『百年杉』の専門会社 加藤木材

菌がウイルスを撃退すると前回に記しましたが、どうやって戦うのかをイメージしていただけますか。

関東に北条。西に今川。北に武田という有力大名がひしめいていれば、これでは、いわば3すくみの状態になっていて、互いに領地も拡大できませんよね。そんな状態の3大名のちょうど中間にエイリアンが突然降ってきたとします。しかもそのエイリアンが領地を拡大する意思を有しているらしい。3大名は結束してこのエイリアン撃退をしますよね。

この3大名が菌であり、エイリアンがウイルスなのです。前回も記しましたが、菌はヒューマニズムとかモラルとか契約によってウイルスをやっつけてくれるわけではありません。まるで戦国時代の群雄割拠のように、菌はじぶんの領地を広げたいんだけど、「睨み合って」それができない状態だから…それなのにウイルスが入ってきて増殖しようとするから、よってたかってやっつける感じですね。これが免疫力です。

そう考えますと…いったいわたしたちの手のひらや口内や腸内の菌はいつから北条や今川と武田の配置が決まったのか?疑問に思いませんか?これがだいたい3歳なんですよね。まさに「三つ子の魂百まで」なり。

だから3歳までにたくさんのヒトに抱っこしてもらって菌を付着させてもらって…自分にあった菌が手中に生き残っていく。「食」もいっしょ。現在主流の一定の菌のみによって製造される味噌や醤油ではなく、本来の発酵の器である100年杉~200年杉によって発酵される製造法の味噌や醤油をいただき続けることによって、多様な質量の菌が腸内に配置されるのです。

ですから3歳までにどんなモノを食べて…どんな床でハイハイしてきて…どんな衣服を着てきたのか?…は実に重要だと考えざるを得ません。

もちろん青森に住む方と鹿児島に住む方では、その地域の環境要因にあった菌の質量の望むべきバランスも違ってくるでしょうしね。ようはわたしたちの体内の菌を考える際に、良い菌や悪い菌という考え方じたいがそぐわないというか…やはり心がけるべきはバランスであって持続性のように思うのです。ですから必勝法の方程式が無いからこそマイクロバイオームは学問になりずらい。それと対照的に感染症学とか、とにかくウイルスの感染を食い止める手法論は学問になりますけどね。

ここであえて意図的に話を脱線させて記しておくと…
ヒトの幸せにつながる選択や行為は学問ではなく
哲学を有するお仕事よりの経験に基づく、さじ加減やバランスのあんばいに存在するのであって
多くの学問はピラミッド型の上部に駆け上がるためのモノであったり
他者の幸せではなく、自分の為の行為のように思うのですがいかがであろう。
学問は必要なモノなのだが、それはトレーニングの為のものであって
すっかり学ぶべきものは少ない学問が多いように思うのだがいかがであろう。

話を元に戻します。ですからこういう時期だけ、あわてて納豆やヨーグルトを食べたって効果は無いとまでは言い切りませんが…体内に存在する菌の質量が充分であれば、どんな菌を食べたって、その菌のみが増殖するとは考えずらい。「食」の重要性は、その「食の質」とその継続性のはずです。

たとえば今、わたしとテイラー・スイフトがキスをしたとします。
ぼくと彼女では育った場所も年代も食べてきたモノも違います。だから互いが保有する菌もぜんぜん違うはず。
キスという行為を通して、双方の口内に存在する菌は相手の口内に侵入します。
しかし、早い菌で数分。長くとも数時間で
互いの北条・今川・武田連合軍によって袋叩きにあって侵入した菌は死滅するらしいのです。
これがいわゆる免疫力。いまだけ納豆やヨーグルトではなく、質の高い納豆を食する継続行為が重要なのです。

参考書籍:「失われていく、我々の内なる細菌」みすず書房 マーティン・J・ブレイザー著

インフルエンザの死者だって年間/3000人を超えていますし、とにかく多少のウイルスの侵入があったとしても、たやすく繁殖を許さずに阻止する力を身に着けることが重要であって、その自己免疫力の向上と維持の為には「衣食住」というクオリティオブライフの水準の維持が重要であり、その結果としての大きな指標が体内に保有する菌の質量ということですね。やはりウイルスを適切に警戒しながらも、自らの自己免疫力の向上と維持に留意した生活というあたりが「賢い考え方」であるように思うのです。

ジャンクな添加物まみれの農薬たっぷり使用のエフワン種野菜と抗生物質をエサにして養殖された肉や魚の料理を食べて、ビニルクロスの壁と特殊シートの床の化学物質まみれの住まいに、化学繊維の下着にて、消毒一辺倒の行動にてトイレットペーパーを買いあさる行動というのは、いかがなものであろう。

一言でバッサリと言うならば…「お金の使い方を間違えてはいませんか?」

病気や老後の為にお金を貯めるのではなく、病気や長き不健康寿命の老後にならないためのクオリティオブライフの為のお金の使い方をすべきなのではないでしょうか。これを契機にご自分の自己免疫力の向上と維持の為に具体的に何を為して継続すべきかをじっくりと考える機会とされることをお勧めいたします。

「食」を学びたいのなら、わたしもここで教わっているのですが
サンスマイルさんがおすすめです。
もちろん「住」ならご予約の上、弊社にお越しになればいい。

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