『百年杉』の専門会社 加藤木材

「(仮)江戸時代に生を受けた杉」⑤なんとか入手完了

『百年杉』の専門会社 加藤木材

畦地(あぜち)君に電話しました。

「【江戸時代の杉】買えた?」
「あぁ、あぁ、買えましたわ。」
「そうか。そいつは良かった。ぎりぎりセーフかな。これで今期は…」

「そうですねぇ。
それからねぇ…“木あじ”としたら、後から買った丸太が揃う感じなもんで最初に買った…」
「ぼくが鈴鹿に行った時の200年の丸太?

「そうそう、あれが加藤さんの分になるかもしれんけど、いい?」

(こいつ、あの杉が、ぼくの好みよりずいぶん上品な“木あじ”なのを知ってて
お客様優先に精油分豊富な木を割り当てて、ぼくの了承を得ようとしてるな…
でもそれが正しく誠実な我らの選択ですね。)

「OK。文句ないよ。これにて今期の【江戸時代の杉】探しはOKだね。
弊社の分もあるんだからね。」
「あぁ良かった。ほんならそれで進めさせてもらいますわ。」

良い悪いではなく…
弊社はお客様と契約後に「木を買う」…工務店のようなお仕事とは根本的に違う。

売れるあての無い木を買って、在庫して
その木を欲しがってもらえるようなマーケットを作って…付加価値をつけていく製品を生産していくのだ。
たとえ“建築”をやったとしても
「百年杉」がメインの建築しかやらないのだ。

現代社会では「お客様は神様」ですからね。
そのお施主様が…
「木は木でも安ければなんでもイイ…」
「外国の高価なチーク…ウォルナットなどの木がイイ…」となれば
その「神様」の仰せの通り用立てるのが現代の工務店であろう。

それではたしかに事前入手(在庫)は不可能である。

それに在庫なしは今や「儲けへの鉄則」でしょうしね。

でも木…特に杉に限っては在庫無しでは、最良のコンディションでお届けできまい。

 

材木屋だってそうだ。
「ありとあらゆる木がございます。」
皆がそう言う。

ところが弊社は基本的に一部、百年桧があるが、あとは「百年杉」ばかりである。
そして今回の【江戸時代の杉】。
なぜなら、それが身近にあって最高の木だからである。

木の恩恵は香りが目安。
香りで選べば杉。
香りは樹齢に比例。
これだけで説明は充分だろう。
私たちは身近にあってたいして効果・効能の無いような木は扱わない。

 

「食」であれば、そういった「最高のモノしかお出ししない」…
のような“こだわり”のお店はあるのだろうけど
住まいの【食】=空気(飲食物の5倍の量を毎日吸引)にこだわった会社は
ほぼありませんね。そこそこ安価に「神様(お客様)の仰せの通り」ばかりなり。

木のプロは我々であって
神様(お客様)は木の素人なのだ。我々が最高の木の適材適所を指し示せなくて

いったい誰が言うというのであろう。

「できません。」を言わずに「できます。」の答えに徹するのが工務店さん。
平気で筋を通して「できません。」を言うのが、弊社と畦地製材所さんとの「百年杉コンビ」である。

「ビジネスモデル」なる言葉をよく耳にするのだが
それらはお金儲け可能な仕組みを作って
それを実行する事の事であろう。

工務店も設計会社もある意味そういった仕事のモデルでしょう。

私たちは「儲ける仕組み」を作って仕事をするのではなく
「斜陽産業である木…杉…を何としてでもビジネスとして継続させるべく
踏ん張っているのである。」
木どころか、杉じゃなきゃ嫌なのだ。SUGI駄々っ子なのである。
「チークの方が儲かるよ。」と言われてもなびかないのである。

何でも扱う材木屋とも一緒にしないでいただきたい。
「他をあたってください。」

杉しかやりません。しかもほぼ「百年杉」専門。
そして新たに扱うのは
もっと高樹齢の「江戸時代に生を受けた杉」です。

理由は身近にあって素晴らしい効能が期待できるからです。
同じ杉でももっと若い木や、50℃以上の強制乾燥装置で一定期間乾燥させた杉は扱いません。

恩恵の目安は「香り」。香りがしない杉は恩恵もたいしたことないのである。

ビジネスモデルなんてチャライもんじゃなく
なんとか石にかじりつきながらも
「百年杉以上の“最高の杉”しかやらないお仕事」の持続化を目指して踏ん張っているのである。

勝算のあるビジネスモデルとやらとは違うのである。

工務店さんや設計士さん経由では
ほぼ入手不可能な杉ばかりなのである。

なぜこれらの「最高の杉」が工務店さんや設計士さん経由では
入手不可能なのかは、どこかで後述致しましょう。

慣行として高樹齢杉材は
「大きな部材」か「材がおとなしいから建具材」への使用であったのだが
ひょっとしたら史上初めて…
杉が身近にあっての我らの心身の好影響を期待しての製品化である。

この(仮称)「江戸時代に生を受けた杉」に関しては順を追ってご説明させていただきます。
その全てでの使用は無理でも「寝室だけでも」とか…
「百年杉」を凌駕する「最高の杉」を
新築時やリフォーム時にお使いいただくのはいかがだろうか。

なにしろお金で入手できる限界点の最高品質の杉である。

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