うっかり水を捨ててしまってから
外の水道が凍っていたことに気づいて
蛇口を握って「温めて」…
蛇口から水を絞り出して…なんとか作業に戻ることができました。
蛇口を握りしめてる間に、雑木林の気配に集中してみれば…野鳥の気配があります。
彼女たちはエサが無くて、今がいちばんしんどい時期。
スズメ、コジュッケイ、ケラ、ハト、ハクセキレイ…etc
「がんばりましょうね。今が”底”ですから。これから上がっていきますから。」
実は先日、【百年杉】ベッドを見に…遠く小田原からお見えになった方(圏央道を通って1時間で着いたそうです)が
驚いておられましたが【百年杉】の香りも今は底。この時期はもっとも香りがしない時期なのです。
木は空気の吸放出という「呼吸」時に香りが樹内より出てくるのですが
木は湿度変化時に「呼吸」しますので、この時期は湿度変化に乏しいので「香り」はおとなしいのです。
やはり春分の日~秋分の日の時期になると
ふたたび濃厚な香りがよみがえってきます。
「これで…この香りで底なんですか?!」(驚)
「はい。底なのです。温かくなればこんなものではありません。」
そうです。【百年杉】の香りも今が底。
自然界の仕組みはまったく素晴らしい。
乾燥しきった冬季に、極寒になれば着雪して空気の乾燥を緩和してくださる。
野鳥もエサが無くてキビシイ状況なのですが
そういうキビシイ環境をくぐり抜けた”生命力”を持つ野鳥が代をつないでいくのだから
簡単には絶滅しない。
山のドングリも定期的に豊作と凶作を繰り返して…
熊さんが増え過ぎずに絶滅しないように導いて下さっている。
「今が底」
さぁ鳥さんもいっしょにがんばろー!