百年杉と睡眠:百年杉8ヶ条の4

第2条で記したように「百年杉の探求」の発端は「睡眠」でした。
お客様の「個人の感想」による数々の「睡眠」の症状改善報告…。

それでは睡眠とはいったいどういう行為でしょうか?

「我々は疲れたから眠るのではなく、脳の創造と機能維持の為に眠るのだ。」

百年杉と睡眠

…とは「発達障害と幼少時の睡眠」との関係を著作の中で記されている、ある小児科医の先生のお言葉で、何度も出てくる台詞なのですが、確かに我々の脳は「睡眠」によってのみ創られて、その望むべく「睡眠」を得られなくなっていって、脳は衰えて召されていくのです。

数字で検証しましても…
赤ちゃんは胎内ですでに、「脳を創るレム睡眠」を得て脳を創り始めていって、胎内中期にはすでに、いったん創られた脳機能の維持をすべく、「脳機能の維持+チャージ回復」の睡眠であるノンレム睡眠を得ます。

そしてこの世に生を受けた瞬間である出産時に、赤ちゃんは…
「脳を創るレム睡眠」が8時間
「脳を維持するノンレム睡眠」が8時間の合計16時間の睡眠時間。
そして「覚醒」が8時間の合計24時間になっています。

そして誕生のこの日が、この人間が最も眠れる日のピークでもあるのです。

「誕生」の日より、この子は徐々にジワジワと睡眠時間を減らしていって、

  • 1歳時には…
    「レム睡眠」を極端に減らしていって3時間
    「ノンレム睡眠」はちょっと増えて9時間の
    合計睡眠時間は12時間に減らしていって
  • 10歳時には
    「レム睡眠」は更に減っていって2時間
    「ノンレム睡眠」もちょっと減って8時間の
    合計睡眠時間は10時間に減らしていって
  • 20歳時には
    「レム睡眠」はそのままに2時間
    「ノンレム睡眠」は更にちょっと減って6時間の
    合計睡眠時間は8時間に減らしていって

この睡眠時間の長期減少傾向は死期まで続くのですから、「まさに人生とは眠れなくなっていく道程」とも言える訳です。

そうなのです。
これをお読みの貴方が、去年より…先月より…先週より…いや昨夜より眠れなくなっているように、お感じになるのはまったく正しいのです。ですから「百年杉」の存在は大きいのです。

その過程で「百年杉」の芳香によって「以前より、眠れるようになった気がする。」といった個人の感想を多くいただけるわけなのですから、ほんとにこれは大きい。

さらに分析を進めましょう。

「三つ子の魂百まで」

脳を創る睡眠でありながら、極めて眠りが浅く覚醒しやすい睡眠であるレム睡眠は、前述の通り0歳~3歳時期に多くあります。

我々人類は、己の最大のストロングポイントたる「知能」を、充分に発達させてから次世代を産みたいところなのですが、それでは(頭が大き過ぎて)産道を通れません。

そう、我々人類は、ある意味「早産」の宿命を負った生き物なのです。
そして出産以降(~3年間)に急速に脳を発達させる生物でもあります。

人間に大切な眠り

脳には数百億の神経細胞がありますが、これらはシナプスという、いわば接合装置を介してネットワークを作り、脳が働くための情報を伝達しています。
この脳機能のスタートラインとも言うべき、シナプスの完成がやはりおよそ生後3年。

「三つ子の魂百まで」=いかに未完の脳を成長させる為に、誕生後の3年間の睡眠が重要であるかがお分かりいただけるでしょうか。

今風に申し上げるのであれば、「3歳までの睡眠で、その子の一生の情報処理能力の容量が決まる。」と言うのは言い過ぎであろうか。

実際に赤ちゃん、幼少期の睡眠(障害)と発達障害の関連を指摘する論文は、もはや100を超えているらしいのですが、これらの事が若きママやパパになる前の方々に、広く共有されている感は持てませんので、「百年杉」という具体案を持つ私たちとしては心を痛み続けています。

赤ちゃんが産まれたら「百年杉」!赤ちゃんが生まれる前から「百年杉」!というのは急速な脳の発達を促す生後3年間の睡眠の為に、大量の酸素を脳に届けて眠りの浅いレム睡眠時に覚醒させづらくするための具体的な対案です。

また、3歳までの睡眠状況という過程が、未完の脳の創造には実に重要であるのに、全国一斉の3歳児検診時に「要発達障害の疑いあり」とのジャッジメントを、リリースする現行の仕組みは遅きに失している感があり、それ以前の睡眠状況の要改善指導によって、各種の症状改善の可能性は大きいのではないでしょうか。

赤ちゃん、幼児がいったん眠りについてから頻繁に起きてしまうという事は、眠りが浅いが…(そこが難点)脳を創るレム睡眠時に覚醒してしまう事によって「あぁ、我が子は、今夜も脳の創造の機会を逸してしまった。」…のような感覚をママやパパに持っていただきたいのです。

睡眠に最重要なのは“屋内の空気”であって、脳が欲しがる“酸素”を脳にたくさん届ける睡眠には、“森の恵み”である植物の精油分が源の芳香が感じられる空気…言わば“森の香”が香る場所で眠ることが重要です。

最新のサイエンスよって、その“森の香”の中で効果が高いと認められてきた素材が “杉SUGI”…杉の中でも“森の恵み”がより強いものが“百年杉”であるということが具体的にわかってきたのが現状です。

以下、屋内空気質と杉に化学に関する事を列挙致します。

「劣悪な屋内空気質(=Indoor Air Quality=IAQ)は子どもの集中力、計算力、記憶力に影響を与える」

(アメリカ環境保護庁 2000年)

「現代生活において、人々は90%以上の時間を屋内で費やす。我々は空気中に存在するあらゆる汚染物質に食糧と同様に考慮しなければならない。建材・接着剤・ペンキ家具やその他のものは空気汚染の代表的な原因である。」

(世界保健機構WHO 「健康な屋内空気宣言」2000年)

「屋内からは数百の揮発性化学物質が検出され、中には有毒性や発ガン性、突然変異を引き起こす性質を持つものもある。例えば欧州のぜん息患者の20%は屋内で吸引した物質によるものとされている。」

(EU共同調査センターJRC 2003年)

「杉の空気浄化能力は屋内に存在する(喘息などの主因である)二酸化窒素(NO2)を70%~90%減少させる。」

(大阪府環境情報センター 2004年)

「マウス実験よる杉の芳香の吸引によって副交感神経の弛緩だけでなく、交感神経の抑制という深い鎮静効果が得られることを発表。」

(「樹木香気成分の吸入による神経・生理に及ぼす効果」岐阜大学応用生物科学部 応用生命科学過程 分子生命科学コース 光永 徹先生 2015年4月4日 日本の杉セミナー資料)

「同じ杉でもその個体差による空気浄化能力の大きな違いについて数値を用いて言及。」

(「森を育て健康で快適な住まいを創る」 京都大学総合生存会館 川井秀一先生 2015年1月11日 日本の杉セミナー資料)

「三つ子の魂百まで」という我が国の経験学問の言葉の裏付けをもうひとつ。

人体にはヒト細胞の3倍以上に相当する100兆個以上もの細菌が常在している。
つまり我々を構成する細胞の70%~90%がヒトに由来しない。こうした細菌は地球上の微生物の無作為集合体ではなく、ヒトと共進化してきた独自の群れであり我々の生存には不可欠だ。構成は3歳くらいまででほぼ決まり、指紋のように個々人で異なる。その最も重要な役割は先天性、後天性に次ぐ第三の免疫である。

(「失われてゆく、我々の内なる細菌」マーティン・J・プレイザー著 みすず書房 より)

そう…プールのような殺菌された水で泳いでいては、技法は学べても、第三の免疫力という菌の付着の機会を逸してしまうのです。
3歳までに…海や川で遊んだり、土壌消毒されていないフィールドで泥んこ遊びをすることによって、身体にたくさんの菌を付着させる事が可能なのである。
殺菌、抗菌…そういう考え方自体が問題だらけなのである。

発酵食品

そして我が国独自の本来の「発酵食」(残念ながら今やあまり販売されていないが…)を、3歳までに食する事の重要性。
「三つ子の魂百まで」という先人の言葉の重要性を再認識するとともに、ママとパパの選択によって、赤ちゃんの未来が大きく変わる事を教わるのだが…、避妊の方法は教わっても、ママやパパになる前のふたりが、Happyな家庭になる為の【衣食住】を学ぶ機会…、仕組みが無い現状に危惧を覚えるのは私だけだろうか。

ちなみに第1条でも触れたように、発酵食づくりの器は高樹齢杉の赤身部である。
実際に「百年杉」赤身で作った容器に無調整豆乳を入れたところ、種菌を入れずともヨーグルトに発酵させたこともあります。

第5条でお話しさせていただくが、「百年杉の床材」である「尾鷲香杉」は赤身部のみですから、そこで赤ちゃんがハイハイする事による、身体に付着する菌の質量という恩恵もあるのではないだろうか。

話を睡眠に戻そう。

私たちは、長さとして人生の約9割を屋内で過ごし、人生の約1/3は自宅の寝室で過ごすのである。
量としても毎日、飲食物の5倍もの量の空気を吸って、更に子供の体重当たりの呼吸量は大人の2倍になります。

いかに人生において睡眠が重要であって、更には、睡眠には屋内の空気が決め手で、具体策としての「百年杉」をご理解いただければありがたいです。

更にもうひとつの皆さんの大きな脳の関心事の「認知症」についてもお話しすると…

「いや、私はもう年をとったのですから、脳の創造は不要で、脳機能の維持だけをしてくれればいいのですよ。」とのお考えの方は多いのでしょう。

弊社では…脳は常に使って創って…を続けることによってのみ維持される…
まるで「筋肉」のようなモノではないだろうか?…と考えています。
脳が創られるレム睡眠は一生必要なのではないでしょうか。

我々は毎日歩くことによって、筋肉増強ではなく、筋肉状態の維持に努めています。
脳も毎晩創られる事が重要ではないでしょうか。

お年を召した方の…、「脳の創造の機会」=(眠りの浅い)「レム睡眠時」の頻回覚醒は、やはりよろしくない事のように思います。
まるで歩かなくなった人間のように…。

毎日、毎晩ある程度我々の脳は創られる事によって、維持が可能になっているのではないでしょうか。
創造される事によって、唯一老いをカバー…緩やかにという考え方です。

脳創造の機会のレム睡眠は、通常夜中に4~5回訪れますが、このレム睡眠時こそ「眠りが浅い状態」でもありますので実に覚醒しやすいのです。
夜中に2回起きてしまう方は、一晩に4~5回しかない「脳の創造の機会」を2回逸しているという事になります。

年配の方々の「夜間多尿症」=唯一の脳の創造時であるレム睡眠時覚醒なのですが、どうしてもその際には眠りが浅くなるので目が覚めてしまう=「頻回覚醒」が、「百年杉」によって消失=レム睡眠時に脳の創造が促進されるのでは…、という実験を東京医大の安藤恵子先生と東京大学附属病院の小倉洋子先生とご一緒にさせていただいて、東京ガスのPHBCセミナーで発表した際の業界新聞の切り抜きを引用させていただきます。

2010年4月5日森林新聞 切り札は低温乾燥 ※クリックで大きい画像が開きます。

このお年を召した方々の夜間多尿の消失の為の方法として、各種のサプリメントも発売されていますが、脳に大量の酸素を届けるという意図において、百年杉とサプリメントは大きく狙いが異なりますので、そこを押さえていただくとわかりやすいと思います。

現状の屋内空気質を「百年杉」を寝室に招くことによって改善して、大量の酸素を脳に到達させる睡眠にすることによって、覚醒回数が減ったと思われる事例は多々あるので、ご一考いただきたい。

皆さまが皆さまらしく召される為の具体的かつ重要な提案だと考えています。