『百年杉』の専門会社 加藤木材

不思議な【百年杉】

【百年杉】の探求です。

先人たちも…
研究機関が無いころから経験学問を積みかさねて
様々な“いのちを守り育てる”知恵を有してきました。

わたしたちも木の専門家として
ただ指をくわえてはいられないので
さまざまなトライをし続けていきます。

【百年杉】による空気の変化による具体例

杉には他の樹種よりも大きな空気浄化能力があることが報告されていますし、その香りにはセドロールなどのありがたい鎮静効果物質の存在も明らかになっています。わたしたちはそれらの報告以前の2007年頃…【百年杉】によって変化した空気が具体的に何をもたらしてくれるのかを実験していました。

カラーという花の“切り花”を2つ用意して
片方には【百年杉】の濃厚な香りの赤身のチップ(チップ枕の中身です)を入れて
もう片方には何もしない通常の状態で放置しました。

7日間後の状態比較ですが
何もない方の花は変色が認められますが
【百年杉】が近くにある“切り花”はみずみずしい色のままでした。

これらの変化の違いの要因としては杉の持つ調湿作用もあるとは思われますが
やはり【百年杉】が空気をポジティブに変えて
何らかの変化があるのかもしれません。

【百年杉】による空気の変化による具体例

この実験の動機は、林材業界の先輩が…
「杉で家を建てたら、前のアパート住まいの時より
切り花が長持ちするようになった。」というお手紙を複数もらったことがある。
と聞いたからです。

この…「花が長持ち。」という話に関しましては
商業施設などにあるインドアグリーンは6か月のレンタル期間が通常らしいのですが
多くの植物が半年持たずに枯れていくそうです。

現代の商業施設は過乾燥も含めて
植物の“いのち”が6か月ももたない空気…ということのようなのです。

そしてちょうどその頃
マンションでの「【百年杉】リノベーション」をしたお子さん(当時は女子高生)が
この実験のことを加藤の講演で聞いて
その後、大学~就職と園芸(植物)の分野に進んだのですが

商業施設で枯れ始めて撤収したグリーンを
しのびないので…【百年杉】と紙の自宅に持って帰ると
「みな、息を吹き返して元気になるんです!」なんてメールをもらったりしました。
10年以上やっていますといろいろなコトとヒトがつながってきますね。

また、バラ園芸がご趣味の方に【百年杉の粉】を差し上げたら
鉢植えの土の上にまいたら「虫が来なくなった気がする。」と喜ばれました。

庭に【百年杉の粉】をまいたヒトからは
「ミミズが凄く増えた気がする。」と言われました。

この2つの例は空気の話ではありませんが
植物つながりでここに記載させていただきました。

話は戻りますが
植物が生きていけない空気では
さすがにわたしたちも元気に生活できそうもありませんよね。
こうやって屋内空気質の重要性を学ぶことができました。

実験協力:STYLE MODERN http://stylemodern.jp/

水の味が変わる?

【百年杉】の上に水道水入りの容器を置いたところ…
「水道水のカルキ臭さが抜けた。」「味がまろやかになった。」
…などの意見を多数頂戴しました。

10年くらい前はイベント時に多くの方々に体感していただきました。
数百人には体感いただいたと思います。
ほぼ全員に近い方々から「味の変化」という感想をいただきました。

今から振り返ってみますと…
【百年杉】の素晴らしさの探求のスタート時は
今よりもずいぶんとエキセントリックだった気がいたします。

「なんかこの杉は違うんだよね。」
…の「違い」を手探りで探していた感覚。
先にヒトの足跡が無いものですからね…。

それにしても「素晴らしい【百年杉】を広めたい!」のに…
いきなり「味が変わる?!」からですからね(笑顔)。
かなり“風変り”ですよね…。

最初は香りが水に移ったのでは…とも考えてみたのですが
香りは漂っているであろう…【百年杉】のすぐ横に置いても味は変わらずで…あくまでもその上に乗せないと変化しないのです。

ミカンを置けば「酸っぱさ」が少なくなって…
コーヒーを置けば苦みが弱まるような感じでした。
ビニルやパックに入ったハムなども味が変化した気がしました。

けれども「味の変化」の数値化は難しいですし、「そんな気がするよね。」…という感じで、当時はそこから先には進みませんでした。

身体が柔らかくなる?

【百年杉】の床の上で前屈をすると
【百年杉】以外の床の場合と比較して
だいたい5㎝くらい余計に曲がる人がたくさんいました。
                 
「味」の次は「曲がり」ですからね。
今から思い返してみても呆れてしまいます。

そしてこれも10年前くらいはたくさんの方々に体感してもらいました。
やはり100人以上は…200人以上実施したかもしれません。
これも先述の水や食べ物と同じで、【百年杉】の上に直接乗らないとそうはならないのです。



【百年杉】の床の上だと床以上に深く…
+30㎜まで曲がりました


樹齢60年程の中温乾燥の床材だと-35㎜…
床まで届きません。差異は65㎜。


現代建築の標準である合板床材でも-30㎜…
床まで指が届きません。差異は60㎜。


【百年杉】上にウレタン塗装を塗ったら-10㎜でした。床までは届かないものの…それ以外の床よりはマシな感じです。ウレタン塗装とはいわゆる塗膜型塗装で…床の上にクリアファイルやビニルシートを置いたようなものです

これはだいたい「9割くらいの方々が余計に曲がると感じる。」といった反応でした。
ちなみに…曲がらない方…変化の無い方のほとんどは男性でした。

それでもやっているうちに身体は次第に柔らかくなってきますし
そもそも実際に何センチの差がでると言い切ることも難しいですしね。

百人を超える方々が「深く曲がる」ということを言っているのですから
何かがあると考える事は不自然では無いのですが…その原因はまったくわからないし…
前述の「味」の話と同じように「なんでだろうね…。」と言う感じで
その先には進みませんでした。

そしてやはりこれも【百年杉】の床材の濃厚な香りの影響かも…と考えて
【百年杉】の床材の部屋に合板フローリングを置いてもダメ…
ぜんぜん曲がらないのです。

水や食べ物の味の変化と同じで、あくまでも直接触れないと効果が現れないのです。
「なぜ?」は不明でも、この実験を続けたことで得たものがふたつありました。

ひとつは…

電磁波の影響。

あるイベント時でのこと…代表の加藤の講演の後に参加者の方々に
【百年杉】の床の上に乗ってもらって前屈をしてもらっても…
若年杉中温乾燥床材よりも【百年杉】の方が曲がらないことがありました。

何人やってもみな同じ…「えっ!(驚)なぜ??」

慌てましたが…よく観察すると【百年杉】の板に乗る人の頭上には
こうこうと明るい蛍光灯があります。

そこで【百年杉】の床板を照明器具の下から距離をとって移動させますと…
あらまぁ…体感者は皆いつも通りの5㎝くらい深く曲がるのです。
(身近の照明器具の真下と離れたところで前屈をしてみてください。そうなりませんか?)

電磁波は人間の身体を硬直させているのかもしれません。
身体の硬直だけでなく、神経や臓器…血管の動作にも硬直の影響がでているのか?
まではわかりませんが

電磁波の具体的な影響と
距離をとる事によって、ずいぶん回避できるという認識を
知識としては有していたのですが、実際に確認できたことは得難い経験でした。

そしてもうひとつは…

先生方の反応…

【百年杉】の上に素足で乗っただけで、前屈をせずとも…
「あぁ、これは前屈だけじゃなく、ストレッチも瞑想も柔らかく深くなるわ。」と
みなさん瞬時におっしゃるのです。

ヨガや気功の先生方はみなそうおっしゃるのです。

先生方は、樹種もわからない「木の素人」なのに…
「この床はただものじゃないことがわかる。」と言うのです。不思議でした。

「わたしは木の専門家ですから、この【百年杉】がもの凄い木であることがわかりますが
なぜ先生方は木の素人なのに、樹種もわからないのに…ホームセンターの木とは次元の違う品質であることがお分かりになるのですか?」

「そりゃわかりますよ~こんなに違うんですから~(笑顔)。」

誰に聞いても、話が一向に進みませんでした。

でも身体が柔らかくなると言っても…「だから何?」という感じで
以降は「味」の話と同じでそのままになっていました。

というより
「水道水やハムの味が変わって、しかも前屈が深く曲がる床材」というのが
たとえ事実であっても…
それがみなさんの「欲しい床材」にはつながりづらいですからね。
次第にこういう体感イベントもやらなくなっていきました。

【百年杉】でシップ板?

その後になって…【百年杉】を小さく薄く加工して…
会社に来るトラックドライバーさんに差し上げて腰とかに貼ってもらいました。

ドライバーさんは腰痛持ちの方が多いので
「痛みが和らいだ気がするよ。ありがとう。」とか…感謝されました。

ですから場所によって貼りやすい大中小のサイズのシップ板?を用意して
チャック付きのビニルに1セットごとに入れておいたんです。
そうすればすぐにドライバーさんに渡せますからね。

そういう袋詰め【百年杉】をいくつか作ってロッカーに入れて置いておいたんです。
そうしたある日…袋詰め【百年杉】をとろうとしたら…
袋が3つ…つながって…くっついてとれたんです。
「あれ?!」

ビニルに触れてみるとペタペタした感じがして…

「【百年杉】の精油がビニルの外に染み出していて
それによってビニル同士がくっついているのでは?…。」

ということを体感しました。

詰め替えチップ

それからずいぶん経った頃です。
友人に会う機会があって、その友人が【百年杉】のチップ枕の「詰め替え用チップ」を持ってきてほしい…というので、ビニルに入っている「詰め替え用チップ」を持って電車で会いに行きました。

カフェで「チップ」を取り出すと…

「あれ?ビニル袋の外側がペタペタしてる。」って言いだして
たしかに触るとビニルの外側に【百年杉】の精油が染み出していたような感じでした。

【百年杉】のチップをビニル袋に入れたのはわずか1時間半前です。
ビニルを透過するかのような経験は以前の「シップ板のチャック付きビニル」で得ていましたが、透過まで数か月くらいかかるのだと勝手に思い込んでいました。
けれどもたった1時間半でビニルの外はペタペタなのです(驚)。

「1時間半前に入れたチップの精油がもう染み出ているのであれば
…かなり短期間…ではなく短時間でビニルを透過しているのでは…という推論を得ることになりました。」

とにかく瞬時と言うと言い過ぎかもしれませんが
かなり早くビニルを透過するのでは…という体験をしました。

【百年杉+200年杉】の粉

そんな体験をした後に
「チップ枕+ベッド」をお買い上げの方のお客様のお宅にお邪魔する機会が続いて…

「ほら、加藤さんこれ触って…」と
未使用の前述の「詰め替えチップ袋入り」を出してきて
「未開封なのに外側がペタペタでしょ。」…なんて教えてくださり
「加藤さんに知らせないと…って思ってたんですよ~。」とうれしい言葉をいただいて

そんなまるでホッペをつねるような事が続きまして…
あの【百年杉】が内包されていたチャック付きビニルがくっついていたことと
同じようなことは、どうやら普通に起こっていることなのがわかってきました。

チップ

「【百年杉】のチップ枕」のチップは“ふるい”にかけて固い節や細かい粉を除去して
香りの持続力の高い…ある程度厚みのあるチップのみを使用しているのですが
そういう過程で残った【百年杉+200年杉】の粉(粒子の細かいチップ)をビニルに入れてからタオルにくるんでみました。

そうしたらタオルが何とも言えない
あの【百年杉+200年杉】の香りになるものですから…

タオルに【百年杉】の香りを付着する為にチップ粉まみれにしたらチクチクするけど
ビニルにいったん入れれば大丈夫なんだということを学びました。

ビニルはツルツルだから【百年杉+200年杉】の粉の精油が外に透過しても、
留まるところが無いのでしょうか。
タオルは多孔質だから精油がそこに落ち着くのでしょうか。

「こいつはいいや…」と思って
自分のTシャツに香りをつけたりしながら楽しんでいました。

【百年杉+200年杉】の粉 PART2

今度は【百年杉+200年杉】の粉を飲み物の容器に入れてみました。
紙コップと陶磁器です。

結果としてどちらの容器ともにその外部側に染み出た精油のようなペタペタ感を指先で確認できた気がしました。

ちなみに、これらは実験とまでは言えないトライですから
容器の外部の物質が【百年杉】の精油であり、かつ、その進行ルートが容器の透過であることは確認検証されていません。

けれどもトライはやみくもにするものではなく
一定の推論がまず先にあって
そこから確証への実験につなげていくのが科学でしょうから
わたしたちは確証の前段階である推論をすすめてみたいと思います。

もしかしたら、【百年杉】の精油(=エッセンシャルオイル)が容器やビニルを透過して
中の水やハムに到達したのでは?…ということです。

そうだとしたら…もちろん「味」は変化しますよね。
なにしろ、杉の“精油の味”が加わるのですから…。

そうやってミカン箱やリンゴ箱を調べると
やはり杉が使われているケースが多いみたいです

これには他樹種より「日持ち」する…とか「美味しくなる」とか…先人の経験学問があったのかもしれません。

(マルシェの木箱も、ほとんどが杉。しかも底板は結構な高樹齢材が多い印象があります)

【百年杉】や【200年杉】は味噌・醤油や日本酒の製造に欠かせなかった、発酵食製造容器ですからね。

食べものを腐食させずに熟成させる力が杉にあることは歴史が証明していますし
その力の源は精油と考えるのは自然なことです。

杉の箱も、果物などになんらかの恩恵があったから使ってきたのかもしれません。
【百年杉】の精油が果物の皮を透過しての影響ということです。

「昔は木しか無かったから…」で終わらせるのは簡単なのですが
この国の元来の適材適所の細やかさは世界一級ですからね。
樹種に理由があると考える事や
そこに何らかの影響はあると考えることは不自然なことではありません。

そして前屈の話…
あれも足裏の皮膚からの精油分の吸収の結果と考えるのは無理やりでしょうか。

杉の香りには鎮静効果物質の存在が確認されていますし
マウス実験では副交感神経の弛緩も報告されています。
香りの素は精油分ですからね。
杉の精油なら「覚醒と緊張」ではなく「弛緩と鎮静」という方向性でしょう。
身体のこわばりがとれるようなことがあっても
「方向性」としては理解しやすい。
あくまでも「方向性」ですけどね。

前述のように電磁波には身体の硬直の特性があるのなら、増え続ける電気生活の中において【百年杉】には新たな可能性さえも見えはしないでしょうか。

ヨガや気孔の先生方の「違いのわかる」…というお話も
足裏から吸収されている【百年杉】の精油を
「感じ」「察知」する能力を有する方々だったのではないでしょうか。
先生方にはトレーニングなどによって
そういうことを感じる能力が備わっていた…。

だから樹種もわからないのに「木ぢから」は体感できた…。

そうやって…植物精油の活用を調べていきますと
欧州発のアロマテラピーには
「淋浴法」や「湿布法」など、水やお湯に混ぜた植物精油を皮膚から吸収させる狙いの
トリートメント法があるではありませんか!?
精油を水やお湯に溶かして皮膚から吸収することによるリラックス法です。

植物精油をわたしたちの皮膚から吸収することによるトリートメント法は
わたしたちの妄想ではなく、発想としては数百年前の欧州からあったのです。

そう考えますと、わが国の屋内での「素足歩行」文化という行為じたいも
植物精油の皮膚吸収による「心身の鎮静・弛緩トリートメント法」として
「気持ちよい」から形成された経験文化なのかもしれません。

千年前くらいから…
屋内の土間→木(杉)の床の過程において
日本人は杉の床の上を歩くと気持ちいいから、草鞋(わらじ)を脱いだのでは…。

そしてその有意識上の“気持ちよさ”の中には
無意識下における足裏からの杉精油の吸収があったと考えるのは考え過ぎでしょうか。

そうやって…今度は土足歩行文化を調べると
欧州のような土足歩行文化の国は
精油分が少なく堅く冷たい木ばかりの国のように思えます。

“しっとり”とした、柔らかく…温かく…「人肌」のような…
【百年杉】のような木が無かったから…
気持ち良く無かったから、靴を脱がなかったのかもしれない。

しかし、そう考えますと
せっかくのわが国の清潔な素足歩行文化が
=精油吸収歩行を求めた文化だったとしたら…

現代慣行建築の
植物精油の全くないビニルやウレタンや…
はたまた精油の少ない堅い広葉樹や、精油分の少なく若い杉床材では…

もし?わが国の素足歩行文化が
無意識ながらも延べ数億人の日本人の
「杉精油分を皮膚から吸収すること」を求めた結果の経験文化であったとしたら
現代建築は、ほぼそれらの意味を持たない素足歩行とも言える訳です。

いままでは豊富にあった機会がゼロになれば
いままで普通に得ていた恩恵が消失することもあるかもしれませんよね。
あくまでも想像の話ですが…。

【200年杉】の箱

桧の校倉造りの正倉院は1000年以上も続いてきた宝物の収蔵庫として有名なのですが
実は宝物は「杉の唐櫃(からびつ)」に入れられていたことはあまり知られていません。

杉の唐櫃(からびつ)

たしかに桧も重要な登場人物なのですが
宝物が1000年以上も劣化せずに保存されてきた主役は、桧ではなく、杉は杉でも…【百年杉】のような高樹齢杉材だったのです。(箱の原材料となるような杉は若く細い丸太では不可能)

それら杉の優秀性の考察の為に
桧の正倉院内と唐櫃内の年間の温度湿度の差異の研究も為されていますが
わたしたちには唐櫃内の温度湿度の差だけが
1000年越えの「宝物の保存」の決め手だとは思えないのです。

発酵食製造には欠かせない高樹齢杉材の赤身部であるように
高樹齢杉材が持つ精油じたいに
宝物を長持ちさせるような“木ぢから”があるのではと
かねてより考え続けてきましたから…

【200年杉】の赤身部を使って箱(=唐櫃のようなモノ)を製作してみました。

補助的な接着剤も「米ノリ」を適宜使用して
人造化学物質不使用の、1300年前の唐櫃の状況に近づけて製作いたしました。

箱の中の空気は素晴らしい環境でしょうから
その中に「お札」を入れて…
「お札」が仲間を呼び込むことに期待してみました。
身近な宝物として、まずは千円札を入れました。

そうやって1か月~2か月くらいしたら…
(気づくのにそれくらいかかりました。もう1枚千円札を無駄にすれば正確な期間もわかることでしょう)

お札の3か所のインクが分離~分解して浮き出てきました(驚)。

国立印刷局のHPを見ると
この分離した場所は特殊インキを使用した場所らしいのですが…
【200年杉】の何が?千円札の特殊インキにどう作用して?
こういう結果になったのかはわかりませんが…

とにかく【百年杉】や【200年杉】の豊富な精油分が持つ
自然界の化学物質がこういう結果をもたらしたことはどうやら間違いないことなのです。

温度と湿度だけではない…それ以外の、なんらかの“力”が、どうやら確実にあるようなのです。
(上が普通の千円札。下が【200年杉】の箱に入れられた千円札。インクが分離して浮き上がっているのがわかる)

【200年杉】の赤身・黒芯部には
大地に200年雄々しく立ち続けてきた杉だけが持つ自然界の化学物質が
その精油分に存在する事だけは間違いないのです。

もちろん、それら自然界の化学物質が
具体的に宝物の保存やわたしたちへの恩恵の証明となると
これからの研究が待たれる部分です。

しかし期待は膨らみます。
特殊インキのような人造化学物質を分解する力を高樹齢杉材は有していて
その力が宝物を千年以上も化学物質から守ってきたのでは…という期待です。

何らかの“力”を持っていることはわかってきたのですけどね。

それにしても先人はなぜ?
【百年杉】のような高樹齢杉赤身部が食べ物を腐らせずに
熟成発酵させる力を有していて
結果、多くの食べ物を長持ちさせて…
高樹齢杉材が多くの日本人の“いのち”を救う木だったことを知っていたのか?…

そして重ねて先人はなぜ?【百年杉】のような高樹齢杉材の箱に入れておけば
宝物が干乾びもせずに1000年以上も保存されるのかを知っていたのでしょうか?

わたしたちのトライのような…
無数の数百年…数千年の「不思議な取り組み」の結果だったのかもしれませんよね。

弊社も…「なぜ?現代人共通の睡眠障害症状の改善に役立つ植物として【百年杉】ということがわかったのでしょうか?」と後世から評価されたいです。

【百年杉】の精油発見!

【百年杉】の床材である【尾鷲香杉】を
イベント展示した後に放置しておいたら節の周りに精油がビッシリ浮き出ていました。

誤解のないように記しますが…
精油の保有量は樹齢に比例し
さらに目安としては、節の多い板よりも少ない板の方が精油は多いのです。
(詳しくは【尾鷲香杉】をご覧になってください。赤身部の内側に進めば進むほど節は多くなり…精油量は減ります)

「節」は、ほぼどんな染料も浸み込まないまるで「石」のような部位です。
ですからその「節」の際(きわ)からあふれ出た精油が行き場をなくして溢れ出ています。

触ると松脂(マツヤニ)のようなベトベトという感じではなくサラサラです。
ビニルの外側や容器の外側で感じた感触と同じです。

でも【百年杉】の床材をお買い上げいただいたお宅では
こういう精油の噴出を見るような状況にはなっていませんよね。

この【百年杉】の精油はどこへ?
そう…ここはほぼ断定してもいいのですが
お客様のご家族が足裏から吸収しているのだと思われます。

そうでなければ
お客様の靴下が【百年杉】の精油でペトペトになっているのでしょうが
そういうご報告もご感想もクレームもいただいたことはありませんからね。

そういえば以前、60代女性が…
床を【百年杉】にしたら
かかとの角質化とひび割れ出血が無くなってツルツルになった…
とおっしゃっていましたが、なるほどそういうことなのですね。

製造後に数か月放置しただけで精油が噴き出る【百年杉】床材と
何年たっても精油がでてこない若年杉床材…
たしかに価格は何倍かもしれませんが
同じ杉床とカテゴライズするのは無理があるのではないでしょうか。

1歳の誕生日に
赤ちゃんに「一升餅を背負わせて転ばせる」という風習文化がある地域もございますが

「まだ立ち上がらなくていい。一度立ち上がれば一生立ち続けるんだから…
まだゆっくりとハイハイしていなさいな。」

そして、無意識のうちに
赤ちゃんがハイハイする時の手足からの杉精油の吸収を狙っていたとすれば…
まったくこの国の先人は凄いと…うならざるを得ません。

情報量が少なくとも
それを「生活の知恵」として取り入れるうまさを先人は経験学問として有していて
わたしたちは、情報量は豊富なのですが
学問の為の学問の積み重ねになりがちで、「生活の知恵」にできないのが残念です。

杉の精油比較

下の写真は樹齢60年くらいの中温乾燥の床材です。
流通品としては、かなり上級の精油分の品質だと思います。

製材所の社長さんは
どこで丸太の精油分の量を見極めて丸太を購入するのかご存知ですか?
丸太の言わばバウムクーヘンのような「こぐち」部を見て、精油の保有量を想像します。

魚市場にて仲買人がマグロの尻尾を切った部分を見て
「油のノリ」を見極めるのと似ていますよね。

流通他社床材の上に【百年杉】を置いてみました。

精油の見極め方を、製材所の社長に聞くと…
「冬目(木目の線のような所)の力強さと冬目の精油のノリ」だとおっしゃいます。

ほらまったく違うでしょ。上が【百年杉】の床材である【尾鷲香杉】。
下は繰り返しになりますが、流通他社製品ですが、かなり上位品質の製品です。
残念ながらもっと~お話にならないくらい…精油の少ない杉製品はたくさん流通しています。

けれども残念なのは
ほとんどの設計・施工のプロの方々は、この上下2種の杉床材の選択による
お客様の未来の“幸せの到達度!に差は無いと考えていることです。

「杉床・杉壁は害が無い素材だから使う。あとは一緒。安けりゃいい。」

しかしわたしたちは床材・壁材の選択において
杉は杉でもこれだけの大きな精油の差異は、お客様の未来の“幸せの到達度”を大きく変えると確信しています。

部屋を暗くしてフラッシュをたいて撮影してみました。
精油の…「あぶらの浮き」が鮮やかに対比されています。
あぶらの保有量…埋蔵量が違い過ぎます。

「千円の時計と数千万円の時計…
そのどちらであっても時間は増えも減りもしないのだ。
お客さんが杉が欲しいというのなら杉であればいいのだ。
安価な杉であればいいのだ。高品質な杉など不要なのだ。
杉は害が無いから使うのであって
なにしろお客さんはみな予算が無いと言うのだから…。」

わたしたちは異議を唱えたいのです。

わたしたちは木の専門家です。
わたしたちほど高品質な杉を10年以上も専門的に扱い続けたプロは
世界中に存在しないと思いますから
「杉の品質の見極め」に関して、わたしたちより能力がある方もそうはいないはずです…。
自然界の物質には「優劣」ではなく絶対的な「質の違い」があり
それが未来のお客さまの「結果の違い」につながるのだと確信しています。

“食の達人”が“魚の見極め”のプロの方々とつながって
「自然界の素材の質の違い」を見極めて
“食の高品質の維持”に努めておられる話をよく耳にします。

けれども、設計・建築業界の方々の考えには
「基本的にどこの杉でも誰から買ってもたいして変わりないんでしょ。」
という考えが見え隠れします。

「木は違う。杉は特に大きく違う。
さらには誰から買うのか…によって“視野”や“時間軸”がぜんぜん違う。」

わたしたちは
木の仕事とは…百年前にその木を植えてくださった方の労力も忘れない仕事だと思っています。

そして、わたしたちの目的は
木を通してお客様の未来の“幸せの到達度”を引き上げることですから
わたしたちが木の力…植物の素晴らしさと
その「品質の差異」に関する発信をし続けなければ、ある意味、何かが終わると思っています。

80番のサンドペーパーで【百年杉】(=左)とナラ(オーク)(=右)をこすってみました。
左のナラは埃(ほこり)っぽい匂いのみがして…
サンドペーパー(黄色い紙)もそのままですが
右の【百年杉】は濃厚な香りが広がってサンドペーパーにも
「おがくず+精油」がこびりついているのがわかります。

オークは堅いだけで精油が少ない…ほぼ無い。
ヒトが無意識のうちに精油の存在を察知できているとすれば…
こんな杉なき…固く冷たく精油無きオークの文化の欧州では
気持ちよくないから靴は脱がない習慣になりますよね。

そう考えれば現代建築において
床にオークやサクラなどの固く冷たい無垢材を使っているのに
素足歩行というのも…実にヘンテコな話です。

欧州では長期に渡って靴を脱ぎたくならない歩行感から
重歩行文化が形成されたであろう…なのに…
外国からオークやサクラの床材を輸入して
気持ちよくないからスリッパを履いている。

写真は【百年杉】を加工した刃物の先に
まるでキャラメルのように精油がこびりついている状況を撮影した写真です。
他の杉ではあり得ない…【百年杉】とは、これほどの精油を有した杉なのです。
杉ほど精油量の個体差が激しい樹種もないのです。

研究とは…

文中にありましたように
【百年杉】の精油の容器の透過も分析装置などによって証明されたモノではありません。
指先にてペタペタとした触感を感じた気がするというだけのことです。

そして【百年杉】精油と「味の変化」や「身体の弛緩」に至っては
もはや実験とも言えないレベルの話であることも自覚しています。

それこそ【百年杉】の精油の容器透過の可否じたいは
お金をかけて実施すれば可能なことなのかもしれませんが…
その先の皮膚吸収や、そして肝心のその先の先である…
【百年杉】精油の吸収による恩恵となりますと
現代科学の検証法からはかなり難しい…。
現代科学にはそこまでの幅と奥行きが無いように思います。

現代社会のいわゆるエビデンスとは
1物質の特性や効果には理解が深くなれても…
俯瞰(ふかん)した大きな総合評価ができづらい印象を持ちます。

「この製品にはある1物質が含まれています。
その1物質には…○○な素晴らしい効果が確認されています。」

そう言うとあたかも良さそうなのですが…

それらは1物質の特性を現したに過ぎなく
それによって未来の幸せを確定させるものではないように思うのです。

そう考えると「植物の恩恵」の証明は
どういうルートを通っても実に困難。

されど、治療と治癒という考え方ではなく
地力(じりき)向上や体質改善のような考え方において
「植物の“いのち”」のいただき方の「機会の減少と質の低下」が
現代社会における、様々な多くの不都合な症状との関連があるのであれば
わたしたちは木の専門家として猛省をしなくてはなりません。

「笑いたければ笑えばいい」のですが
わたしたちの【百年杉】を通して
お客様の未来の“幸せの到達度”を引き上げる為の努力は続いていきます。

未抽出が基本。「基本」が実行できる世界でも数少ない国「にっぽん」

そして最後に強調している植物精油に関しまして
しつこくひとつだけ…。

基本的に抽出した精油は「効果」も大きいのでしょうが
それを長期的に吸収し続けることは
別な問題点を生じさせることは無いのでしょうか。

特定の物質のみの抽出使用とは
知性を持つ人類らしい…効果を最大限求めた行為ですし
「世界の賢者」たる欧州の方々らしい考え方なのですが…

いくら植物成分とはいえ…
自然界にはあり得ない単位の濃厚で大量の特定の精油を吸収し続けることによる
なんらかのありがたくない作用は無いのでしょうか?

植物精油の抽出使用が「薬」の起源となっていった歴史的経緯や
薬の定義としては「薬効あるモノは必ず他の部位に毒性を発揮してしまう。」という
現代社会のわたしたちの心身の症状改善の対処的発想の混迷状態を考えますと…

「効率よく最大の効果を求める考え方」は他に新たな問題を引き起こす可能性を
留意し続けなければならないのではないでしょうか。

「甘やかし」「依存」「退化」「副作用」…

やはりお野菜をまるごといただくような…
自然界に存在する「植物の“いのち”のありのままの状態」をいただくことが
植物の“いのち”をいただく基本であって
抽出使用はあくまでも(緊急的)アレンジの1種であるように思うのです。

欧州のアロマ文化は
香る木が無い風土が生んだ植物への憧憬からの抽出使用法なのではないでしょうか。
欧州ではその方法しか植物精油を身近に得る選択肢が無かった。
たいした木が無かったから…。それしか方法は無かった。

それに植物精油の成分は同一成分であっても…
抽出に使われる「葉油」には大量に精油が含まれていて
わたしたちの専門である木材の「材油」は
「葉油」に比較すると少量しか精油はありませんよね。

同じ成分なのに
大量の「葉油」の精油を刺激的と受け止めて
少量の「材油」の精油を鎮静的と受け止める
という、わたしたち共通の生理的反応も気になる部分です。

同じ成分なのに刺激的ということは
「お腹いっぱい」というか…
「五感」としての“さじ加減”の安全装置が働いているとは考えられないでしょうか。
同じ成分なのに「葉油」には「お腹いっぱい」的な反応を示し
「材油」には鎮静的=継続を望む反応というところも気になるのです。

いくら植物精油とはいえ「過ぎたるは及ばざるがごとし」
更に抽出となりますと、自然界には存在しない超大量の精油ということになります。

「薬」の使用のような
緊急的な短時間に最大限の効果を求める必要がある場合のような
不都合への対処方法のアレンジ法としてはアリなのでしょうが

やはり基本は不都合な病気のような状況にならない為の
未抽出の植物の“いのち“を日常の中で長期に渡っての「ありのまま吸収」が
副作用なく“植物のいのち”をいただく唯一の方法ではないでしょうか。

「植物精油の自然界に存在するいただき方=ありのまま吸収」とは
じつはそう多く方法は無いはずです。

  • 抽出せずに、香る木を丸ごとありのままに「住まい」に使って、空気中の精油を超長期に渡って丸ごと吸引すること
  • 抽出せずに香りの豊かな精油分豊富な木を床材や家具などに使って、素足や手先指先からの超長期に渡って皮膚吸収すること
  • 精油分豊富な木の板を水やお湯に入れて、ナチュラルに溶けだした未抽出のまるごとありのままの精油入りのお湯や水に身体に触れさせること

この3つくらいしかないはずです。

わが国は1000年以上もの間
杉の床に住み続け…その心地よさから草鞋(わらじ)を脱ぎ…
その杉の丸ごとの精油吸収を「鼻孔と皮膚」の両面から行い続けてきた住文化なのかもしれないのです。

もしそうであるのなら
その無害性のみならず一定の「有用性」さえも共有できている
世界中で数少ない、「木の質と量」に恵まれている国なのですから…。

「基本」の実行である「ありのまま吸収」が可能な世界中で数少ない国なのに…
その「基本」を実行せずに
アレンジから入る…更にはそれに終始するのはいかがなものでしょうか。

アレンジ法の否定まではいたしませんが
1000年以上も続いてきた我が国の副作用無き基本法の大切さについては
強く言及させてください。

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