『百年杉』の専門会社 加藤木材

「建売【百年杉】セルフビルド体験談」神奈川県 佐々木様

加藤
【百年杉】セルフビルドのきっかけをお聞かせ願えますか?

佐々木様
いわゆる「建売り」と呼ばれる新築住宅を7年前に購入したのですが、冬場の冷たさというか、夏もそうなんですが、全てにおいて無機質なビニルばかりの冷たさを何とかしたかったのです。特にこどもの達の体調がすぐれないことが重なったこともありまして。

加藤
なるほど。しっかりとした「狙い」をお持ちだったのですね。

佐々木様
そうですね。妻の実家が無垢材の床だったので、同じようにしたいという気持ちもありましたし、とにかく「我が家」をやはり居心地の良い空間にしたいという気持ちが強かったですね。あと、合板フローリングの床の上で直(じか)に過ごすことは、冬は冷た過ぎ、夏はベタつきが不快だったのでスリッパを履かざるを得ませんでした。衛生面や心地良さからもスリッパを履かずに過ごせる床にしたかったです(笑顔)。

建売【百年杉】セルフビルド体験談

加藤
ですよね~。弊社もスリッパはありません。スリッパって洗浄回数にも問題ありますし…他の人が脱いだ靴下を履くのは嫌なのに、誰が履いたかわからないスリッパをゲストに勧めるのは、どうなんでしょうね(笑顔)。ぼくもスリッパにメリットってほぼ無い気がします。屋内素足歩行文化のこの国では、スリッパのいらない足裏が心地よい床が、なんといっても鍵だと思います。

佐々木様
(笑顔)あと、もともとは杉は杉でも、他社の杉の床材で自宅の一部を施工していまして。

加藤
そうでした、そうでした。

佐々木様
その施工面積を広げようと検討していたら、【百年杉の加藤木材】のHPにたどり着いて。

加藤
はいはい、ご連絡いただきまして、早々にわざわざ弊社までお越しいただきました。どのようにお感じになったのでしょうか?

佐々木様
まず第一に、「同じ杉でもこんなにも違うのか?!」って思いました。

加藤
ははは、逆ですよ。杉だからこんなにも違うんですよ。他の樹種じゃ、ここまでは違いません。シマウマなら似たようなものですが、ヒトはほんとに似たヒトを探すのが難しいくらいでしょ。杉はヒトになぞらえて考えた方が理解しやすい。ほんと似てるんですよ。ヒトと杉は、個体差が激しいというか、会わなきゃ、触れなきゃ、わからない。

佐々木様
なるほど(笑顔)でもHPを読んでて、そういう加藤さんの“熱さ”があったから、わたしたちはお邪魔しようと思ったんですよね。

加藤
暑苦しいのに、ありがとうございます(笑顔)。あと2歳の息子さんが弊社で“うんち”をされたのにとても驚かれていました。

建売【百年杉】セルフビルド体験談

佐々木様
神経質なところがあるというか、オムツをしていましたが、お邪魔したお宅で…というのは今まで一度もありませんでしたのでビックリ!でした。それこそ鎮静効果をすごく実感できました。

加藤
ありがとうございます。お子さんは効果というか、早いです。【百年杉】は排泄向きというか、そして幼い子ほど早いのです。生後半年で便秘だった子が、数十分【百年杉】の床で過ごしただけでうんちが出たこともありました。

佐々木様
おぉ!やはりそうなのですね。あと価格も最初に施工した他社の杉床材より安価でした。断然の品質なのに安価だったのは、助かりました。

加藤
「後日談」として奥様からもお褒めいただきました。施工後はいかがお感じでしょうか?

佐々木様
リビング施工後2週間くらいは【百年杉】の濃厚な香りが物凄かったです。こどもたちも「いいにおい~」と大喜びでした。次第に慣れて感じなくなってくるのですが、その前に施工した他社の杉床の場合はこんなに香りを感じませんでした。

加藤
違うでしょ(笑顔)。

佐々木様
ぜんぜん違いました(笑顔)。他社の杉も、もちろん最初の合板床材よりぜんぜん良いのですが、百年杉】はそこからまた数段上の心地よさでした。

加藤
大きな声でもっと言ってください(爆笑)。
そうなんですよね。ほんとヒトと杉って似てるんですよ。全然違うんです。
ヒトもそうでしょ。陸上選手にお相撲さん…そういう見た目もそうだけど中身とか、ぜんぜん違うでしょ。
そんな個体差が激しい杉なのに、今は「杉床材○○㎡」って書いてあって、「エクセルに値段入れて送り返して~。」ですからね。
「量」の話ばかりで「質」の話ができる機会が少ない世の中です。

佐々木様
それはさみしいですね。【百年杉】の凄さは豊富な精油分なんでしょうね。
しっとりとした触感は素足で過ごすのがほんとに気持ちいいんです。
私の場合、この心地よさを体感してから【百年杉】の虜になりまして、
【ミニ香杉】を少しずつ購入して徐々に施工面積を増やしていきました。その結果、自宅内の足裏が触れる場所のほとんどを【百年杉】にしてしまいました。

加藤
ありがとうございます。わたしたちの身体は「不感蒸散(ふかんじょうさん)」と言って、意識していなくても毛穴から湿気を放出し続けている生き物なんです。
常にですよ、ずーっと死ぬまで。ですからその「湿気」を取り込んでくれる、
受け入れてくれるモノに触れていないと「不快」で気持ち悪いはずなんです。
そしてその「不快な感触」が脳に伝わって…全身の各所に注意報を流しているとしたら…それではくつろげるわが家にはなりそうもないですよね。
ヒトとヒトだって握手もそうですが、互いの「湿気」を「吸って」受け止めあってるから、人肌は好感触に感じるのでしょうが、「吸って」くれなければ、間違いなくヒト嫌いになっているはずです。

佐々木様
なるほど。「湿気」を吸い取るのは他社の杉も【百年杉】も同じでも、豊富な精油分のしっとり感を足裏が感じて。

加藤
そう、わたしのような「カサカサのおじさんのほっぺた」じゃなく、「赤ちゃんのほっぺ」だといつまでも触っていたいでしょ(笑顔)。それと同じ。杉の「質」は精油分の量で判断すべきです。弊社は「杉のエッセンシャルオイル売り」だと自覚しています。

佐々木様
ははは。その結果、私たち夫婦もスリッパ不要なんですが、こどもたちにいたっては、帰宅するとすぐに靴下を脱いで裸足で過ごしています。冬でも心地よいのでしょうね。

加藤
子どもってネコのようですものね。「ベストないただきかた」を知っているんですよね。わたしたちの「五感」は「いのちを守る価値観」なんですが、足裏の心地よさを感じ続けることによって、無意識に「五感」の鋭敏さを維持するトレーニングを「気持ちよ~く」してるんですよね。ほんと子どもって凄い。
最近、後天的に難聴とか味覚障害とか「五感」の障害を発症する人が多いでしょ。こういうのって「五感」を働かせていては、注意報・警報の発令続きになるから、スイッチを切って作動させなくしてしまっているのかもという気がしています。でもそれではレーダー無しで飛ぶ飛行機みたいですものね。危ないでしょ。

佐々木様
なるほど。とにかく建売住宅特有の合板床の冷たさと空気を不快に感じるようになってはじめたセルフビルドなんですが、そういうふうに子どもたちの成長の為になっているとしたら凄くうれしいです。

建売【百年杉】セルフビルド体験談

加藤
ふふふ(笑顔)。そういう「きっかけ」だって…佐々木さんご夫婦の「五感」がちゃんと機能しているからなんですよ。おそらく、危険な感触、危険な空気、すぐにどうこうではないのですが、住み続けていると、ですよね。

加藤
どこへ行ってもそんなモノばかりの世の中なのですから「ご自宅だけは」というお二人の“未来の幸せの到達度予測の「五感」”が働いたからなんですよ。
ご夫婦ふたりの意志が合致しているところが素晴らしいです。
お二人は鋭敏な“いのちを守るすばらしい「五感」”をお持ちなのですよ(笑顔)。
「論理」からではなく「五感」からはいったところが素晴らしいのです。

佐々木様
そんなもんなのでしょうか(笑顔)。なんか照れくさいです。ありがとうございます。あと、ビックリなことに、冬の加湿器も不要になりました。杉の調湿効果は抜群です。

加藤
湿気を含んだ空気は重いですから、お部屋の隅まで届かないはずです。わたしたちの鼻の高さまで「湿った空気」は届かないはずです。ストンと落ちておしまい。もし加湿・除湿空調のみでお部屋内の適度な湿度が維持できるのであれば、国立博物館の収蔵庫はなんで天・壁・床すべてが「板張り」なのでしょうか?あの板を取っ払って、ビニルクロスで空調のみにしたら、間違いなく国宝のすべてが干乾びてしまうでしょうね。責任問題!大問題ですよ。だからやらないけど、ヒトを干乾びさせるようなシステムは平気でやるんですよね。モノは守ってもヒトは守らない国…おっとちょっと毒を吐き過ぎました(苦笑)。

佐々木様
ははは(笑顔)、でも加藤さんはそれくらいの“熱さ”があってよろしいのではないでしょうか。でもそのお陰なんでしょうね。今年で【百年杉】で施工して2度目の冬が終わりますが、子どもたちはインフルエンザにもならずに元気です。

加藤
ありがとうございます。「抗菌・除菌」の考えだけでは「逃げ続ける~排除し続ける」という矛盾がどうしても続きます。ウイルスなんてそこら中にいるんですから、それらを水際でやっつけられるような防衛力を持った細胞を有していく為にも「住」環境が重要だということだと思います。

佐々木様
あとわたしは【百年杉】の床にしてから、冬場以外はほとんど敷布団を敷かずに直接【百年杉】の上に寝ています。

建売【百年杉】セルフビルド体験談

加藤
おぉ、結構いらっしゃるんですよね。弊社のベッドでもその話をよく聞きます。

佐々木様
床のほどよい固さが、寝ている間に身体の凝りをほぐしてくれるんですよ。
加藤
佐々木さんもそうですが、みなさん 【百年杉】との距離を縮めたがっていただいてるみたいでとてもうれしいです。
【百年杉】の精油に近づきたくなっているんでしょうかね。

建売【百年杉】セルフビルド体験談

佐々木様
杉は柔らかいから傷はつきやすいのですが、その分復元も容易ですし、傷を喜ぶわけではないのですが、そういった経年変化も楽しんでいます。リビングの壁にも【百年杉】の壁板を施工したのですが、白太(しらた)が徐々に飴色(あめいろ)になっていって、赤身は逆に色があせてきて濃淡が均一になってきました。そんな変化していく過程も魅力です。

加藤
素晴らしいです!もう立派な【百年杉人】です!凄いなぁ(笑顔)。
でもそういった経年変化も、実は樹齢に勝る杉の方が醍醐味があるんです。高樹齢材はまるでティーンエージャーのように、若いうち(=施工直後)は派手なんですよね。
精油分が豊富だから余計にそう…ちょっと派手目の10代の子みたいな感じ…
だけど落ち着きがでてくるでしょ。1~2年もすれば30代~40代の落ち着いた魅力がでてきますものね。そして古材となってからの風格。どれが良いか?ではなく、どれも良いのです。人造物はできた時が100%で、ただただ劣化していくだけです。スマホもみんなそう。

佐々木様
そうなんですよね。お部屋の雰囲気を一変させる力を【百年杉】は持っていますので、インテリアとしても楽しんでいます。私の場合はセルフビルドでしたからコストも安価でした。

加藤
よくわが家に木を、杉を取り入れるだけのお金が無いとか、そういう話を耳にしますが、不必要とお感じの方と必要とお感じの方の差だと思うんですよね。
おそらくお金の所有量は関係ない。
有名人の方の家のリフォームに関与させていただいた時に感じましたが「わが家の幸せの為に木(杉)が必要だ。」と考えていなければ木は不要なんですよね。お金の所有量じゃないんです。子どもの留学とか…それが“未来の幸せ”の為に必要だと考えたことにはコストを払っても、いくらたくさんお金があっても飛行機は不要という考えだったら、ファーストクラスに乗っても飛行機は買わないですよね。ファーストクラスってそういう人の為のビジネスでしょ。それといっしょ。

佐々木様
そんなものでしょうか。

加藤
わたしたちは不要なものには1円も払いませんよ。それにお金があるから無駄遣いをするわけでもありませんよね。家族の未来の幸せの為には「木が、杉が、【百年杉】が必要だ。」と考えてくださった佐々木さんご夫婦は、その中で最善の選択をされたんですよ。自分たちでやりたいし、費用も抑えたいって。絶対に必要なものだとお考えいただいたからこそ、そういう選択をされたんですよ。安いからやったのではないのです。わたしはそこが凄くうれしいんです。ありがとうございます。年収1億円あっても、住まいの素材なんて何でもいい、“食”にさえ気をつけていれば大丈夫、自分や家族の睡眠や幸せの為に【百年杉】が必要だと思わない、という考えの人にとっては、たとえどんなに【百年杉】が安くても不要なんです。

佐々木様
なるほど。そんなものかもしれませんね。セルフですから、仕上がりは素人レベルですが、自分で施工した分、愛着は凄くあります。

加藤
やはり自分で切った人にしかわからない、内部から放出される【百年杉】の強烈な香りを吸引した人のみが抱く愛着なのではないでしょうか。百年間貯めて来た魔法の解放みたいな凄い香りでしたでしょ。

佐々木様
そうなんですよね~あの香りの虜になってしまうんです(笑)。

佐々木様
日々暮らしていくなかで、自宅にいろいろな物足りなさを感じていた時に【百年杉】に出会って、そしてわが家に【百年杉】に来てもらうことによって住み心地を格段と向上させることができました。
もちろんなんでも【百年杉】さえあれば、とまでは言いませんが。
それでも木や杉を考えている人は一度体感して選択肢にいれないともったいないとは思います。
「知って」から外すのはアリなんですけど「【百年杉】を体感せずに知らない」ままが一番もったいない気がします。
実際、わが家がそうでしたからね。それくらい違いましたから。
ご縁があってよかったです。ありがとうございました。

加藤
こちらこそありがとうございました。お若いのに、いや本来ならお若いから、素晴らしい「五感」をお持ちの方のうれしくなるお話をありがとうございました。言い方は何なのですが、土地を探して注文住宅で、というのは、なかなか一般的には難しい選択肢です。佐々木さんのように建売や中古マンションを買ってセルフビルドや即リノベーションというのは実は「大アリ」なんですよね。わたしも【百年杉】も佐々木さんとご縁をいただけてとてもうれしいです。

建売【百年杉】セルフビルド体験談

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