『百年杉』の専門会社 加藤木材

わたしの考えを段階的に記す前に、
「3つの脳」と「皮膚~(常在)菌~脳」という3つの思考可能な存在に関する
いくつかの科学的な話を共有させていただきたい。

本稿は最終的には【皮膚】の重要性について
お考えいただくきっかけとしてもらいたいのですが…

そのためには上記の「3つ×2セット」の科学的な理解が必要なのです。
ちょっと難しいかもしれませんが、
ご理解いただければ、あなたの未来にお役に立つことでしょう。

まず「脳は3つに分かれている」という
「3つの脳」について共有していきましょう。

わたしたちの脳はいわゆるバウムクーヘンのように
上塗りされ続けて進化してきたと考えられていまして、3つの脳に大別されます。
そして3つの脳は「3種の呼吸」を制御する存在でもあります。

この大枠としての「加藤政実の考え」じたいが
「住環境による呼吸の違い」が大きな命題ですので
「3つの脳」を「3種の呼吸」にもリンクさせながら書いていきますね。
書籍でいえば7~8冊分の内容が本項となりますから
理解が止まってしまったら
そのままにせずに時間をかけて検索するなりして、ご理解くださいませ。
大変かもしれませんが、これが体内に宿ると随分と視野が広がるように思うものです。

●まずは人類が、まだ爬虫類時代だった頃からある原始の脳としての爬虫類脳
古い脳ですから頭蓋骨の真ん中(脳幹部)に存在します。
この脳は、わたしたち自身によるコントロール不可能な脳です。

役割としてはわたし達が生き残って…死なないように…
体内の各所の細胞に、指示を出し続けている重要な司令塔的な存在の脳です。
しかし、わたし達がその爬虫類脳からの指令を認識することはありません。
そんな事が可能であれば気が狂ってしまうくらい…
常に指令を出し続けていて
わたし達が暑かろうが寒かろうが…死なないようにしてくれている存在なのです。
この爬虫類脳が制御する呼吸は「代謝性呼吸」と言うのですが
ただただ「生きていくために必要な呼吸」という事なので
ググっても何も出てこないくらい(実話)、コントロール不能な呼吸でもあります。
「生きていくために必要な無意識の呼吸」という感じ。

●その外側にあるのが哺乳類脳です。
爬虫類→哺乳類に進化しながら身に着けてきたと考えられています。

ここは感情のコントロールにも関わっている脳です。
哺乳類脳が司る呼吸は「情動性呼吸」と言います。
これは「心の持ちよう」と言いますか…
喜怒哀楽の感情や不安という気持ちの持ちようによって「呼吸の質」
大きく変わってくると考えられている呼吸です。

しかし…その実行はカンタンではありません。
「ご先祖様は哺乳類に進化して、集団でいる事によって身を守る術を覚えた」のですが
とはいえ他の個体との距離感が近過ぎますと
それはストレスにもなるという矛盾も生じますからカンタンではないのです。
ヒトはヒトのありがたさが身に染みる生き物なのですが
最も邪魔してくる生き物もヒトであるはずです。

とは言え…爬虫類脳の情動性呼吸とは違って
「気の持ちよう」によって…かなり「呼吸の深さ~長さ」が変化しますので
人生にとても大きな影響がある脳であり呼吸と考えられています。

ですから気持ち的に様々な困難な状況にあったとしても
心がささくれないような自分なりの心のスタイルを持ち続けることによって
哺乳類脳は「情動性呼吸」が望むべく「深く長い呼吸」に
なり得るように導くことは可能なのです。

呼吸の大家である本間生夫博士は震災後の東北の子どもたちの
「呼吸の浅さと速さ」をご指摘されていましたが
やはり心的ストレスが知らず知らずのうちに呼吸を浅くしてしまうことなど…
哺乳類脳とわたしたちの本質的な呼吸の関係性はとても重要なのです。

ここであえて意図的に話を脱線させますね。
アルツハイマー型認知症の発症前に「匂いがわからなくなる」という兆候があったり
鼻呼吸不可能なヒトは認知症になりやすいという論文は多数あるのですが
嗅覚として取り入れた情報は、ほぼ直接!この哺乳類脳(大脳辺縁系)に届いて
大きな「刺激」となっています。
ですから老化による嗅覚の衰えや、もともと鼻呼吸に難のある方は
これらの脳への刺激が少ないからボケやすくなるということになります。

●話しを戻して3つ目の脳です。脳の最も外側には…
今、この文章をお読みになりながら
「考える」…ことによって使用~活用している人間脳=大脳皮質があります。
わたしの幼少期には…「人類は脳の約10%しか使っていない!」などと
発表されていた話にも通ずる脳の外側に存在する大脳皮質です。
もちろんここは自ら勉学に励んで、「脳トレ」が可能な脳でもあります。
司る呼吸としては「随意呼吸」になって
ようは「やりたいと大脳皮質が考えて実行する呼吸」ということになります。
たとえば…「深呼吸」がそうですね。
前述の本間生夫博士は「深呼吸には、あまり意味は無い。」と
著作の中でおっしゃっています。

これは誤解の無いように申し上げますと
深呼吸と言う行為は悪い行為ではないのですが
年がら年中できるわけでも無いでしょ。ということです。

爬虫類脳が司る作業のひとつに「あくび」があります。
「あくび」とは大量の酸素を必要とする脳への酸素到達が減った状況の際に
強制的に大量の酸素を送り込む行為なのですから
意味はあるどころか重要な行為です。
「あくび」をすることによって脳を活性化させてスッキリさせて
死なない判断を可能な状態にしようとしているのです。

それに対して「深呼吸」のような「随意呼吸」は
寝ているときには不可能だし、意識しなければできないし
その感情によって大きく変化する情動性呼吸のように…
その呼吸の質が大きく人生を左右するような呼吸ではないということです。

3つの脳を整理しましょう。
爬虫類脳はわたしたちの「生死」に関してコミットし続けていてくれています。
しかし、司る「代謝性呼吸」も含めてまったくコントロール不能であり
鍛えることも不可能な根源的な存在です。
まさに絶対帝国主義的の君主のような存在。
そして体内の全細胞は爬虫類脳からの指示・命令に盲従するのです。
しかしわたしたちはそれを認識することは全く無いという存在でもあります。

ホメオスタシス(恒常性維持機能)として後述いたしますが
わたしたちが死なないように「24時間×一生」体内各所の細胞に命令を出し続けています。
爬虫類脳がテキパキと指令を出し続けているからこそ
わたしたちの体内は一定の恒常性を維持し続けているのです。

哺乳類脳も直接的なコントロールは困難ですが
その仕組みを理解しながら…
うまく「身を守る集団性とストレスそらしの関係性の両立」をはかることによって
穏やかな「深く長いストローク」の「情動性呼吸」の継続は可能になってきます。
ですから、言わば…正確な知性を持つことによって
その結果が大きくかわってくる「呼吸」を司る脳です。
ここを「深く長い呼吸」にすることによる健康に関しては
具体的なメソッドは本間先生も開示されていますので
そこを掘り下げることはとても価値があるように思うものです。

人間脳は人類の最大の特長である知性そのものという存在なのですが
根源的な生涯を左右する存在ではないと言いますか…
「脳トレ」もそうですが、ここだけを鍛えて暗算や記憶力がいくらあっても
その生涯の人生の質の向上には
ある意味、哺乳類脳や爬虫類脳の存在の方が重要とも言えないでしょうか。

人類という生き物の最大の特徴は知性ですから、それはこの人間脳の存在になります。
そして人間脳とは、その場その場の最適な行動の為の思考を継続していくのですが
人生とか…人類とか…その根源的な領域まで
人間脳のみで踏み込んでいくには
それこそ「悟り」のように、なかなか常人による到達は困難ではないでしょうか。

身近な話でも…「google検索」によって、恥をかかなくなることによって
いつまでたってもそれに依存して、覚えないこともそうですし
(人間脳は容易く入手できる情報は覚えない仕組みになっています)
電池切れ=検索不可能=行動不可能な人間になってしまうこともありますよね。

また最近では、それこそ人類の存在理由とも言える「思考する知性」さえも
AIに委ねてしまうという…その人間脳の利口さゆえに…
今後はその知性の大幅な機能低下さえも引き起こしていくのでしょうからね。
やはり人間脳とは、人類最大の特長ではあるのですが…
「悟りキャリア」の方以外は
千年先を見越した思考や行動は困難な生き物なのでしょうから
人間脳のみの使用に偏ることは
かえって人間らしさの崩壊につながるような危うさがあるのかもしれません。

やはり爬虫類脳と哺乳類脳の特性を理解しながらの人間脳の活用という…
「3つの脳」の存在をしっかりと意識しながらの
人間脳の発達~活用と維持が求められるのではないでしょうか。

バウムクーヘンのように上塗りされてきた「3つの脳」を共有できたところで
脳は脳でも…生命維持に最も重要な「爬虫類脳」の存在を中心に意識しながら
以降は「体内の思考する3つの存在」を考えていきましょう。

体内で思考可能な存在は「脳~皮膚~(常在)菌」という3つになります。

まず【皮膚】とは眼や鼻などの五感と同じどころか
それらを超える高い能力があることが科学的に証明されています。
(皮膚は見えて聞こえて…匂いも味もわかります)
そしてまるで脳のように思考可能な臓器のような存在であることもわかっています。

ようは【皮膚】とは、身体の周辺のあらゆる情報を得る超高性能センサーであること。
そしてそれだけでなく…
その情報からの対策=生命の持続に悪しき環境要因があった場合…
死なない~弱らないための対応を
直接!体内の細胞に指示をしていることがわかっています。
これは、ここ30年ほどの世界中の研究結果によって明らかになっています。

あと…この機会に、身体の内外の環境~状況の情報収集と
それを認識後の「死なない可能性を引き上げるための指示」に関するスキームという
「ほうれんそう=報告・連絡・相談」+「実行」について整理して共有していきましょう。
こういう科学を基盤に置いておくと
「住環境」に関する考え方にはとても有効だと思うものです。

身体の中の状況に関しては、おそらく(常在)菌も関与して爬虫類脳に報告しています。
わたしたちを構成する細胞の70~90%が菌なのですから
自前の遺伝子由来よりの、たった10~30%の細胞のみの情報では
体内の正確な情報なんて得られるはずもありません。
だから体内に入ってしまった…悪しき物質の存在などは
「菌→爬虫類脳」を経て、「爬虫類脳→細胞」に指示が伝えられて
それらの物質が排出されているのでしょうね。

科学的には立証されていませんが、ある著名な脳神経学者さんの講演会での出来事です。
水俣病の際にその先生は大学生として現地でフィールドワークされていたらしく…
「なぜ?妊婦さんは症状が軽い~出ていないのだろう?」ということに気づいたそうです。
そしてその後、第1子は水俣病として産まれてきて、妊婦さんも第2子も水俣病でなかったそうです。
その先生は「体内各所に存在する有機水銀の存在を(常在菌が爬虫類脳に報告)
爬虫類脳は母体が生き残れば種は継続するので
デトックスの好機とばかりに水銀を全部、第1子に運ぶ指令を細胞に命令した。」と考えているって
講演中に嗚咽しながら話し出したのです
。「今日は言おうと思って来た」ともおしゃっていました。衝撃でした。
こうやって書いていても…あの日を想い出して鳥肌がたちます。

その後、最高裁でこの第1子は水俣病に認定されませんでした。
「あぁこの国の学問ってダメなんだな。」って強烈に認識したのを覚えています。
これと似た話が子どもたちのアトピーなのかもしれません。
化粧やらなんやらで経皮吸収してしまった排出困難な化学物質が…
ということかもしれません。
経口吸収は9割排せつ可能なのですが
経皮吸収は逆に9割排せつ不可能
なのだそうですからね。
【百年杉】にてアトピーの良化という感想も多数いただきますが
それは排せつ力の強化だと思っています。だってウンチがモリモリでてるもん(笑顔)。

そして身体の周辺という外部の環境要因への察知と対応の主力は【皮膚】になります。
【皮膚】はそれがどの程度の領域なのかは、これから解明されていくと思われますが
司令塔たる爬虫類脳を経由せずとも直接、細胞に指示やシグナルを出していることも分かってきています(驚)。

恒常性維持機能(ホメオスタシス)でググってもらえればわかりますが
外部環境要因によって…死んだり病気にならないように
内部でイロイロと作業をして安定した状態を続けているのです。
暑かろうが寒かろうが…
死なないように…体温が上がり過ぎないように下がり過ぎないように…
恒常性を維持しているのです。
何もしないから安定しているのではなく、やり続けているから安定しているのです。

このように、わたしたちの体温が一定なのは、爬虫類脳からの「24時間×一生」の
体内各所の細胞への実に細かい指示・命令の継続の結果だと長らく考えられてきたのですが
どうやら【皮膚】もその役割を担っていることがわかってきたのです。

整理しましょう。菌は身体の内部の状況に関して、おそらくもの凄い情報収集力を持っていて、爬虫類脳は遺伝子でつながっていない別な生き物なのに…なぜか菌の情報を信じて細胞に指示を出しているようです。菌は他の生き物ですので直接、体内の細胞に命令は下せません。あくまでも爬虫類脳経由になります。また爬虫類脳は体内の細胞に「絶対的な指令!」を下せますが、頭蓋骨の中心部にありますから、身体の内外の情報を知ることはできません。内部は菌。外部は【皮膚】からの情報が頼り。

そう考えますと【皮膚】のみが情報収集と細胞への指示が可能な唯一の存在なのです。
ようは…脳よりもむしろ【皮膚】こそが
わたしたちの未来を大きく左右していることがわかりつつあるのが
「科学」の現在地点なのです。

しかしこれらの「【皮膚】の驚きの能力」を
有益にわたしたちのライフスタイルに役立てるとなると
医学書だけでなく…
あらゆる教科書の根本的な書き換えが必要になってくるように思うのですが
わたしたちはそれを実行できるのでしょうか。
いったい何年かければできるのでしょうか?…50年?…100年?…。

学問に限らず…この国の組織の全てであるピラミッド構造は
新たな発見や事実を極めて受け入れづらい構造ですからね。
だってピラミッドが崩壊してしまうもん。

おそらくみなさんが考えている以上に
人生の9割を占める「屋内環境(空気)の質」のよる
「身体のめぐり」の変化は大きいのです。

また爬虫類脳も(常在)菌も鍛えられません。
けれど【皮膚】は鍛えられます。
極端に言えば、脳トレよりも【皮膚】トレなのです。
【皮膚】トレこそがボケ防止につながるとわたしは考えています。

私見になりますが、単なる高感度センサーのみの【皮膚】で終わらずに
「考える【皮膚】」にまで到達させることによって
子どもたちの脳の発達にまでリンクするとさえ、わたしは考えています。
どこかで後述しますが、実は人類の脳の発達は【皮膚】の進化と連動しているのです。
だからボケ防止も同じ。
【皮膚】の思考力の維持が鍵だと思っています。そのための【百年杉】なのさ(笑顔)

(つづく)