『百年杉』の専門会社 加藤木材

植物資本主義でいきませんか?

木の素晴らしさ=建築(設計+施工)ではないのです。
建築とはヒトの叡智と技巧の素晴らしさを目指しているモノであり
植物のかけがえのなさをライフスタルの基軸にすえますと、実は真逆の方向性でもあるのです。

以降、「植物資本主義」の考え方を記していきます。
建築からではなく、ヒトと植物の関係性の中で「住まい」も考えることが重要だと強く思うのです。

植物資本主義とは

「植物資本主義」とは、
「わたしたち人間は、植物とのお友達関係の継続的な構築が必須なのでは?」という考え方です。

植物との持続的な関わり合いの構築ができなければ、わたしたちや家族の幸せの到達点が大きく下がってしまいますので、植物との良好な関係を意識したライフスタイルを模索し続ける考え方であり生き方でもあります。

ヒト目線の具体的な言葉としては、植物がお友達であり続けなければ、お子さんもその素質を開花できずに苦しむでしょうし、わたしたち自身も個々の能力の開放と維持が難しくなり、父や母も枯れるように天に召されるのはむずかしいのでは…という考え方でもあります。

植物とわたしたちの関係性に関しましては
大きく分けて具体的に3つのおつきあいがあります。

●食べる植物
●育てる植物
●住む植物

以下、3つの具体策を記していきます。

食べる植物「自然栽培」

「食べる植物」の重要性は言わずもがなですので、その詳細はここでは触れませんが、「食べる植物」だけにとどまらず、広くヒトと植物との関係性と、われわれが植物から学ぶ事項の本質としましては「質」の話になろうかと考えます。

「ホウレンソウを食べればOKではなく、どういった質のホウレンソウを食すかが重要。」

ということです。

ほうれん草を例にとります。
1982年のほうれん草と2015年のほうれん草を比較した場合
ビタミンCはマイナス71%。鉄分もマイナス76%という資料があります。
(「日本食品標準成分表2015」より引用)

その昔、ポパイというアニメがありました。ライバルであるブルートの攻撃をくらったポパイは、ほうれん草の缶詰を食して元気モリモリになっての逆転ストーリーだったのですが、今や栄養価は1/4程度ですからね。4缶も食す時間は攻められているポパイには無いでしょうから、もはや現在の「ほうれん草の質」ではポパイは逆転不可能ということになります。

かつては野草であったお野菜は改良を重ねられて、どんどん「えぐみ」などが削がれていって、「食べやすい質」にはなっているのですが、肝心の栄養価はかつての1/4しかない“質”のほうれん草ということです。

このように「食べる植物」を通して、「植物の質」の違いの重要性に気づき
わたしたちは「質の選択の重要性」を学ぶ機会を得ることが可能なのです。

「ほうれん草が身体にイイ。」ではなく
ほうれん草の質に留意することが重要であるということ。
農薬の有無は?動物性肥料は?旬は…。

「質の違いがわかる人間」はヒトとして常に目指したい領域ですよね。
それが得られれば、以降の人生に大きく寄与する事でしょう。

無農薬

ここで「自然栽培」という素晴らしい考え方について言及しておきます。
「自然」⇔「栽培」は真逆の言葉でもあるのですが

あえて野草のようなキビシイ自然環境を、人為的な圃場(ほじょう=畑)に再現して
植物本来の力を宿したお野菜を栽培するという考え方です。
無農薬だけでなく、無肥料という動物性肥料を与えないことが大きなポイントになっています。

動物性肥料を与えてしまった野菜は、自然界には無い肥料を過剰摂取することになりますから、自然界では枯れていく植物なのに、腐敗臭を放って腐っていく植物になってしまう…という考え方です。野草のような本来の「植物の力」を宿したお野菜の生育の為に、動物性肥料を与えない栽培方法です。

まるで「あれ買ってこれ買って」をすべて買い与えてしまった子どもが
ろくな大人にならないことと同じようなことでしょうかね。

機会は日に3度ですから、「食べる植物」とのかかわりは、年間1000回を超える頻度となります。その都度「質の選択の重要性」を思い出すことができます。

育てる植物「種」

「育てる植物」とは、アサガオを小学校で1回育てただけで、立派な大人になれるわけなどありませんので、ご家族での植物の生育を通しての気づき…。特にお子さんの学びの場とすることです。お住まいが、たとえマンション住まいであっても、プランターにて食べられるお野菜を育てることをお勧めいたします。

農薬を使わずにお野菜を育てると様々な昆虫が美味しい植物を食しにやってきます。昆虫たちは“悪”なのか?わたしたちのみが“善”であるのか?…お子さんは悩みながら自分なりの答えを見つけていく事でしょう。

そして収穫の喜びもそうなのですが
「種取り」という経験をしなければ得られない領域があります。

「種」とはこの地球上の“いのち”そのものです。
しかし種子の94%が20世紀に消滅しているのです。

F1種と呼ばれる「使い捨て種」のような品種を使っての生育作業では
「種(という“いのち”)は買えばいい。」という
危うい価値観が生まれてしまう危険がありますので、ここはやはり固定種と呼ばれる品種の栽培を通して「種の継続~持続」の経験をすべきです。この地球上で自分はバトンランナーにすぎない。種…いのち…地球は続いていくという気づきが得られると思うのです。

「わたしたちは死んでも、種は永遠に続く。
やはりこの星は植物の星であり、わたしたちは植物から借りているに過ぎない。
借りたものは汚さずに…壊さずに返さなきゃね。」

自給自足の「給」の議論ばかりの現代社会において、肝心の「足」の部分。
まさに「足るを知る」を身に着けるためにも
「育てる植物」という経験を家族で共有することは
とても重要な機会となるでしょう。

「育てる植物」の経験が「食べる植物」との関連性を深めていって
特にお子さんにとっては、知識や心の重要な土台づくりの機会となることでしょう。

弊社でも固定種のステラトマトの種+固定種大豆をプランターで栽培し続けています。
もうすぐ10年になります。
種の継続という経験に学ぶことは実に大きく
70歳を過ぎたスタッフからも、「この歳で教わったわ。」と感謝の言葉をいただいています。

弊社の場合、年に1クールの「種まき~栽培~収穫~種取り」作業をしていますが
4月にステラトマトの種を蒔いて…
空気中の窒素分補給のための大豆の種まきが6月。
トマトの収穫が7月。
大豆の種取りは11月ですので、約7か月間の「育てる植物」です。
機会としては1年における約6割もの期間において
喜びと考えさせられる7か月間を得ることができます。

住む植物「触れ続ける植物」

そして最後に「住む植物」です。実は3つの植物との関係性において
もっとも長時間触れ続ける関係性でもあります。

わたしたちはその「住まい」において、木材という植物が無ければ、安らぎも心地よさも限定的になりますから、それでは自らの素質の開花と維持にも限界が生じてしまいます。

「住まいに植物が無ければ得られない領域はあるのです。」

尾鷲香杉リノベーション

特に「住まい」にいる限り常に触れ続けている部材である床材は、それが植物であるか化学物質であるかの差異は実に大きい。植物の精油が足裏より体内に取り込まれる好影響だってあるでしょう。例えるなら機械の「油さし」のようなモノでしょうか。

だから木であっても堅い木=冷たい木が床であって、スリッパのようなモノを履くライフスタイルでは、「いっしょに住む植物」という関係性にはならないはずです。触れ続けているお友達は床の植物ではなく、スリッパなのですからね。それではお友達はスリッパということになってしまいます。お友達が植物であって精油分を皮膚吸収する関係性とお友達がスリッパという化学物質である関係性の継続では、その将来の幸せの到達点も大きく変わることでしょう。

裸足の素足での生活
夏季は素足で【百年杉】の気持ちの良い生活

また固い広葉樹の多くは加工していても、ほこりっぽいだけで香りもしない精油が少ない樹種がほとんどです。それらの木々では植物の血液たる精油の皮膚吸収の恩恵も限定的なはずです。

 

冬季は靴下越しでも【百年杉】の精油吸収の好影響はあるように考えています。靴下くらい楽々透過のきめの細かさのようです

寒い冬季でも素足でなければ皮膚吸収たるお友達にはなれないのですから
温かい床であるのなら、熱伝導率の低い“空気”をたくさん内包する「軽い木=温かい木」となりますから、日本の木であれば杉と桧と松くらいになるでしょう。

そしてその中で精油分が豊富かつ熱伝導率の低い樹種は杉と桧に絞られて…
精油成分のヒトの生物活性としてのこの2樹種は優劣ではなく、まったく逆のリアクションを示します。

杉は鎮静的であり、桧は覚醒的な傾向にあるのです。ヒトの好みは多様であれ、ご自宅に求めるものはやはり刺激的な覚醒効果ではなく、深い鎮静効果でしょうから、ご自宅であれば床の適材適所は杉ということになります。そして保有する精油の絶対量は樹齢に比例しますから【百年杉】。こうやってサイエンスも用いて、もっともお友達に向いている「いっしょに住んで触れ続ける植物」たる床を考え直してみても…やはりそれは杉であり…さらにそこからピンキリのような現状の杉製品の質まで考えてみた際には、床だけでも精油分が桁違いの【百年杉】ということになります。

よくある問題点としては「柔らかいから傷がつきやすい」ということになりますが、主題は「床を守るのか?ヒトを守るのか?」ということですから、やはり守るべきはヒトであって床ではないはずですよね。ヒトに幾重もの恩恵をもたらすことがわかってきた柔らかい杉床と化学物質製の固い床は論外としても、ナラなどの堅木の床は、靴を履いて歩行する国の床材ですからね。素足歩行の床はやはり柔らかい杉や畳に限るはずです。

例えるなら触れて最も好感触である人肌に最も似た感触=「温かく…柔らかく…艶やかであって(精油分豊富な)湿気を吸収してくれる触感」の【百年杉】がもっとも「(いっしょに)住む植物」としての適性が高いと言えるのです。

好感触の持続が自律神経のバランスをとりながら
ヒトの成長や維持に寄与していくことでしょう。

機会としては
「住む植物」の中でも床材は、常に「触れ続ける植物」ということにもなりますから
わたしたちは人生の半分は自宅で過ごしますから

それくらいウルトラ長期間における
「植物と触れ続けて、植物精油の吸収を含めた恩恵を受け続ける人生」
ということになります。3つの中でその期間の長さを考慮すれば

もっとも「植物無き人生」との差異の大きな「植物とのお友達関係」なのかもしれません。

冬季の床が温かければ好感触との考えからの強制床暖房に関しましても
経験的に弊社は否定的な考えを有しています。
自然界に存在しない突出した温かさの状態の床を
恒常性維持機能を司る脳の視床下部が「熱い」と感じれば
体温を冷やす指令を各所に出しかねません。
幼少期よりそれらの床で暮らせば、平熱の低温化を招きはしないでしょうか。

体温と免疫力は比例します。

これらの立証に関しましては、これからの科学の進歩に期待するしかありませんが
お客様の感想を含んだこれらの推論は
「立証されていない話」と否定するのも結構ですが
もしそうであった際のリスクが大き過ぎるとも言えますよね。

 

 

 

 

建売【百年杉】セルフビルド体験談

住む植物「触れ続ける植物」具体例①

化学物質の床材では得られない経験や気づきをお客様からいただいたお話より
ご披露させてください。

「この木は何歳?」

親子の会話

母「さて問題で~す。この床の木は何歳でしょうか?!」
子「え~…わかんないや~」
母「①10歳 ②50歳 ③100歳 さて何歳でしょうか?…チッチッチッ…」
子「…10歳?」
母「ブッブー!残念でした。実は100歳なのです~。」
子「え~~ひゃく歳なの~?!」
母「じつはそうなんです(笑顔)。しかも偶然に100歳になったんじゃなくて、100年間倒れないような植え方を100年前のヒトがしてくれて、100年間その森のお世話をいろんなヒトが続けてきてくれたから、ジャジャーン!今わが家にあるので~す!」
子「そうなんだ~!(笑顔)」
母「百年前に植えたヒトと百年間お世話してくれたヒトと、百年間の太陽と雨…それらがぜ~んぶあったから今ここに、この床はあるので~す!」
子「うんうん。」
母「この床は家で一番の年上ですから(笑顔)、大切に扱ってくださいね~」
子「うん!」

住む植物「触れ続ける植物」具体例②

「傷つきやすいから大切にする」

夫婦の会話

妻「実は今日、あの子が床に座ってたらジーンズの鋲が当たって床が凹んじゃったって…」
夫「おぉ、傷つけちゃったのか(苦笑)」
妻「でもね。加藤さんが濡れたティッシュで膨れるって言ってたって言いだして・・・」
夫「ははは、自分で直してたのか。」
妻「そうなの。それにとても申し訳なそうで真剣な顔だったのよ。」
夫「へぇ~。」
妻「あたし思ったんだけど、あの子【百年杉】の床になってから、落ち着きがでてきた感じがするし、床が好きなのが伝わってくるのよね。」
夫「ふ~ん。」
妻「だから以前わたしたちが心配してた・・・柔らかいから傷つきやすい床って間違ってたんだなって思ったの。」
夫「なんで?」
妻「あの子を見てると・・・自分の好きな床が傷つきやすいから大切にしようとしてるのよ。」
夫「へぇ~。なるほど~」
妻「ひょっとしたら、傷つきづらいとかメンテナンスフリーなんて、意味がないモノなのかも(笑顔)・・・あの子がああやってモノを大切にする気持ちが芽生えていくのを見てて、わたしも大切なことを教わった感じがするわ。」
夫「なるほどなぁ。」

住む植物「触れ続ける植物」具体例③

「食べられないのに料理する?」

親子で食事の準備をしながら…

母「もし?この料理を自分で食べられないのを知っていても、ご飯の支度を手伝う?」
子「そりゃイヤだよ。でもお店で働いてたら、お金をもらえるからやるかな。」
母「じゃぁ自分で食べられないし、お金をもらえなかったら?・・・」
子「ぜったいに嫌だよ。」
母「でもずいぶん前に、この家に使われてる木は100歳って言ったでしょ。」
子「うん。」
母「自分で植えて、自分で100歳の木を伐って、自分でその木を売るって無理でしょ。」
子「まぁたしかに・・・。」
母「だから植えて育てたヒトは、自分が収穫できないのを知っててもお仕事してたのよ。」
子「ふ~ん。」
母「森とか木とかって、自分で収穫できないのを知っていても、一所懸命にお仕事して守ってつなげていくヒトがいるのよ。あなたも大きくなったらわかるわ。自分に直接の報酬が無くても、他の人が喜ぶためにがんばる事ってあるのよ。親子とか夫婦とかお友達とか…それがどんどん広がっていくことは素晴らしいことなのよ。」

住む植物「触れ続ける植物」具体例④

「凄いな日本!」

ベッドサイドでの外国人と日本人の会話

外「この香りは何?空調からアロマでも出てるの?」
日「違うよ。このベッドの【百年杉】の香りだよ。」
外「えぇ、日本ってこんなイイ香りがする木があるの?」
日「たくさんあるよ。日本中にあるよ。」
外「マジ?香りのある木って欧州には無いからうらやましいな。」
日「そうだよね。この香りが睡眠にイイらしいんだ。ちなみに樹齢100年は偶然では無くて、先人が100年間持つことを狙った植え方と施業をしてきた結果。木の樹齢と香りの濃厚さは比例するらしいから、先人が狙って育てた香りってことになるかな。」
外「すごい時間軸だよね。日本人のその辺の考えは・・・この香りってどれくらい持つの?」
日「屋内で使う分には何百年とか半永久的らしいよ。」
外「ほんと?!凄いな日本の木は!そんな木がゴロゴロあるの?欧州だと木は香りがしないし、花のいのちは短いから、植物精油を抽出してアロマに使ったりするんだけど・・・」
日「だけど?・・・」
外「日本に来てつくづく考えさせられたんだけど・・・抽出って“薬”の発想でしょ。薬の定義って“薬効あるモノは必ず他の部位に毒性を発揮してしまう”・・・だからさぁ・・・」
日「まぁそうだね。薬草の起源も植物だけど、毒薬も植物由来だろうからね。」
外「そうなんだよ。だから長期間使用して、しかも効果があるのなら・・・」
日「そうかぁ。新たなリスクがあるかもしれない訳ね。」

外「(うなずきながら)だから副作用無く植物精油の恩恵を長期にわたってもらえるのって、やっぱ“香りのある木”を家に使うしかないんだよね。」

日「この国には“適材適所”って言葉があってね。クスの香りを虫が嫌ったり・・・桧の香りをネズミが嫌ったり・・・そういう木の力である適材をそれぞれの適所で使ってたんだよね。どれがいい?・・・のではなく“使い方”ってこと。さっきの“薬”の話じゃないけど、薬の世話にならないための木の恩恵ってヤツかな。」
外「日本って凄かったんだね。抽出するにはエネルギーが必要になって、その分大気を汚したりしちゃうけど・・・それさえも必要のない、持続可能で“薬”の世話になりづらい植物の恩恵が豊富にあるのだからね。」
日「でもおっしゃる通りで・・・凄かった…過去形になりつつある現在。それが忘れられているのが今の日本だから、わたしたちはまた新たな発信をし始めたのさ。国に帰ってもこの話をしてね。」
外「うん。日本に行ったら、どこに泊まるのか?・・・じゃなくて【百年杉】の香りのする宿に泊まるべきだって拡散するよ。人類の世界平和へのヒントが日本にはあるってね(笑顔)!」

有限会社 加藤木材
〒350-1312 埼玉県狭山市堀兼2348-1
TEL 04-2957-9444(月~土 9:00~17:00)