『百年杉』の専門会社 加藤木材

複数の方々から【百年杉】でウイルス対策にならないのか?…のようなことの質問を受けているので、一度しっかりと記してお答えの代わりとさせていただきたい。

まず現状認識を共有しましょう。コロナウイルスですが、これは一般的な風邪の原因もコロナウイルスですよね。そして風邪の特効薬というのもいまだ開発されていません。開発できればノーベル賞どころじゃないのかもしれませんね。またSARS…MERS…今回の新型と…だいたい10年サイクルでやっかいな新型が出てきています。まぁ背景としてはこんな感じ。ですからこのようなことはこれからも地球上では起こり続ける事象と言ってもよいでしょう。怖かったり嫌だったりしますが、適正に恐れることをしていきたいものです。

そしてわたしたちの身体には菌がたくさん存在しますが、これらの菌は植物のような生き物なのですが、ウイルスは生き物もどき…菌もどき…のような位置づけでしょうか。大きさも菌の1/10とか1/100とか、とにかく小さい。この辺が菌とウイルスの違いの大まかなところ。

その極小サイズのウイルスの体内侵入を防ぐために「消毒によって殺す」という作戦も否定しませんが、【百年杉】はそうではなく自己免疫力の向上と維持の為のお友達という位置づけです。「ウイルスとの戦い」という表現をする方も多いけど、風邪はやはりひいちゃうでしょうし、また10年以内に新たな新型が出てくる可能性だってあります。「戦い」ではなく、「戦わないで済む強さ」を身に着けることが重要なのではないでしょうか。自己免疫力の向上と維持を左右するのはまさにクオリティオブライフ。

これをお読みのあなたの「衣食住」のレベルは大丈夫でしょうか。
「何を食べて何を身に着けてどんな住まいなのか?」

クオリティの低い衣食住によって、あなたが本来可能な自己免疫力の発揮まで至っていないことはありませんか?

さて話を戻して、じゃあ専守防衛にてウイルスからわたしたちの身体を守ってくれるモノは何?となると、これが菌ということになります。菌は菌でちょっと大きめの真菌と小さめな細菌とにも分けられますが、そのへんの専門的な話が知りたい方はちゃんと調べてくださいね。ぼくは専門じゃないので,この情報に関してはこのへんで終わりにしちゃいます。すいません。

じゃあ菌は正義のヒーローかというと、そうではありません。このあたりが実は最重要な話だったりします。人間は「正義なのか悪なのか?」とか「効果はあるのか無いのか?」とか…そういう考え方をしたがるのですが、ある意味、わたしたちの存在自体もそうなのですがすべての物質は正邪同一(せいじゃどういつ)が、おそらくは唯一の正しいジャッジメントではないでしょうか。菌にはカビ菌とか破傷風菌(はしょうふうきん)とか、実際にわたしたちの健康の維持に関してやっかいな菌もいますしね。

またわたしたちの身体の維持において、飲食物からの栄養の吸収という実に「重要なお仕事」の多くを私たち自身の遺伝子由来の細胞ではなく、腸内の菌という外注先にかなり任せきった身体の作りになっています。凄い話だと思いませんか?わたしもあなたも…。「明日から仕事するのや~めた。」って腸内の菌に言われたらヤバいっすよね。これがいわゆる菌とわたしたちとの共進化というヤツの結果です。

遺伝子由来の自前の細胞に「重要な任務」を任せると、たしかに任務に背かないから安心なのですが、その任務達成の継続には「(自前の)細胞の維持と再生の継続」という実に大きなエネルギーの投与の継続が必要であって、ひょっとしたら飲食物よりの栄養の吸収という「売り上げ面」と、その吸収の継続のための細胞の維持という「経費面」の収支がトントンとか…マイナスになってしまうというあたりが、人類の宿命だったのかもしれません。菌に任せざるを得なかったというかね…。

しかもこの腸内の菌との関係は親子間の「愛」という関係でもなく…「契約」という行為でもありませんし…「主従関係」でも「奴隷」でもなく、まさに共進化…ヒトと菌の利益が合致したというだけのことです。

考えようによっては、まさに「悪魔との契約?」のようにも思えます。人類の進化と隆盛は、自らの心身の維持に「最重要なお仕事」である飲食物よりの栄養分の吸収とウイルスの侵入を撃退する自衛隊も菌に任せることによって成立しています。なにしろ菌は外注先ですからね…細かいケアもいりません。「菌さん、栄養分の〇〇%をわたしたちに還してください。その代わりに余分な栄養分はあなたに差し上げます。」…やはり自前で優秀な社員さんを育てるより楽ですよね。でも結果として…体内の菌の継続に配慮し続けなければならない宿命を人類は背負っています。

たしかにウイルスは厄介だから殺したい…戦争をしたい…けれどもウイルス侵入の入口たる、わたしたちの、手のひらにも口内にも菌はいます。
「消毒」という戦争行為は専守防衛たる、それらの菌も殺してしまいます。

そう…ウイルス対策に【百年杉】はなんとかならないのか?…という複数の「問い」がありましたが、まず菌やウイルスに勝つとか殺し切る…という考えには限界があるように思うのです。…かなり困難。菌は大切に…しかもウイルスは殺すという都合の良い具体的手段は未だ無いはずです。それでは具体的な行動の継続として何を選ぶのか?…は、これをお読みのあなたが考え抜くしかないと思います。

具体的に言うなら「菌を守る」という考えから、水で手を洗うだけでかなりの汚れは流せるのだから、水洗いのみでイイという考え方の方もいるし、石鹸はやはり必要だけど、薬用石鹸までの高性能殺傷能力になると専守防衛の菌もズタズタになるから石鹸までとか…ヒトや手のひらの状況によって選択指標は異なるでしょうし、それでいいと思います。なるべく菌は生かしつつウイルスは入れない具体的手段のあんばいですね。

まぁすべてを殺す「消毒」行為も否定はしないのですが、それは最後の選択肢にしたいですよね。やはり皆殺しの「戦争」行為ですからね。

杉は植物を腐食させずに熟成~発酵させるために必須な植物器ですからね。ある分野の菌が元気になって、発酵をうながしているのでしょうから、【百年杉】で除菌…とか。もう発想から違うように思うのです。【百年杉】という存在は、やはりあえて言うなら自己免疫力の向上と維持のためのありがたい友人であり親友です。

ウイルスも菌もそうですが、学べば学ぶほどに…いま現在の利益のみを求める考え方では
未来が無いことを教示しているように思うのです。

学問や科学が、菌やウイルスさえもコントロールしようと探究をし続ける意欲を
わたしは否定しないのですが、わたしはそんなことは不可能だと考えるから
自己免疫力の発達と維持のための【百年杉】を発信し続けているのです。
おわかりいただけたでしょうか。

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