかりの欧米には
湿潤な森の恵み足る杉のような香る樹種が極端に少ないから
【住まいに香る木を使っての恩恵】という発想自体がないので
おそらくは世界初であり世界最高品質の香るお部屋なのである。

ほぼ世界初!のことなのである。
まったく凄い施主がいたもんである。Kさん凄し。

今までの弊社のお客様は…その全ての方々はこれらの「狙い」をもって
【高品質な百年杉】を身近においてくださってきたのですが

その品質に関しては【百年杉】を超えるこれ以上の杉はないというクラス。
樹齢200年杉のみのお部屋なのである。
(正確には樹齢180年~230年の8本の丸太の杉を使用)

実は私はもう1か月も前に岡山市に200年杉部屋の体感にうかがってきたのですが
なかなかその体感した感覚をなかなか書けませんでした。

結果から申し上げるなら
ここまで違うとは…という「驚き」でした…。

以降、記していきますね。