3歳児検診では間に合わないのだ。
小児科医の三池輝久先生も著書の中で
睡眠の時間が短い子(=睡眠の質の低い子)の
発達障害との関連性などもご指摘されていますが
このご指摘はまさに「わが意を得たり」でありまして
各種の勉強をしていきますと
特に0歳~3歳までで ほぼその人の「命の大きさ」は決まってしまう感があります。
別掲させていただきますが…
以下のような話もあります。
「人体にはヒト細胞の3倍以上に相当する100兆個もの細菌が常在しています。 つまり我々を構成する細胞の70%~90%が人に由来しないのです。 こうした細菌は地球上の微生物の無作為集合体ではなく、ヒトと共進化してきた独自の群れであり、我々の生存に不可欠だ。 構成は3歳くらいまでにほぼ決まり、指紋のように個々人で異なる。その最も重要な役割は先天性、後天性につぐ第三の免疫である。」 「失われていく、我々の内なる細菌」マーティン・J・ブレイザー著)
脳のシナプスの構築という
フォーマットの構成も3歳まででほぼ決まりますし
もちろん脳も含めて我々は生きる限りは成長し続けていくのですが
その「土台」はほぼ3歳で決まってしまう感がありまして
ストレートに言ってしまえば
胎児期を含めた命を授かってからの約4年間で
その人間の命の大きさ…容量はほぼ決まってしまうと言っていいと思われます。
話を睡眠に戻します。
言い方がセンシティブにならざるを得ない話なのですが
率直に申し上げますと
脳に何らかの問題のある人は眠れないのです。
生まれる前から脳に障害のあることがわかっていた先天性脳障害の子も
自閉症を含む発達障害の子も
後天的に脳梗塞などの脳の疾患を経験された方も
加齢によって脳が衰えていく過程の方々も…
皆「眠れない」のです。
お年を召されていく方に対して
「脳に問題がある方」のような言い方は
頭にくる方もいらっしゃる人もいるでしょうが
人生とは加齢とは 脳が衰えてく道程とも言えますので、ご勘弁いただきたい。
年をとったから眠れないのではなく、眠れないから衰えるのです。
話をもっと戻して幼児の睡眠障害に戻します。
発達障害の子は入眠困難というより「中途覚醒」が多い感覚を持ちますし
眠りの浅いレム睡眠時(=乱暴に言えば~脳の発達に貢献する睡眠時間帯)に目が覚めてしまう事によって
睡眠の持続が困難(=睡眠障害)になっていて
…結果、脳の成長が遅くなっているのでは?…という印象を弊社ではもっています。
現代の「衣食住」の「住」における 大きな問題点は
何度も繰り返して記しているように…
脳が寝室内のビニルクロスなどの長期に渡っての
微弱な化学物質入りの空気を嫌って
鼻孔を閉じ気味にする指令を出しているので
脳の主食たる酸素が常に不足している睡眠であるという事。
↓
その結果、睡眠の質が浅く、目覚めやすい睡眠であるということ
↓
そうなると、どうしても眠りが浅くなる「レム睡眠」時に目覚めてしまう。
↓
「レム睡眠」は乱暴に言うと脳の発達の為の睡眠なので
これでは脳の急速な発達期ともいえる3歳=ほぼ一生の「命の大きさ」まで決まってしまう3歳までに
充分な脳の発達が見込めない。
上記が私と弊社の推論である。
前述の三池先生も著書で書かれていますが
「人は疲れたから寝るのではなく、脳の働き=情報処理能力の維持の為に眠るのです。」
皆、視認できる、赤ちゃんの身体の成長ばかりに目を細めますが
視認できない脳の発達…そして更には「心」の成長には とにかく「睡眠」が重要なのです。
3歳までの睡眠で、その子の一生が決まると言ったら言い過ぎでしょうか。
定型発達の子でも
屋内の空気が常に微弱な化学物質が蔓延している為に
脳はその空気の吸引を拒んで、鼻孔を閉じ気味にする指令をだしているように思います。
弊社ではそういう推論を持っています。
慢性的に鼻孔を閉ざしているようでは
副鼻腔炎などの症状につながっていきはしないでしょうか。
「住」の空気が変わればもっとやれるはずです。
ADHDなどの発達障害の子も 深夜に起きてきて、積み木遊びをしていた…などのエピソードを聞きます。
せっかく脳が成長するレム睡眠時なのに、そこになると眠りが浅くなるので 起きてしまう。
お部屋の空気が悪いので…脳に酸素がたくさん届かない睡眠なので 眠りが浅くて起きてしまう。
睡眠は香り
最も鎮静効果のある森の恵みは杉。
香りは樹齢に比例しますから 低樹齢≪高樹齢…だから「百年杉」
「百年杉」が赤ちゃんの身近にあるだけで
赤ちゃんたちの将来は、 私はもっともっとやれると私は考えています。
もちろんメラトニンなどの薬の投与による眠りの促進を否定は致しませんが
その前に「住」環境による影響は大きいと考えざるを得ません。
そして我が国では全国一斉の3歳児検診というのがあります。
そしてそこで「発達障害の恐れあり」などのジャッジが下されるのですが
前述のとおり、3歳児検診の頃では遅いのです。
3歳までの睡眠=脳の発達と働きの維持で 決まってくるのです。
胎児~3歳までの睡眠が、良好であれば
発達障害の子でも、その症状は緩和されて
ずいぶんと変わってくることが予想されます。
もちろん、定型発達の子だって、ずいぶんとその心身の成長が変わってくるはずです。
何しろ脳の成長だけでなく
フォーマットが変わってくるのですから…。
住まいの「住」環境の違いで大きく変わる事
現代の屋内の眠り続けづらい空気によって
子どもたちの未来に大きな思い蓋をかぶせている可能性について
ご理解いただけただろうか?
残念ながら 3歳児検診から 慌てても遅いのである。
この写真は、ようやく試作が完成したベビーマットです。
これを創っていて、ブログ更新が遅くなってしまった。
ごめんなさい。
赤ちゃんはこの上に赤ちゃん用の布団を敷いて眠ることによって
大きな効果を期待したモノです。

よくある「オリ「のようなタイプのベビーベッドでも
その内側の床部にピッタリとはいる寸法で製作してあります。
この「百年杉のベビーマット」ひとつで
赤ちゃんの人生の蓋をはがしてあげられるのなら
最高の喜びであります。
オルタナティブに対案を製作しました。
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販売が決まれば、まっさきにご案内いたしますので。