『百年杉』の専門会社 加藤木材

連日35℃とかの猛暑だったのですが
弊社工場にお越しになるがいい。

ほら!【百年杉】体感に来いや~!

みな「涼しい!」と口をそろえます。

弊社1階工場は「無気密(=開けっ放し)無断熱」である。

それなのになぜ?…。

話は簡単。工場内は「杉だらけ」だからである。
この「売るほどある杉」が
「塩ビ管やプラスチック」だったらこうはいかないはず。

出入り業者さんが
みな口をそろえます。
「化学物質満載の倉庫は暑くて不快だ!けど、ここは違う!」
それこそ同じ家具屋でも
木なんか無いのが昨今の常識。
「でも加藤さんとこは(一瞬)寒いと難じるくらいだ!」だってさ。

法律が変わって
これから建築業界は
みな口をそろえて「高断熱一辺倒」であろう。
まさに「断熱バカ1代!」

しかしそれだけでは50点である。
アホらしい。

建築業界や学者は「欧州では高断熱住宅が…。」と
ずいぶんと声高だが…

あんなん、断熱さえしとけば
あとはやることない気候だからでしょ。
アホらしい。

湿度低く。雨無し。台風無し。紫外線少なく。虫も少ない…。

「断熱さえしとけばはい!はい終了!!」の
多様性に欠く単一的な気候の建築学問を
相変わらずそのまま持ってきては…
ただただ金を貪るこの国の建築人。

ほんと学者と設計士のみに
「日本の木の素晴らしさのスピーチ」を任せてちゃ
この「木の国」は滅びるよ。
この日は8月9日。
気象庁発表だと最高気温35.7℃で平均湿度は69%(東京)。

写真は無気密(=開けっ放し)無断熱の
1階の工場内の温度湿度です。
時刻は13時あたり。
「気温37度~湿度58%」

この日の東京の最低湿度は54%だからね。
ほぼそれと同じくらいの数字を
最高気温近くの時間帯でたたき出しています。

わたしは1日工場で作業をしていましたが…
ジンワリと汗ばむけど、汗はダラダラとは出ないよ。
ただし「力仕事をする=呼吸を止めてパワーを使う」と
ダラダラと大汗をかきましたね。
その連続でした。

ようはエアコン無くても工場内は
健康的に安全に作業ができるレベルである。
【百年杉】がたくさんあれば可能なのである。

2階の低気密無断熱の【百年杉体感ルーム】の同時刻の環境はこちら

「気温34℃~湿度53%」になっています。

この【百年杉体感ルーム】にエアコンはありません。
隣接する「オフィス+打ち合わせスペース」には天カセエアコンがあって
ドアを開けてその冷気を入れるくらいの環境です。

2階の体感ルームじゃ
ぜんぜん汗はでません。
(1階工場だとジワッと来るけど…)

気温が34℃あってもね…。

実際にこの翌週の14日に
30代のご夫婦が【百年杉体感ルーム】にお見えになったのですが
この日は東京の最高気温が33.3℃で最高湿度は84%にまでになった
苛烈な日だったのに…

4畳半の【百年杉体感ルーム】に
わたしを含めた‥‥大人3人でエアコン無しでとどまっても
不快でない環境に腰を抜かされていました(笑顔)。

これから建築業界が主導するであろう
「高断熱至上主義!=断熱バカ1代」って
なんざんしょ?

やはり木の中でも「湿度の吸い込みと放出」という
「調湿~貯湿」の能力がダントツである杉の存在は大きい。

以前、労基の講習を受けた際に
「最高気温+湿度」の数字が110を超えたら
必ず労働災害の熱中症による死者という労働災害が起こるから気をつけろ!
とレクチャーを受けたことがあります。

しかし最高気温が60℃になることはあるまい。
そう…要注意なのは高湿度であるはずである。

それなのにTV報道が
「温度」ばかりで「湿度無視」の報道をし続けるのは
エアコン頼みでまったく「調湿~貯湿」する木が無く
またその能力が高い杉がなったく無い住宅を
供給し続ける不動産系&ビルダー系スポンサーと
エアコンメーカーへの忖度なのではないだろうか。

まったく無視しろとは言わないが
この国で“いのち”の継続のために留意すべきは
温度より湿度であるはずである。

それでも慣行建築業界は
石油で造られた無透湿の断熱材を
高断熱として推奨していくことであろう。
あほらしい。

やはり多湿の夏があるこの国においては
湿度への留意は必須なのである。
「断熱さえしとけば終了!」の欧州とは違うのである。

この国の建築業界は
だいたい建築学問ばかりで
「ホモサピエンスの身体のいとなみ」にほぼ留意せずだからね。
それを知らずにどうやって健康な住宅を建てようと言うのであろう。

さて話を続けよう。

高湿度の環境を
「吸湿~貯湿」の杉のお陰で快適にしている…という知見も
おそらく+30点に過ぎないであろう。

高断熱の50点と合わせても
満点には、あと20点足らないのである。

最後の+20点は…
これはおそらく「皮膚」の能力によるものである。

皮膚は単なる包装紙ではなく
目で見えないような
赤外線や紫外線を認識しているらしいことや
ワンコにしか聞こえないような
2万ヘルツ~3万ヘルツといった
高周波の音まで聞こえているとしか思えない能力を有することは
ここ20年くらいの世界中の研究結果によって明らかにされています。

そう、「皮膚は目よりも目が良く…耳よりも耳がいい」のである。

そしてさらに皮膚周辺の酸素濃度まで感知していて(驚)!
さらになんとその変化に応じて体内の(酸素を運ぶ)赤血球の生産量調整のシグナルまで出していることまでわかっているのである【Boutin A.T. et ai(2008)Cell.133-233-234】。

つくづく
建築の連中って建築しか知らない。

人体の周囲の環境と「皮膚→脳」の重要な関係性を知らな過ぎなのである。

経験的には「田舎から都会に出てきたら鼻毛が伸びるのが早くなった!」だとか…
「皮膚」は酸素濃度だけでなく
他の空気中の化学物質の察知だけでなく
すべての空気中の化学物質の存在を
リストとして継承していると考えるのが自然ではなかろうか。

その仮説なく「都市部で鼻毛ボウボウ!」を説明するのは困難である。

喘息の主因たるNO2は自然界にも存在するが
都会はなんたって排気ガスが多いから田舎から比べると
数倍の量にもなろう…。

皮膚はそれを察知して脳に報告。
脳は頭蓋骨に中にあるから
他の感覚器の報告がなければ、身体の各所に指令を出せまい。
(この場合がNO2吸引を防ぐべくフィルターとしての鼻毛の増産命令)

杉は断トツの空気浄化能力を有します。

川井秀一博士の研究によれば
前述のNO2浄化能力に関しては(H2Oによる浄化)
木材の中の2位グループの「ヒノキ」に5倍以上の大差をつけて
断トツの首位の空気浄化能力なのである。

解説しよう。
木は炭になっても水分を有する。
そうH2Oである。

杉が「喘息(ぜんそく)」の主因たるNO2を
「調湿~貯湿」の過程で吸う。
樹内のH2Oと結びつける。

Hが結びついてNO2は
喘息の原因にならないHNO2(亜硝酸)になる。

樹内に無毒化して保存してくれるのが杉なのである。

大量に…売るほどある杉材がある
弊社1階の無気密無断熱の工場内において
おそらく「皮膚」は
「望むべき最高の状態の“空気”を感じて」その状況を脳に報告。

脳は身体の細胞~腸内細菌類のすべてに対して

「まったく素晴らしい空気である。未来にまったく不安が無い空気である。今こそ、すべてのストレスから解放された作動を…動きをしてくれたまえ!すべての注意報&警報を解除することを宣言します!」とばかりに叫ぶのであろう。

「心地よく感じる」のは
体内のすべての警報+注意報が解除されるからなのではないだろうか。

やはり身の回りに質の高い杉が
たくさんあればイイだけの話であろう。

断熱だけでは50点。
木を使うだけでも30点。
残り20点は
国立博物館の収蔵庫の例を挙げるまでもなく
杉をふんだんに仕上げ材に使わなければ達成できまい。

そう施主はお金の使い方を間違えているのである。
建築の「人間」にお金を使い過ぎであって
高品質杉材を生産する林産地にお金を「使わなさ過ぎ」なのである。

お金の使い方を「ヒトから植物」に変えないと…。

話を元に戻そう。
おそらくは
体内の「報告~命令」関係の電気信号が「整う」のであろう。
気温が35℃あろうが関係ないのである。

化学物質まみれの20℃よりも
杉によって「整えられた~森のような空気」の35℃の空気を
おそらく皮膚は好適と分析して
脳に報告。
脳はその報告を信じて
全身に「OK」状態を発信しているのではないだろうか。

ホモサピエンスとして求めるべき空気の質なのであるからなのであろう。
温度も多少は関係もあるが…
35℃だから×というわけではないのである。

最後の20点を科学で立証するには
かなり骨が折れるが…。
必ずしも立証を待つまでもないと思うものである。

なぜならわたしは
遠くなり過ぎた植物とホモサピエンスの
距離感を近づけることによって
「幸せな依頼人」を増やしたい行動が
そのまま人生であるのだから

依頼人が幸せになっちゃえばいいのである(笑顔)。

まだ「暑い」9月末くらいまでに
弊社に体感にお越しになって
自分の「驚きの皮膚能力」を体感することを
強烈にお勧めするものである!

「断熱バカ1代!」の…
温度至上主義の…

「ホモサピエンスの身体のいとなみ」に無学な
毎日揮発性化学物質を出し続けて
「皮膚」がそれを感知することによって
呼吸が浅くなっていく感のある
ビニルクロス住宅や

パイン材やカバザクラ材とか…
たいして空気浄化もしないのに
無垢材美学でお茶を濁しちゃってる
「断熱バカ1代住宅」で後悔する前に
自分の「皮膚の能力の開放」を試しに弊社にお越しになればいい。

ようは設計も必要なのだが
あの方々からは
結局「家づくり」の話しか得られないのだから…

その前に
「生き物の進化やホモサピエンスの脳の進化の過程から
子どもたちの脳の成長や
ばぁさんの脳の維持と呼吸の深さや睡眠の質を考える」ために
弊社にお越しになって

「ホモサピエンスと植物の素敵な関係性」

について考える機会を得るべきである。

設計士さんや工務店さんとのと関係性は
そのあとで充分であろう。

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