百年杉とは
『百年杉』の生産地は、三重県尾鷲市。
100〜150年という高樹齢の杉材を、この地で何世代にもわたって製材所を営んでいる畦地製材所が、世代を超えて受け継がれてきたノウハウを活かして乾燥・製材しています。
百年杉の大きな特徴は、精油分が豊富な丸太の芯の部分の赤身のみであることです。
尾鷲と近隣の多湿な森で長い年月をかけて育った杉は、ほかのどんな土地で育った杉よりも優れた芳香の精油を含んでいます。しかも、自然乾燥と50℃前後の中低温乾燥を併用して適切に乾燥しているからこそ、板として加工してもなお精油を良好な状態で保てるのです。
内装材やベッドとして取り入れるだけで室内の空気が劇的に清々しくなるのは、その精油分のおかげです。鼻づまりや花粉症などが改善されたり鼾(いびき)が軽減されたりしたというお客様からの朗報が少なくないのは、心地よく鼻腔を開く精油の作用によると考えられます。
また精油分が豊富なので、百年杉を床に設置したときの足裏への「しっとり感」は格別です。足裏は「第二の心臓」と呼ばれるほどツボが集中しているので、健康への寄与が小さくないことは想像に難くありません。
そもそも杉の特徴は、ヒノキやカラマツなど他の樹種と比べて軽く、柔らかいこと。それは、細胞内により多くの空気を内包しているためです。その特徴ゆえに、抜群の断熱・防音の性能を発揮してくれるうえに、熱伝導率が低く人肌に心地よく底冷えしません。さらに、湿気を適度に吸湿してくれるため、湿度の高い季節もベトつかず快適です。
そうした恩恵はすべて、杉の木質によるのです。
尾鷲は、世界で最も高度な木造都市である京都の人々のこだわりに応えつづけてきた林産地である旧・紀州藩(現在の和歌山県・三重県の一部)に位置します。世代を超えて技術が継承されてきた、世界最古かつ世界一の品質の「山の畑」と言えます。「尾鷲といえば、むしろヒノキでしょ?」と指摘される材木通もおられますが、隣接する熊野は古くから杉の名産地です。
歴史を通じて日本の杉文化を支えてきた地から届く、高品質の「百年杉」。今を生きる私たちが大切に使い、その効用がもたらす恩恵に浴しながら次世代にバトンを渡していきましょう。
加藤木材の加藤政実(左)と畦地製材所の畦地秀行(右)
尾鷲市の畦地製材所にて。
百年杉で人生を変えよう。
深い呼吸を導いてくれる芳香を含む百年杉。
あなたの生活を改善する一つの鍵です。
リフォーム、ベッド、床材。
3 つのアプローチから選べます。