「百年杉」床材=「尾鷲香杉」と五感:百年杉8ヶ条の5

「五感」…そう我々皆が持つあの「五感」である。

我々はこの世に生を受ける…誕生以前のまだママのお腹にいる際に、すでに「五感」の全てが備わっているそうです。

その五つの「感」のうち、一番先に備わるのは「嗅覚」らしいので、第2条~第3条でお話させていただいたように、我々が己の命を守る…太くする為の選択として、脳の「空気」に関する臆病なくらいの注意力の発揮は、こんな所にも表れていて、まさに空気中の化学物質を恐れるのは我々の本能であるように思います。

「五感」とは自分の命を守る為のセンサーであり価値観です。

例えば「味覚」の中の「苦み」は「毒性物質を吐き出す」ためのセンサーです。
子供が「苦み」を嫌がるのは命を守る為の価値観なのです。

さて、その全てをママの胎内で得る「五感」という価値観ですが、その「触覚」を何で得たのか?…を推察するに、私たちは、これは胎内の内側より触り続けてきた「ママの肌の感触」であると推察しています。ママの肌を好適で安全安心の「触感」として体内に記憶して、他の感触との比較によって命を守る選択をしているのでしょう。

実際に自分の手で自分の肘を撫でると、わかるのですが、私たちが、触れて最も好適だと感じるのは「人肌」であって、触れられて最も好適だと感じるのも「人肌」なのです。

人のヒジを撫でると気持ちいい

そう考えた場合、「衣食住」の【住】の素材の中で、唯一、直接触れ続ける部材である「床材」は、ママの感触に最も近い…似た素材であるのが望ましいという事になります。

「人肌の感触」をより深く掘り下げていきますと、

  • 温かい(熱いのではなく、温もりの温かさ)
  • 柔らかい
  • しっとりとしている

という辺りに落ち着く所なのでしょうが

それに最も似た触感の床材はというと、それは単なる杉ではなく…「高樹齢の杉の赤身部の床材」という事になり、それを製品化しているのは、実質、私がプロデュースしている「百年杉の床材」である「尾鷲香杉」しかないと思っています。

同じ杉でも白太(しらた)部のパサついた触感は「人肌」には、ほど遠いですし、やはり樹齢が若い杉は精油分に乏しいですし(=香りで判断が容易)、「しっとり感」が無くてママの肌には程遠いのです。

そして木は木でも…ナラやサクラでは堅過ぎでパインではパサパサでしっとり感が無いのです。「尾鷲香杉」よりもママに似た触感の木は無いのです。

繰り返します。

他の「衣食」と違って、たやすくチェンジできない【住】の中でも、唯一、常に直接触れ続けていることから「触覚」の継続状態となる床材は、単なる杉材ではなく、「高樹齢の杉の赤身部のみの床材」=【百年杉】にすべきです。それを具現化した製品が「尾鷲香杉」なのです。

それでは「触覚」をもう少し科学してみましょう。
我々は、木の床の冬目の年輪の微細な凹凸を指先で感じることができますが、この出っ張りはおよそ1/1000ミリです。
我々にはそれだけ鋭敏なセンサーたる皮膚を有しているのです。
その鋭敏なセンサーがビニルの床の触感を不快と感じてそれを「脳」に伝えるのです。

  • ですから皮膚より感じる足裏の好適な感触は神経を通じて脳に伝達
  • ママの触感に似た心地よさ=安全・安心な状態であると伝えられて
  • 脳は全身各所に…「異常な~し! 内臓さんも神経さんもそれ以上頑張り過ぎずに、そのままでOKですよ~現状は何も問題はありません。ノープロブレムです~。頑張り過ぎないでいいですよ~ また大変な際はいろいろ頑張ってもらいますから、今はじっくりと確実にそのままでOKですよ~」

…という感じで
内臓も神経も血管も適度な弛緩と緊張状態を維持できて、よりよい状態が続きはしないでしょうか。

血管は水道管と違って収縮・拡張しますからね。
血圧が高い=過緊張状態による血管の収縮状態の継続との関連もあるでしょうしね。弛緩して血管が拡張すれば血圧だって下がりますよね。

薬品による強制的な血液サラサラは一度出血すると出血が止まらないという事にもつながります。やはり血液には適度な粘度が必要なのではないでしょうか。

血管・自律神経の過緊張状態を解いてあげるような床材の触感は、脳を経由して身体中のあらゆる部位へのゆっくりと確実な作動への追い風になるように私たちは考えています。

現在はお金持ちのオプションのように思われている、床材の好感触なのですが、触感を好適ととらえるのか?不快と感じるのか?…は、心身に実に大きな影響をもたらすと私たちは推察しています。

この木の肌触りの好適な理由の大きなモノに「木の呼吸」があります。
私たちの指先は常に「湿気」を生みだしていますが、「木」はその「湿気」を瞬時に吸い込んでくれます。
ですからいつまでもスベスベと指は滑り続けます。

百年杉を触ると気持ちいい

けれども一見平らに見えるガラスの上に指を滑らせても、指先の「湿気」によって、滑らなくなって実に不快な触感が残るだけなのです。
ビニルの床や木でもウレタンや樹脂でコーティングされた床では不快なのです。
我々が触れるモノは「湿気」を吸ってくれる透湿性の素材でなければ、必然と好適な触感にはならないのです。

私たちは、現代建築における床材に関する事で具体的に危惧する推論を持っています。
それは「ハイハイ省略の床材」です。

私は昨今の赤ちゃんの立ち上がるのがとても早いのは、現代【住】環境の床材の不快な触感と化学物質臭から距離をとるためでは?…と考えています。

ところがどっこい、ハイハイという行為は極めて重要な行為であることがわかってきました。

反射神経や言語や集中力などの脳の発達や心の成長にも影響

それを省略して立ち上がるリスクは大きい。
まさしく再び「三つ子の魂百まで」なのです。

考えてみればそうです。

「ハイハイ省略」にて立ち上がるのは

  • 「触覚」による判断。気持ち悪い=安全・安心ではないという判断
  • 「嗅覚」による判断。吸引する微弱な化学物質の香りがよくない=安全・安心ではないという判断

鋭敏な皮膚より安全安心とは真逆な不快な感触の状態の持続と、鼻孔より継続持続している流入する化学物質臭が脳に伝わります。

「今日も油断できない状態です。
相変わらず触れる床材は安心な感覚ではありませんし、床からでる空気も相変わらず醜悪です。これはいけません。

みなさ~ん!
この床の上ではみなさんに発している、常に緊急事態準備状態の解除ができそうにありません。
いまだ体力も平衡感覚も未発達なのは承知していますが、“立ち”ましょう!立ち上がりましょう!!

そう、この床材と距離をとってかつ接触面の減少状態にすること事を優先します。
無理は承知ですが、このままでは内臓さんも自律神経さんも皆さんすべてが過緊張状態のフル稼働ですから、…皆が参ってしまいます。やりましょう!!」

…私たちはそんな感じだと推察しています。

【百年杉】の床材の好適な触覚と芳香を全身で感じ…吸引し、全身がリラックス状態で様々な成長をじっくりとしていく赤ちゃん。

ハイハイを心ゆくまでしていってじっくりと様々なモノを身に着けてから…以降は一生立っていくのだ!…とばかりに「じっくりと自然に立ち上がる」赤ちゃん。

我々の保有する「湿気」を吸わずに、そのために不快な感触と微弱な化学物質の放出を続ける床という触感×嗅覚のダブルパンチを全身でしかも直近で感じ続け、毎日の安全・安心ではない感覚から、たまらず距離を取るべく頑張り過ぎちゃう赤ちゃん。

準備不足で、まだまだ身につける事はあるだろうに…それもかなわずに「無理やり立ちあがって、そこから一生立ち続ける」赤ちゃん。

両者の赤ちゃんの以降の成長の違いを証明する由もないのですが、私たちの推論というリスクをおわかりいただけるであろうか。

こんな時代だからこそ、床だけでも「尾鷲香杉」だと私は叫びたい。
床が変われば人生が変わる…。
床と我々の身体の話は次項も続きます。