木を使える時代も遠くなりました

『百年杉』の専門会社 加藤木材

狭山市内の方よりご依頼いただいて

ウッドデッキの点検をして補修交換をしてきました。

デッキ材の交換は容易でも、デッキ下部の大引きの交換となるとなかなか大変です。

 

デッキ工事のお仕事じたいはとても丁寧な施工をされているのですが

使われているレッドシーダーには使用時にすでに木材腐朽菌がはいっている材もたまにあります。

身近の樹種だとソメイヨシノは全部がそうですね。

成長とともにそれが大きくなってみんな60年くらいで中が腐食して空洞になって

ぶっ倒れます。ソメイヨシノの大木と強風時はご注意を。

そんな腐朽菌ですが、こればっかりは事前の察知はなかなか困難。

でも大工さんが現場で「切った」際の切断面を見ればわかるはず。

(腐朽菌はどんどん増殖していって…腐朽菌を持たない大引材にまで移ってしまいます)

でも大工さんという職種は木を扱うお仕事ですが

木のプロではありませんしね。

工務店さんが材木屋の木のプロから買っていて…

「大引に腐朽菌が入ってるとすぐに腐ってせっかくのデッキも台無しだから

切断面で腐朽菌入りがわかったら、その分、うちにあるレッドシーダー材から違うの持っていった方がいいよ。」

…なーんてことでもあれば防げたのでしょうが

そういう”おせっかい”をやける木のプロはもういないし

レッドシーダーを在庫している材木屋も無いし

工務店さんもはやデッキ材を買うのはもはやホームセンターだし…

ホームセンターのスタッフは「腐朽菌ってなんですか?」でしょうしね。

 

さみしいけれど、木を使えない時代になったものですね。

 

こういうのを見て読むと

「木はやっぱ腐るから駄目だな。」って思う人が増えちゃうと猛烈に悲しい。

木は業種を超えて、互いに気を使いながら”おせっかい”をやきあえば

全然長持ちするのですけどね。

「ヒトはやがて死ぬから駄目だ。」なんて言う人いないでしょ。木もおんなじ。

 

でも依頼者の方はそこをちゃんとお分かりの素晴らしい方で

手をかけて長持ちさせて愛着とか得るもの多いとお考えの方なので

お引き受けしてお仕事させていただくことにしました。

 

有限会社 加藤木材
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