『百年杉』の専門会社 加藤木材

植物資本主義とは

「植物資本主義」とは、身の回りに植物があり、それらを有することによる多様な恩恵を個人にとどまらず教育→「共育」にまで昇華させ「社会教育→社会共育」にまで間口を広げて、「この地球は植物からの借り物であり、借りたものは汚さず傷ませずに帰そうよ。いつまで借り手同士でいがみ合ってるの?」…という世界平和にまで広げていく考え方。

先人の自分が得られない事を承知で次世代の受益者の為に「木を植えて育てる」ストーリーを知る中で、とかく対峙しがちなヒトと自然の両者への畏敬と感謝の念を両立させる考えでもある。

植物の各種の恩恵の源泉たる物質に精油分(エッセンシャルオイル)の存在がある。いわゆる「植物の香り」の源であり我々の血液のようなモノである。樹木においては、これらの香りを濃厚に有する木は多湿の土地というフィールドが必要であり、またその樹木の個体数を増やすには乾燥した冬季が必要である。ゆえに熱帯雨林の森には木力(きぢから)満載の精油分豊富な樹種が多数存在するが、その個体数は少なく常に絶滅と背中合わせであってヒトの幸せのための有効利用が困難である。また乾燥した大地である欧州では香る木がほぼ無く、木力は無いが、人間生活に活用できるだけの量の豊富な個体数は存在している。

別の言い方をするならば、「欧州にはヒトへの恩恵の薄い木が大量にあり、熱帯雨林ではヒトへの恩恵多数の樹木が多種類存在するのだが、それぞれの個体数が少なすぎて活用が困難なのである。」そう考えてみると、ヒトへの恩恵多数の香る木々が多種類多数存在するフィールドとは「梅雨があって雪が降る土地」ということになって、そんなフィールドは地球広しと言えども北海道を除く日本列島しか無いのである。奇跡の星と例えられるこの地球の中で、人間生活の恩恵たる木材の香りの種類や質までデザインして、植物への畏敬の念を絶やさずに発信し続けられる人類は日本人クリエイターだけなのである。この島は「奇跡の森の島」であり、わたしたちはそこの住人なのである。

そんなわたしたちにしかできない「植物資本主義」のようなライフスタイルと目指すべき社会像を世界に発信し続けていくことは同時にわたしたちへの良質な「手かせ足かせ」となり得るものである。世界から杉や桧などの香る木が評価されて求められる状況が続いても、野生動物や昆虫類を絶滅させて木材の生産性のみに傾注することは、「植物資本主義」を掲げたからこそ世界から大きな批判を受けるであろう。自然界と人間界の共存や接点の持続性など、新たな森林とヒトの文化の創造さえも期待できるものでもあるのだ。森とヒトとの関係性においてのイノベーションである。

このように「植物資本主義」とは「自給自足」の「給」ばかりの議論になりがちな現代において、植物を通して自然界に畏敬の念を持ちながら「足るを知る」という知性の発露と継続をも可能にする考え方でもある。以下、「植物資本主義」の具体例を記します。

木目が印刷されたビニルの素材では得られない恩恵が木にはあります。

木が身近にあることによって
大人が一方的にこどもに教える「教育」ではなく
親子が共に育つ…「共育」が可能になって、愛や平和のすそ野が広がっていきます。

建売【百年杉】セルフビルド体験談

「植物資本主義」具体例①

「この木は何歳?」

親子の会話

母「さて問題で~す。この床の木は何歳でしょうか?!」
子「え~…わかんないや~」
母「①10歳 ②50歳 ③100歳 さて何歳でしょうか?…チッチッチッ…」
子「…10歳?」
母「ブッブー!残念でした。実は100歳なのです~。」
子「え~~ひゃく歳なの~?!」
母「じつはそうなんです(笑顔)。しかも偶然に100歳になったんじゃなくて、100年間倒れないような植え方を100年前のヒトがしてくれて、100年間その森のお世話をいろんなヒトが続けてきてくれたから、ジャジャーン!今わが家にあるので~す!」
子「そうなんだ~!(笑顔)」
母「百年前に植えたヒトと百年間お世話してくれたヒトと、百年間の太陽と雨…それらがぜ~んぶあったから今ここに、この床はあるので~す!」
子「うんうん。」
母「この床は家で一番の年上ですから(笑顔)、大切に扱ってくださいね~」
子「うん!」

「植物資本主義」具体例②

「傷つきやすいから大切にする」

夫婦の会話

妻「実は今日、あの子が床に座ってたらジーンズの鋲が当たって床が凹んじゃったって…」
夫「おぉ、傷つけちゃったのか(苦笑)」
妻「でもね。加藤さんが濡れたティッシュで膨れるって言ってたって言いだして・・・」
夫「ははは、自分で直してたのか。」
妻「そうなの。それにとても申し訳なそうで真剣な顔だったのよ。」
夫「へぇ~。」
妻「あたし思ったんだけど、あの子【百年杉】の床になってから、落ち着きがでてきた感じがするし、床が好きなのが伝わってくるのよね。」
夫「ふ~ん。」
妻「だから以前わたしたちが心配してた・・・柔らかいから傷つきやすい床って間違ってたんだなって思ったの。」
夫「なんで?」
妻「あの子を見てると・・・自分の好きな床が傷つきやすいから大切にしようとしてるのよ。」
夫「へぇ~。なるほど~」
妻「ひょっとしたら、傷つきづらいとかメンテナンスフリーなんて、意味がないモノなのかも(笑顔)・・・あの子がああやってモノを大切にする気持ちが芽生えていくのを見てて、わたしも大切なことを教わった感じがするわ。」
夫「なるほどなぁ。」

「植物資本主義」具体例③

「食べられないのに料理する?」

親子で食事の準備をしながら…

母「もし?この料理を自分で食べられないのを知っていても、ご飯の支度を手伝う?」
子「そりゃイヤだよ。でもお店で働いてたら、お金をもらえるからやるかな。」
母「じゃぁ自分で食べられないし、お金をもらえなかったら?・・・」
子「ぜったいに嫌だよ。」
母「でもずいぶん前に、この家に使われてる木は100歳って言ったでしょ。」
子「うん。」
母「自分で植えて、自分で100歳の木を伐って、自分でその木を売るって無理でしょ。」
子「まぁたしかに・・・。」
母「だから植えて育てたヒトは、自分が収穫できないのを知っててもお仕事してたのよ。」
子「ふ~ん。」
母「森とか木とかって、自分で収穫できないのを知っていても一所懸命に守る人がいる。お野菜のお世話をするお百姓さんのようなものなの。あなたも大きくなったらわかるわ。自分に直接喜びが無くても、他の人が喜ぶためにがんばる事ってあるのよ。親子とか夫婦とかお友達とか…それがどんどん広がっていくほど素晴らしいことなのよ。」

「植物資本主義」具体例④

「凄いな日本!」

ベッドサイドでの外国人と日本人の会話

外「この香りは何?空調からアロマでも出てるの?」
日「違うよ。このベッドの【百年杉】の香りだよ。」
外「えぇ、日本ってこんなイイ香りがする木があるの?」
日「たくさんあるよ。日本中にあるよ。」
外「マジ?香りのある木って欧州には無いからうらやましいな。」
日「そうだよね。この香りが睡眠にイイらしいんだ。ちなみに樹齢100年は偶然では無くて、先人が100年間持つことを狙った植え方と施業をしてきた結果。木の樹齢と香りの濃厚さは比例するらしいから、先人が狙って育てた香りってことになるかな。」
外「すごい時間軸だよね。日本人のその辺の考えは・・・この香りってどれくらい持つの?」
日「屋内で使う分には何百年とか半永久的らしいよ。」
外「ほんと?!凄いな日本の木は!そんな木がゴロゴロあるの?欧州だと木は香りがしないし、花のいのちは短いから、植物精油を抽出してアロマに使ったりするんだけど・・・」
日「だけど?・・・」
外「日本に来てつくづく考えさせられたんだけど・・・抽出って“薬”の発想でしょ。薬の定義って“薬効あるモノは必ず他の部位に毒性を発揮してしまう”・・・だからさぁ・・・」
日「まぁそうだね。薬草の起源も植物だけど、毒薬も植物由来だろうからね。」
外「そうなんだよ。だから長期間使用して、しかも効果があるのなら・・・」
日「そうかぁ。新たなリスクがあるかもしれない訳ね。」

外「(うなずきながら)だから副作用無く植物精油の恩恵を長期にわたってもらえるのって、やっぱ“香りのある木”を家に使うしかないんだよね。」

日「この国には“適材適所”って言葉があってね。クスの香りを虫が嫌ったり・・・桧の香りをネズミが嫌ったり・・・そういう木の力である適材をそれぞれの適所で使ってたんだよね。どれがいい?・・・のではなく“使い方”ってこと。さっきの“薬”の話じゃないけど、薬の世話にならないための木の恩恵ってヤツかな。」
外「日本って凄かったんだね。抽出するにはエネルギーが必要になって、その分大気を汚したりしちゃうけど・・・それさえも必要のない、持続可能で“薬”の世話になりづらい植物の恩恵が豊富にあるのだからね。」
日「でもおっしゃる通りで・・・凄かった…過去形になりつつある現在。それが忘れられているのが今の日本だから、わたしたちはまた新たな発信をし始めたのさ。国に帰ってもこの話をしてね。」
外「うん。日本に行ったら、どこに泊まるのか?・・・じゃなくて【百年杉】の香りのする宿に泊まるべきだって拡散するよ。人類の世界平和へのヒントが日本にはあるってね(笑顔)!」

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