『百年杉』の専門会社 加藤木材

尾鷲発 なるほど話

『百年杉』の専門会社 加藤木材

1月に尾鷲の畦地君と鈴鹿のカフェにて打ち合わせをしていたら
面白い話を聞いたのでご披露させていただきたい。

紀伊半島の尾鷲は熊野灘の海があって、陸地はもうすぐ山ですから
あまり平らな土地は無く、棚田のように造成された宅地も多い。

年末になると、大掃除…という事で
年内にトイレの汲み取り依頼がそこここで産まれて
業者さんはてんてこ舞いらしい。

 

そんな汲み取り業者さんが言うには…
「下の方はみんな空き家なんだけど、不思議と上の家は人が住んでるんだよなぁ。」

畦地君がその話を上に住む方にすると…
「下の人は“忘れ物”をしてもすぐに家に帰ればいいけど、私たちはそうはいかない。
だから農作業に行く際も、先の事を考えて予測して備えてから出かける。
だからうちらはボケないんだよ(笑顔)。」

う~ん。なるほど。

まず外出=坂道を歩く…という日常の適度な運動。
そして先の事を未来予測して、それを家族で互いに声を掛け合うという脳トレ

ご夫婦ともに足腰も頭も達者だという事でしょうか。

現代社会の我々もおおいに参考になる話ではないだろうか。
未来予測せずに、そこまで行ってからスマホで検索。
これではいつまでたってもスキルは身につくまい。
やはり「負荷」が掛かった分しか「筋肉」はつかないのだ。

人類初の10代から…いやもっと幼少から…
スマホやPCやタブレットの中には「すべて(のようなモノ)」がある事を知ってしまった
スーパーな子供たちの50代~60代の頃の心配をする私はおせっかいであろうか。

そこに「すべて(のようなモノ)」があり、困った際には、それを使えばいいことを覚えた人間は、人生のような答えの無い答えを模索し続ける事をせずに、目の前の対蹠的なアクションに際し、スマホに簡単に「答え」を求めて、対蹠的な考えと行動に終始する。

「今が悪くないんだからイイんじゃね。」

…では悪い未来が待っていそうである。

 

芳潤な森で

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