『百年杉』の専門会社 加藤木材

13年来、彼からしか買っていない
【百年杉】の一次生産者の
ビジネスパートナーの畦地秀行君が
丸太の下敷きになって左足を3か所も骨折してしまって
約1か月間の入院であった。
入院中宇でも電話やショートメールで連絡をとってきたのだが

「いざ退院(したはず…)」となってから

プツリと連絡が取れなくなってしまった。
そしてもう2週間。
会社に電話してもでないし…
(昔からそう…)
自己の携帯に連絡方法を一元化してきた彼だからね
(それは良くないよ…と助言し続けてきたのだが…)
尾鷲の木材組合に電話しても留守電になっちゃうしさぁ。

ほんとうのデッドラインになってしまっては
お仕事の身動きができないので
バッファを見込めば、ほぼデッドなので

こうなると
鳩を飛ばすか…行くしかないのだが
鳩は飼ってないので
尾鷲まで行くことにした。
これは江戸時代の話ではない。

午前中に頼りになる友人に電話で相談して…
弊社スタッフとあらゆる可能性をブレストしてから
午後から出発した。
夕刻には松坂に入って
そこで宿泊。

一人旅は好きなのだが
あらゆる可能性を考えるから
串カツ屋で飲んでても
ぜんぜん美味しくな~い。

翌朝レンタカー屋は8時からなので
8時1分に入って尾鷲に出発。

9時半には畦地製材所に着いた。

「あぁ、(ビックリ!)わざわざ来てくれたんや。ほんま、すんませ~ん。」

容態は相当に悪い。
話をするどころか
「痛み」から文字を見る集中力さえも無い。

今は、絶対安静な時期なのに
フォークリフトに乗って
木材の移動などの仕事をしている。
なんでも「座る」ことが最大の痛みなのだそうだ。

「痛み」が顔に出続けている。
泣きそうな顔をしているが
それが「痛み」からなのか
「謝意」からなのかもわからない。

そんなことをしていたら
加齢による10年後に…たいへんな問題になるよ…と伝えるが
情報的には聡明な彼はわかっている。
(俺が行かざるを得ないんだから根源的な聡明ではないけどね)

しかし零細企業である我々には圧倒的にリソースが足りない。
何から何まで足りないのである。
ぜ~んぶ足りない。

おそらく「痛み止め」などを飲んで頑張ってしまえば
痛みが無い分、足の骨折箇所=ボルト固定はボロボロになってしまって
本来は安静→治癒になるべき時期に
決定的な破壊につながるから
クスリなど飲めないのであろう。

「名古屋や大阪の工務店さんが
(近いから)、材料つくりに手伝いに来てくれて…
そしたら、その工務店の材料の仕事をみんなでせにゃいかんでしょ。
だから加藤さんの材料が後回しになっちゃって…
申し訳なくて電話でられんかったし
夕方になって、電話しようと思っても…」

痛みで病んでそれどころじゃないわな。

「そうなんです~。すんませんでした~。」

(これじゃ夜間も眠れていまい)
結局そのお前の変なイイヤツぶりが
おれに金使わせてここまで来させてるし…。

「ほんま、すいません。必ず何かでお返しします~。」

鶴かよ、まったく。
熊みたいな身体してからに。

紙に書いた連絡事項を渡して
要旨を説明し始めたが
俺の話を聞くだけでも辛そう=痛そうだったから
30分で尾鷲を後にした。
虐待になるもん。
往復10時間で滞在30分であった。

畦地君は兵士が銃弾が体内に入ったまま
戦っているような苦悶ぶりであった。
でも俺にはどうすることもできない。
ふん。気に食わない。
俺達にはすべてが足りない。

世の中はテレワークだのリモートだの…
しゃらくさい!クソがっ!!

お米もお野菜もベッドも床材も
テレワークじゃできんのじゃ!!

だいたい
原価率15%くらいのゴミを
あたかも価値があるように見せるための
「悪だくみ」がテレワークやリモートであろう。
恥知らずが!

俺たちゃ原価率50%超えの「価値ある杉」なんじゃい!

ゴミを立派に見せるための
広告やら原稿やらHPやらCMやら…
寄ってたかって「ゴミ」を磨く相談の
テレワークやリモートでの金儲け。ふん。

あぁ気に食わん!

設計士も工務店も在庫持たないしな。
一人も尊敬できん。消えてくれや!

畦地君は俺の注文がある前から
【百年杉】の丸太を買ってるし
俺だってベッドの注文がある前から
【百年杉】の板を買っている。

客から金もらってから
「速く安く用立てる」のが工務店と設計士。
こいつらには恥も外聞もない。

置く場所なくたって
預かってやるから在庫持ってみろや!

そんなに「日本の木が大事」とか言ってるんなら
預かってやるから
金で残さないで
木で残せや!!ふん!

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