一昨日は150年杉を製材して
昨日は加工しました。
やっぱその芳香は物凄くて…夜に事務所に上がってきても
さっきまで直接150年杉に触れてた「手のひら」じゃなく
触れていないはずの「手の甲」に付着した150年杉の芳香が物凄い。
職業病からか…慣れ過ぎて【百年杉】の香りを認識しずらい私もメロメロの香りである(笑顔)。
昨夜はお風呂に入らなかったんだけど
手は珍しく入念に石鹸で洗って就寝。
(菌を殺したくないから、いつもはササッって洗うんだけどね)
今朝は玄関出てから、車に乗る前に…
寒いから、今季初の・・・ちょこっとポケットに手を突っ込んだからか…
車の中で嗅ぐとやはり手の甲からは150年杉の香りがします。
どうやら僕の身の回りのモノは
みーんな「150年杉のイイ香り」になってるみたいで(笑顔)
「さっきのポケットに手を入れたのが原因かなぁ…」という事で
出社後にまたまた石鹸で手を入念に洗って
PC仕事をしつつ香りをかいでみると
やはり直後は石鹸の匂いが強くてよくわかんない。あーあ。
それでも2時間もすれば
石鹸臭も薄まって、やっぱ微かに150年杉の香りがする気がします!
空気中の香りの素たる精油分が表皮を透過して内部に入ったモノを
毛穴を通して感じているんだろうか?
まるで野菜を食べるように
もし…香りも皮膚を通じて食べていて
それがぼくらの心身に有効であるのなら
アロマなどを含めて、植物の香りが身近にあるという事は
ビニルに印刷された木目ではお話にならない恩恵があるという事になります。
森の恵みたる木々の香りがするような住まいでなければ、その人間なりのベターベストな心身にはなれない。
単なる鎮静効果だけではない。香りも食するという事。
乾いた欧州には香る木が無いから
逆に大量に精油分が存在して
刺激的な芳香である葉油を原材料としたアロマ文化が開花したのは
人が求める必然だったのか。
我が国のような
多湿な森には杉のような香る木が育ちます。
その香りを【住】空間に生かしていただくこと
微弱だが葉油と違って鎮静的な材油を
超長期に渡って鼻孔のみならず皮膚からも体内に取り入れて
対処的な薬ではなく
病気になりづらい身体づくりに生かしてきたのか…数千年もの間。
それなのに絶えようとしているのか。
それなのに止められないのか。木々(杉)無き住まい。
これでは医療費がいくらかかっても不思議ではない。
病気になりづらい身体の為の植物の恩恵をいただく先人の知恵を放棄して
大切な【住まいの空気】に関する努力は何もせずに
病気や不都合が生じてから、そこからあわてて考えはじめて
「なんでもするから治してください。」
そこに小川が流れています。
そこをジャンプして渡らないと命は無い。
こういう時の為に運動してきた方々は軽々と飛んで去っていきます。
日頃から「命を太くする要因と削る要因」についてまったく考えてこなかった人たちは
飛べないので困っているんですが
よく見れば、小川の前でジャンプ力強化のバネ付きの靴を売っています。
彼らはそれを買って小川を乗り越えるのですが
やはり日々の運動を怠って
次のもっと川幅が太くなった川に差し掛かると飛べないから
もっと強力なバネ付きの靴を探します。
これではいくらお金があっても足りません。
しかもこのバネ付きの靴を買うお金はみんなで共通のお財布のお金を使って買っているのです。
サボってる人がたくさんの「みんなのお金」を使って
賢くコストを支払ってジャンプする体力を維持している人たちは
ほとんど「みんなのお金」を使っていないのですからね。
う~ん。
されど我々は不都合に直面したからこそ賢くなっていく。
最初の小川で気づからこそ、人は賢くブレイクスルーしていくのだが…
その機会を逸すると後はキビシイ。
そうなるともはや百年杉どころか何千年杉があってもどうしようもない。
「アイテムゲットでステージをクリア!」という考え方には
つける薬はあっても「百年杉」はないということだ。
思い返せば【百年杉】の精油分は
ビニル間の分子構造間の隙間より小さいきめの細かいモノなのです。
弊社の「百年杉のチップ枕」の詰め替え用チップをお買い上げの方なら
おわかりだと思うのですが
送られてくるビニル入りの「百年杉のチップ」の外側…外側のビニルがペタペタしているしているはずです。
(百年杉の精油分は松ヤニのようなベタベタではなくサラサラとした感触なのです)
そう…「百年杉」のきめ細かな精油分はビニルの分子間の隙間より小さな物質らしく
ビニルを透過するのです。
そしてそのきめの細かさは
それはそのまま我々の皮膚の透過しやすさにつながっているのかもしれない。