【桧の香り】は薬臭いのか?!

先日、あるエコイベントにて長野の桧を中心とした木工の会社の方にお会いする機会がございました。

以前からリスペクトしていたので、その会社の専務さんと隣どうしのブースでしたので

色々話せてよかったです。

「実はうちの社長は、今の若い子は木の香を嗅ぐ機会が無いから

”桧の香り”を薬臭いと感じる人が多いって危機感を感じています。お世話になっているS大学の先生もゼミ学生にそういう子が増えているようなことをおっしゃっているんです。」

 

なるほど…桧の本場!の長野の木工屋さんとしては

居ても立っても居られないような…気をもむお話ですね。とお答えしながら

専務さんには、ぼくの考えを述べさせていただきました。

(【百年桧】のリフォーム時に使用の「上がりかまち」です。加工してて凄くイイ香りです。)

桧の香りはやる気になるというか…覚醒作用があります。

しかし常に神経系が過緊張状態にあるような現代社会においては

これ以上の「覚醒」は勘弁してほしいから…いいかげんもうちょっと休みたい時に休ませてもらいたいから…

”桧の香”を遠ざけようとしているのではないのでしょうか。

(特に”五感”がまだ正常に近い…若い子は…)

 

現代社会においては

私たちはありとあらゆる刺激(プレッシャー)にさらされています。

放射性物質をはじめとする多くの化学物質。

白色LEDの光害…。

効率化・最適化のマニュアル管理社会…まぁ記せばキリがないけど…

 

そして「不快な触感」。

 

胎内でのママの人肌を「安全の触感」と記憶している私たちは

通電性…透湿性のある柔らかく温かい素材を好適ととらえますが

そういった素材は土と紙と木…木というより杉…杉というより【百年杉】くらいなのですが

 

それらに触れる機会がほとんどなく

タッチパネルやキーボードばかりに触れているわたしたち現代人は

おそらく皮膚が脳や神経系に対して

「不快→安全な触感ではない→警戒注意報」を発令し続けているのでしょうから

注意報アラームが鳴りっぱなしのような

過緊張状態の継続でしょうからね。

常にチクチクと刺激を刺されているような状態ですから

もう本能的に、さらなる「覚醒」を嫌がることは想像できると思います。

(たまに桧をいじるとその芳香にて「眠気が吹き飛びますね)

 

私は上記の理由により、”桧の香”の人気は

これからも長期低落傾向になると考えています。

赤ちゃんや幼児には受け入れられるかもしれませんが

それ以降はキビシイ状況になるのでは…。

(経験としても…充電中の子は桧の香を嫌がる子が多い気がしますしね)

 

でも毎日毎日【百年杉】に囲まれて仕事をしている

私を含めた弊社スタッフはみなたまに加工した際の…

【百年桧】の香りが大好きでして…皆、寄ってきます(笑顔)。

やはりこの世は

陰と陽

太陽と月

光と影

交感神経と副交感神経…で成り立っているわけでして

 

この国の人間が数千年間そうであったように

杉がスペシャルスタンダードとして

身近に当たり前にあることによって

休息…鎮静…安眠…安らぎ…を得られる状況が継続するからこそ

覚醒…がんばり…努力…への応援である「桧の香」も

心地良く感じることができると思うのであります。

 

呼吸も「はく」から「吸える」わけでしょ。

やはり先に「鎮静」があるからこそ「覚醒」でがんばれるわけでして

この国の木材は…杉の価値が見直されない限り、桧も売れないのです。

 

 

 

 

 

 

ほぼ満員御礼 ロハスフェスタのボランティアスタッフの方々

【(ほぼ)満員御礼!ロハスフェスタ】

光が丘公園でおこなわれるロハスフェスタの実施は9/16(土)~18(月)の3日間ですから、実施はまだなのですが…
【百年杉の加藤木材】出展ブースのお手伝いの方々がなんとか満員御礼にて感激でございます!
みなさまありがとうございます。

お手伝いの方々の多くは実はお客様です。
そしてなかにはご注文いただいている商品のお届けを待っていただいて…
「イベント前でバタバタしてまして…」…
それなのにお手伝いいただく方もいらっしゃいます。ありがたや×2でございます。

人生の先輩である方々におかれましては、身近にお孫さんがいらっしゃらない方も多く…
弊社ブースにはちびっこ大集合ですから…手伝いに来ていただいて…「子どもたちの勢いのある”気”」をいただけるチャンスなのです。

お子さんのお相手をされるお仕事を目指してる学生さんとか…
今は充電中の若い子も…こういうエコイベントはトラブルがほぼ無いので
社会との接点をもってもらうことで、励みにしていただいて…

また「住」だけではなく「衣食住」が重要ですので
オーガニックカフェのオーナーシェフさんにはお店のPRも兼ねてワイワイ楽しくご活躍いただければ嬉しいです。

このように自画自賛にも聞こえてしまうかもしれませんが
(そんなつもりではなく…)
ちょっとだけ「おせっかい」をやくだけでhappyな伝播ってあると思うんすよね。
あなたの身の回りにもありますよ~

”農”は農福連携とか素晴らしいトライをされています。
どうも…木や建築はそればっかにとらわれてるケースが多くてhappyが広がっていかないノリ多し。すそ野がね…。

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「そんなイベントやって仕事につながるの?」って影の声はよく聞こえてくるのですが…
そーいう考えだから楽しくないし
人も寄ってこないと私は言いたい(笑顔)!
もちろんお仕事は重要なんだけど
それにつながることしかやらない人って楽しくな~い。そばにいたくな~い。

さてそれにしてもこの秋は1500丁!(驚)もの輪ゴム鉄砲を現在製造中でして…ほんとにもう…「端材がございません」マフィアだってこんなに作らないよね(笑)
そこでみなさま…「お仕事くださ~い!!」(笑顔)いつまでも端材利用の輪ゴム鉄砲づくりワークショップができるように…【百年杉】の家具やリフォームのお仕事いただけませんでしょうか?ご検討をよろしくお願い申し上げます。(笑顔)

たった3枚の「こぐちパネル」

詳細は伏せておきますが…

都内のある区立小学校のある教室に、たった3枚の「こぐちパネル」が置いてあるそうです。


http://woody-katoh.com/portfolio-item/koguchi-panel/
担任の先生が教室の空気を変えるために自費でご購入されて置かれたそうです。夜間見回りの警備会社の方も…この教室だけは「イイ香りがして楽しみなんです。」との事。

 

「香りは樹齢」「香りは湿度変化時に放出」「こぐち部は板目の100倍の湿度変化時の反応速度」…この「こぐちパネル」以上に単位面積あたりの鎮静効果の香りがする杉材はこの世に存在しないはずです。

「我々の身体のつくりは…毒水を飲んでも死にぞこなうけど毒ガスイチコロのつくりなのよ。」

(もう10年近く前に大学病院勤務の先生におしえてもらった言葉です)

 

さらに勉強を進めてきたら命を守る価値観である「五感」のうち一番早く身につくのは「嗅覚」。

 

やはりわたしたちは空気に対してデリケートな身体のつくりなのですね。

赤ちゃんが「味覚」として…苦みを嫌うのは毒性物質の誤飲食防止の為の「五感」です。

しかしそれよりも早く「嗅覚」が完成するということは…「食」も大事なんだけど…それよりも先に悪い空気…

毒性物質入りの空気に対しては極めて弱い身体のつくりなので…まずは「空気」!…という人間の根源的な選択がそこにはあるのではないだろうか。

 

現在の弊社の「こぐちパネル」は樹齢でいうと150年over!200年超え!!のものも含まれています。

 

残念ながら現代社会の屋内には「空気の質」という観点がほぼないので、樹齢60年くらいの杉の空気浄化能力が無力とまでは言わないけれど…たった3枚で教室の空気を変えるまではいかないのではないだろうか。けれども「こぐちパネル」にはできている。

 

【百年杉】で変わる。空気が変わる。睡眠が変わる。人生が変わる。

 

こういうお話をうかがうと…くじけずに頑張っていこうってなれますね。

史上初の【200年杉のお部屋】④

頭がグルんグルん回って動揺している頃に
私の【百年杉】パートナーの畦地秀行くんが遅参して登場…

床を踏んで
「あぁ!…」やはり絶句…。

「加藤さん、おれらなんで樹齢にこだわってたのに、最高の…こういう杉を10年もやらんかったんやろな。
(そりゃ建築業界からの安くてマシな杉よこせ!…の要求の流れに歯向かってきたけど…
ここまで違うとはなぁ…おれもそう思うよ…今はマジで…)

「お前だって、和室が杉の“見せ場”って言ってたじゃん!
どうだよ?この洋室の【200年杉】の天井・壁・床の6面体が【凄ぇ杉】って…

「いやぁ、やられましたわ。ぼくの家の和室は樹齢200年って言いましたよね…
でもこの部屋の方が凄い。(そりゃそーだわ、良いお友達と一緒にいると私たちも伸びるもん。
お友達の質と量というと語弊があるけど、和室より洋室の方が圧倒的に杉の量が多いもん。質の話はもういいですよね)

でもよう…俺たち
お客様への大切な【200年杉】を加工して養生して梱包して…
大事に傷つかないように扱ってきたからさぁ…
「踏まない」じゃん。特に最も高価な【200年杉】じゃん!
ぜってぇー!踏まないよな!!

(黙ってうなずく畦地さん)

でもさぁ…木って杉って…「踏んで」なんぼだな。

(黙ってうなずく畦地さん)

踏むべき場所のモノは踏まなきゃわからんのよ。たぶん…。

(黙ってうなずく畦地さん)

ヒトとおんなじ。口だけじゃダメ。現場で使えてなんぼ。
参ったな。今回は…。

(もの凄い空気感のお部屋です)

「正確にいうと樹齢180年から230年の丸太8本でこの部屋はできています。産地は尾鷲の隣町あたり…先日の尾鷲イベントでお越しいただいた際の皆伐風景をみていただいた…あの林業家の方の杉です。加藤さんのいつも言ってる…多湿の杉…乾いた森の吉永小百合みたいな上品なピンク色の赤身の杉じゃなく、マリリンモンローのような油分…色気の杉をよこせ!っていう杉だけでこの部屋はいけました。いやぁ勉強になりました。ありがとうございました。」

そう言って…嵐のように多忙な畦地秀行さんは帰っていきました。

う~ん。
まずひとつ自己肯定にちょっと難のある
ぼくの立て直し…【百年杉】との「愛」の再構築?

それとホンモノ…超一流を知ることの大切さ…

(踏めばまるで赤ちゃんの肌のようなしっとりすべすべ これ以上の好感触の床材はこの世にあるまい)

 

たぶん「凄い寿司屋さん」は
過去に「凄いホンモノのお寿司屋」でお寿司をいただいた感動と衝撃があったから
三ツ星とかそうなったんでしょ。

やはり本物の超一流のアスリートを見て

少年少女はやがて超一流のアスリートになる。

 

そう考えると…
木が無垢が…日本の木が…杉が素晴らしい…と言いつつも
今回のような「very of bestの木(杉)」を経験せずにいる方ってどうなんだろう。
(もちろん、ちょっと前までの私と畦地さんもそうです!)
脂が乗ったクロマグロの大トロも食したことが無いのに、寿司屋をやってる人間みたいなものか…

参ったな。

それじゃいつまでたっても木の杉の価値は上がらないはずである。

(豊富過ぎる精油分はこのように色の”そろい”を得られない場合もあるのですが、やがて馴染んでいくでしょう。なんてったって200年待った杉なのである。われわれも20年くらい先の”色そろい”を考えなきゃなりませんよね)

 

もちろん私は何でも最高の杉にせよ!…と言ってるわけではありません。
ただ最高の品質を知ってから…
横綱を知ってから…「我が家の床は関脇にしておこう…」とか
そうすることによって
品質…目利き…様々なスキルアップにつながっていくのだと思うのです。

 

さらには…
ナンバーワンではなくオンリーワンを目指している方々…
美術…スポーツ…芸術…福祉…平和…平等…音楽…
すべての…そういった方々は
一度きりの人生…200年杉を踏んでおいた方がよい。

 

こういう素晴らしさ…森の恵みのありがたさの為には200年の歳月がかかるということ…
時間はお金じゃ買えないということを認識して
人間のおごりを認識し…更には森とのお付き合いを考え直すには
まったく良い機会なのです。

 

そして我々の皮膚…特に足裏の鋭敏さは
靴下越しにも杉の精油分の量がわかる能力を持っているのだ。
われわれが赤ん坊を抱く際の慎重さ…ケアフルさと同じような
赤ちゃんへの愛情の差異のようなモノを足裏は精油分として認識できるのだ。
そんな能力を持っているのに
ビニルの不快な床でハイハイでは
その能力は発揮できまい。

「踏めば人生が変わる床」…
それが岡山にはある。

(この項 おわり)

史上初の【200年杉のお部屋】③

いざ2階へ…

階段の踏板は
私の10年来のパートナーである【百年杉】ではない。

“その他の若い杉”の踏板を十数段登る。
そこを上がりきって
2階の廊下は私の愛してやまない
誰にも負けたことのない品質の【百年杉】の床である。

靴下越しにも
(親しき中にも…で…やはり他の方もいるオープンハウスなので裸足はあり得ない)
【百年杉】のしっとりとした精油分を足裏に感じる。

「あぁ 俺の杉だ。
俺の足裏の鋭敏さは保たれている。階段材の“他の杉”とはまったく違う触感がわかる。」

さぁ、いよいよ覚悟を持って、いざ寝室へ
入る…凄い…ただならぬオーラ…空気…見た目…あぁ…

床を踏む…230年前に…江戸時代の方が植えてくださった杉の床をいよいよ踏む…
踏んでいいのか…でもわたしは踏みにはるばる来たのだ…

(こんな杉床は今までこの世に存在しなかったはずである)

「踏む」…1歩目…床が沈む!…2歩目…やはり床が沈む…
1ミリ…いや2ミリくらいか…
【200年杉】の床は沈むのか?…いやそんなことはあり得ない。

歩き続ける…それでも床は沈む…いや違う…
沈み込んでから戻る…浮き上がる感じ…いやあり得ないそんなことはあり得ない…
同行者はまだ誰も気づいていない…歩き続ける…
【200年杉】の床は変わらずに赤ちゃんを大切に抱くママパパの腕のように…
クッションよく我が足裏をホールドし続ける…
寝室を出る…廊下の【百年杉】の床に出る。

「!」…あぁ駄目だ…あんなに愛した【百年杉】の床が…
まるで60年杉や桧の床のような固さに感じる…
思考が乱れる…
あの、俺と畦地で創り上げてきた最高の【百年杉】の「しっとり感」はどこに?
あぁ…もう訳が分からない…

さっきまで明らかに他社の若い杉である…
階段踏板の杉とは違う安らぎを感じたばかりではないか!

(右が200年杉。左が百年杉。まったく感触が違うのだ!)

 

…ちょっとだけ自分への憎悪が現れる。
10年間愛し続けた【百年杉】…彼女なのに…
もの凄い女性が現れた瞬間…ぼくは10年間の“素晴らしき思い出”をゴミ箱に捨て去って、彼女になんら魅力を感じなくなるような薄情な人間なのであろうか…

それくらいの「違い」
勝負にならない「違い」…圧倒的…樹齢…。

ここまで…。

我に返って同行者にぼくの所感を伝える…

「なんか、しずむ感じがしませんか?」

一同、「うん、たしかに沈んでる感じ」と答える…
おぉマジか?!…鋭敏な足裏の俺じゃなくても感じるレベルなのか??
(確かに同行者は友人だから皆、五感は優れているのだが…ショック!!)

実は今回は、英国紳士も同行者にいる…
彼は幼少の頃より屋内でも靴を履いていたのだから、わからないかもしれない…
(やはり設計士さんや施工者よりも加藤の杉を使うと最初に決めていただいた
ありがたい現在進行形のクライアントさまなのです)

「わたしにも、しずんでるのがわかりますね~」

!!マジかよ?…

「廊下の【百年杉】は固く感じます~」

追い打ち!…傷口に塩か…

【百年杉】と【200年杉】…違いが感じられなければ大げさに言えば引退も考えたのだが…
逆に!こんなに差があるなんて?!…にて
困ってしまったのだ。

(つづく)

史上初の【200年杉のお部屋】②

じつは、ぼくは相当な覚悟を持って
【世界初の200年杉のお部屋】の岡山に入りました。

【百年杉】と【200年杉】との明確な差異が感じられなかったら…
大げさだけど引退も考えていました。
まぁ大げさだけどね…。

だってぼくの言葉を信じて
高価な【200年杉】を寝室にとりいれてくださったKさんに申し訳がたたない。
【百年杉】と変わらなければ、まるでそれじゃあ、ぼくは詐欺師である。

(アーシングの意味ががわからないかたはちょっと前の拙話ブログ”ダウン・トゥ・アース”をお読みください)

 

だから金曜の午後には
隣町の盟友のトコちゃんに会いに行って
「どんぐり」フィールドで入念にアーシングさせてもらって
彼女から相変わらず素晴らしいオーラをいただいて
足裏をより鋭敏にしてから金曜夕刻の新幹線に乗りました。
やるだけのことはやってからいこうと思っていました。

そして翌日の土曜日に
ドキドキしながら
岡山市のKさま邸へ…

1階は 私が愛してやまない【百年杉】の床。
施工された地元の会社の方は私に名刺を差し出して
「凄い!この香り!」と言ってくださるのですが
私にとっては【百年杉】は10年来の友人…親友…パートナー…
「この岡山でも愛されてね。」という感じ。

(これは弊社の「百年杉」の床です)

 

【200年杉】は2階。

いきたくない感覚と
はやく上がりたい感覚が交差します。

実はKさんが弊社にわざわざ岡山からお越しになったのが昨年の7月頃。
Kさんは7月の梅雨の土砂降りのコンディションの中
弊社2階の【百年杉】ショールームに入られて
外は過酷な湿度温度環境なのに
エアコンもない【百年杉】部屋の好適な空気環境に驚いておられたのですが
それらはある意味、私にとっては、それは当たり前であり日常。当然…。

実はその頃の時期は…
かねてから畦地製材所さんに頼んであった
【百年杉】を超える150年~200年くらいの杉材が
ようやく入荷していじりつづけてたころでもありました。
(価格の問題もあるのでオーダーから入手まで1年半かかりました)

その香りの「品格」の違い…超豊富な精油分による
加工の仕上がりの違い…などを
毎日まいにち考え事をしながら【200年杉】をいじっていた頃なのでした。

「杉は樹齢80年くらいで黒帯になる。
それ以下の樹齢の杉とは明らかに別の木になる。

杉の元服…成人式…である。それ以下の杉はキビシイ言い方になるが
それは害の無い木(杉)であって
アクティブに我々の身体にありがたい作用をしてくださる木力(きぢから)はかなり少ない。

わたしたちの【百年杉】のカテゴライズ内である樹齢120年くらいの杉は
たしかに凄いのだが、黒帯間もない樹齢80年の杉が著しく劣っているとは感じない。
80年の杉でも中には凄い杉がやはりあり…
そういう80年の杉でも
120年の杉とそん色ないモノを【百年杉】として販売させていただいている…」

しかしこの150年…180年…200年という
【百年杉】とは明らかに「品格」の違う…
「黒帯」の遥か上をいく…3ステップ~5ステップも上をいく…
八段…九段…名人…のような
黒帯のはるか上をいく横綱のような「品格」は何なのだろう…

【百年杉】以降の50年で、杉はこんなにも大化けするのであろうか…
江戸時代に生まれた杉はこんなにも違うのか!…

まいにちまいにち
そういう悶々とした問答を
(誰に相談してもわからないから…
普通に【百年杉】のみを毎日いじっていて
さらに200年杉を毎日いじりだした人がいないから…
誰にも本格相談できずに…)
数か月かけて、自らの体内にてやりとりしていたころに…

Kさんはちょうどタイミング良く遠路はるばる岡山よりお越しになって

「じゃぁ、加藤さんがおっしゃる150年~200年杉で寝室だけでも天壁床すべてやりますよ。」

ということのなったのでした。

工務店さんや設計士さんは
木の質の違いによる住む人への心身の「結果」の違いには絶対に言及しない。
それは質の違いへの「目利き」を有していないということもあるでしょう。
(それ以外にもあるけど長くなるからここは割愛しますね)

だから「素晴らしい杉」は使われない。
だから「素晴らしい杉」に誰も気づかない。

クロマグロの大トロが評価されないのだもの
イワシもサバもその評価は上がるまい
その結果、育林への意欲も消失し…森は荒れていく。

だからみんな杉ほど個体差の激しい樹種はないのに
杉はどれも同じようなモンだと考える。

だからぼくの嫌いな言葉である
「杉の有効活用」なる、まるで杉がゴミであるような考えが…
森の恵みが無価値であるかのような言葉が乱立する。

それが嫌で
高品質重視の杉に徹して約10年。

「安いが、たいして恩恵も無いような、青田刈りの杉が欲しけりゃ他をあたってくれ。」
とばかりに、やせ我慢をし続けて約10年。

木(杉)の価値向上…復権のみを目標にしてきて
「埼玉県なのになんで三重県の杉なの?」との言葉にも…
(杉はどこでもいっしょでしょ…の人たちには)まともに返答せずに
歯を食いしばって、やり続けてきたのですが

さすがに今回は私もビビったということでしょうかね。
そう、ぼくはビビって岡山に入って
更になかなか2階に上がれなかったのである。

(つづく)

史上初の【200年杉】のお部屋

杉が他の樹種と決定的に違うのは
そのほとんどの場合、人によって植えられた木であるということです。
言わば情熱の継続…リレーのようなモノがそこにはあります。

「百年杉の加藤木材」は「百年杉」を専門的に扱う会社なのですが
この「情熱のリレー」の最大限度のものはどれくらいかと言いますと…
樹齢で言うと200年…250年くらいになろうかと思われます。

別の言い方をすれば「お金で買える限界点の杉」とは樹齢250年くらいということになります。もちろんそれ以上の樹齢の杉はこの世に存在しますが、それらには残されている理由がありますから、まず伐られることはあるまい。

私たちがこんな乾いた時代に

杉に求める…
他樹種と比較してのダントツの空気浄化能力と鎮静効果は
香りの濃厚さに比例し、そしてそれは樹齢に比例しますから
また別の言い方をすれば…

「最高品質の杉」=「樹齢250年くらいの限度とする高樹齢杉」

ということになります。

 

「住まい」には木も必要ですが
情熱や能力を持った「人」も必要です。
設計やデザインする力…施工する力…施工者の力を束ねる力…。

そして人の力…能力には優劣というより「個性」という側面も強い。
それに「相性」というものもでてきますかね。
人間は知性の生き物であるがゆえに「相性」がある。
「個」と「個」の互いの溢れんばかりのスキルであっても
それが融合せずに、力が発揮できない場合も多い。
そう「絶対的な人間の能力」というモノはおそらく存在しない。

 

けれども樹齢200年の杉には樹齢60年の杉には絶対に到達できない…持ちえない力…
そういう「絶対的な森の恵みの力」が存在します。
20歳の若者には無いのだが80歳の賢者には有するもの…。

江戸時代に植えた杉…いまだ飛行機も自動車も無いころの空気…雨にて成長してきた杉。
杉の能力の大小ではなく…おそらく60年杉には無い…ゼロの能力が200年杉にはあります。
それくらいの差異だと私は経験的に考えています。

 

そうやって「住まい」づくりを考えていきますと
設計…施工…といった能力の差異というより持ち味である
「ひと」の選択からはじめるより…
「木(杉)の選択」からスタートさせるという考え方はもっとあってもいいはずです。

「ひと」より先に「木(杉)」選び

ということである。

今の建築業界の杉を使う際の発想は、おそらくは…
「害が無いから使う」というところであろう。
ですから、ほぼほぼ品質にはプロは興味がない。
多少はこだわりがあるようなプロであっても…やはりそこはソコソコの品質を求めて…
弊社のような「物凄い杉」には、プロは誰も興味を持たない。
ある意味、「最高の杉」を使いたくても
ユーザーさまは、もはや自分で探さなければ到達不可能な世の中である。

「住まい」づくりのスタートを…
設計士選び…工務店選び…からはいらずに
【木材えらび】…【杉えらび】…からはいって
岡山からわざわざ弊社にお越しになり…

先に加藤の【200年杉】と【百年杉】を使うことを決めてから
できる範囲にて、設計施工店さん選定のご助言を差し上げながら選定…施工…
そういった「木(杉)ありき」のお客様のご自宅が岡山県で完成いたしました。

(こんな杉床は今までこの世に存在しなかったはずである。)

 

このKさんという方が
わざわざ岡山からお越しになったという行動力にはまったく頭が下がりますが
前述の通り、そこまでご自分で「歩かなければ」もはや最高の杉は入手できない世の中なのである。
もはやプロ任せでは不可能なのである。

もちろん木(杉)は適材適所ですから、何でも高樹齢杉材がいいとは言わない。
けれども、私たちの人生の1/3は自宅の寝室にいますし
寝室に求めるものが
安らかな深い睡眠であったり
たくさんの酸素が体内に取り込めるような深い呼吸の睡眠であったり
別の言い方をするのなら、求めるものが…
副交感神経が優位になって弛緩した状態と
交感神経の抑制がはかられるような深い深い鎮静状態であり

それらの質の高い睡眠による結果として求めるものが

赤ちゃんや子供の脳と心身の創造とわたしたちの脳と心身の維持であるのであれば

絶対的な木は高樹齢の杉材であり
現状の我が国での入手可能な限界樹齢は樹齢約250年なのです。

さてここで我が国の建築の歴史を振り返りたい。
樹齢200年級の杉の木はいままでも使われてきました。
しかしそれらの大木がいままで使われてきた動機と発想は…

その太い径を利用したい時(社寺などもそうですね)…
幅広の豪放な木目を楽しみたい際(和室の天井板などですね)…

といったところが、登呂遺跡以降の
我が国の2000年近く続く建築業界の発想であったのですが

その空気浄化能力…鎮静効果物質の放出…
足裏に感じるしっとりとした精油分を心地よく皮膚と脳が感じることによる
全身の自律神経や臓器への好影響といった…
「住まいの空気と皮膚の好感触」による家族の心身の幸せにつなげるべく
樹齢200年の大木を切り刻んで
10.5畳の寝室の床壁天井全てに200年杉をスペックインさせるという発想は
おそらく2000年の我が国の建築史上初であり、
更に言うなら、乾いた森ばかりの欧米には
湿潤な森の恵み足る杉のような香る樹種が極端に少ないから
【住まいに香る木を使っての恩恵】という発想自体がないので
おそらくは世界初であり世界最高品質の香るお部屋なのである。

ほぼ世界初!のことなのである。
まったく凄い施主がいたもんである。Kさん凄し。

今までの弊社のお客様は…その全ての方々はこれらの「狙い」をもって
【高品質な百年杉】を身近においてくださってきたのですが

その品質に関しては【百年杉】を超えるこれ以上の杉はないというクラス。
樹齢200年杉のみのお部屋なのである。
(正確には樹齢180年~230年の8本の丸太の杉を使用)

実は私はもう1か月も前に岡山市に200年杉部屋の体感にうかがってきたのですが
なかなかその体感した感覚をなかなか書けませんでした。

結果から申し上げるなら
ここまで違うとは…という「驚き」でした…。

以降、記していきますね。

急きょ7/13(木)愛知県岡崎市で講演

急きょなのですが、今週の木曜日の7/13に岡崎市で「百年杉の10年」の講演をすることになりました。

お近くの方でご希望の方がいらっしゃいましたら

「講師枠」として数名なら参加可能だと思われます。

入場は無料との事。

 

ご希望の方はhttp://woody-katoh.com/seminar/
こちらにお名前、ご連絡先などをご記入の上お申し込みください。

「200年杉」に触れる

「200年杉」に触れる…。

凄い迫力だ。

年輪の力…あぶらのノリ…気品…すべてが違う。

 

杉は樹齢で言うと80年くらいで黒帯になる感を持ちます。

それ以下の杉とはまったく違う雄々しさが出てきます。

だから「百年杉」は樹齢80年~120年というカテゴライズ。

 

その次は樹齢150年くらいでまた新たに昇段ではないだろうか。

120年の杉と150年の杉との間には明らかに違うステージであるように感じます。

 

120年くらいの杉はもうずーっと触ってきました。

「いい木だなぁ…」という感じ。品がある人。時々会うみながよく言う人。

 

150年生となると、芳香ももうワンステージ明らかに濃厚さが違ってきます。

なかなか会えないかけがえのない人。

 

150年前ってことは江戸時代→明治時代に植えられた杉です。

そしてこの木は樹齢200年。

(このオーラ…存在感…色気…気品…手が止まって見入ってしまって仕事にならない…)

 

すごいにちょっとこわいがはいる感情。

まさしくこれが「畏敬の念」というヤツか。

たんなる「素材」としてのみ扱う気持ちを持つとバチが当たる。

そう考えると…「いやいや若年杉だって同じ”いのち”!粗末にしちゃいけない。」となっていきます。

 

人って千差万別。

だからヒト選びも大事。

「住まい」においても工務店選びや設計士選びはとても重要。

でも杉なんてどれも一緒じゃないの?…が今の世の中。

 

ビニルと木という選択において

どちらにしたって「結果」が変わらないという前提で現代建築は成り立っています。

だからどの家にも木が無い。

 

それでもいやビニルと木じゃそこに住み続けて

「結果」は変わってくるという一部の建築のプロもいらっしゃる。

 

しかしそれでも杉の品質の差異による「結果」の違いまでは誰も信じていない。

「杉なら無害だから安価な若い杉でいいよ。」…

 

60年杉と「百年杉」…更には「200年杉」が住まいにあることによって「結果」は明らかに違うと私は確信している。

昨年の秋から私は意識して200年杉を触り続けて

そこを探求してきました。そして実際に枕元に「200年杉」を置いて体感し続けてきました。

 

(右側に”腐れ”があります)

200年生ともなると

木材内に「腐れ」がある場合もあります。傷を受けた影響からの場合もあるでしょうし

長い年月がこういうところからも見て取れます。

木は…杉は外周部の「白太(しらた)」の外側と樹皮の間さえあれば

そこで水を吸いげて生きていけます。

内部に腐食が進んで空洞になっても木は生き続けるのです。

(腐食部を残して、手間はかかるけどなるべく森の恵みをすべていただくようにします)

世の中、持ってる人はいるもので

昨年ご協力させていただいた「六本木アートナイト」のアーティストのサポートをしている方から

ちょうどメールがあって、「200年杉」の端材も行先が決まりました。

 

電車に乗ると、そばの人が皆ぼくをガン見します。

そう…私の身体から発せられる「200年杉」の香りでどうやら凄いことになっているらしいのだ(笑顔)。

「こぐちパネル」しばらくお待ちください。

「こぐちパネル」の出荷なのですが

今しばらくお時間をいただきたく存じます。

http://woody.theshop.jp/items/2271347

http://woody.theshop.jp/items/2397017

 

「眠れる森のSUGI」の【こぐち】タイプも同様です。

http://woody.theshop.jp/items/2266984

 

前回記させていただいたように
「200年杉」が大量入荷いたしましたので
是非とも「百年杉」より更にワンランクアップした「200年杉」の芳香をお楽しみいただきたいのです。
現在鋭意製造中ですので、今しばらくお待ちいただければと存じます。

 

今までも「混ぜて」いたのですが

「200年杉」の材料が無くなってしまい…

このたび、「200年分かい?!」ってくらい大量に入ってきましたので

いよいよ製造再開なのです。

(現在、製造中でございます)

その全てまでとはいきませんが

「200年杉」を混ぜて最高品質の芳香に触れていただきたいのです。

 

実際に自分も使用していますが

「眠り」に関しても明らかに違うように感じています。

もうちょっと待ってくださいね。