『百年杉』の専門会社 加藤木材

百年杉の床材

『百年杉』の専門会社 加藤木材
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百年杉の床材

足裏から健やかに

みなさんのご自宅のフローリングは、何でできていますか?
どんな感触で、どんな匂いがしますか?

いま、日本の住宅のフローリング材はほとんどがウレタン塗装の合板か特殊シート張り(ほぼプラスチック製品)です。木くずを接着材で固めて木目をプリントしたフィルムを貼ったもの、薄く削った木を貼り付けて表面をコーティングしたもの、全体がビニールでできたものなどいろいろな種類がありますが、いずれも自然素材ではありません(木を材料にした製品でも、木くずを接着材で固めたものはもはや「木」とは呼べません)。

化学合成品の床は、湿度の高い季節はベトついたり、気温の低い季節は底冷えしたり、掃除をしても埃がすんなり取り切れなかったりします。
それに対して、尾鷲周辺の多湿な森で育った香り高い『百年杉』の床は、調湿作用や断熱作用で四季を通して心地よく、静電気が生じないので掃除も楽にできます。

百年杉には精油分が豊富に含まれているので、床を素足で歩くと足裏への「しっとり感」が格別です。足裏は「第二の心臓」と呼ばれるほどツボが集中していて、脳や腸につながる重要な体の部位。その足裏を、百年杉が心地よく刺激してくれるのです。
百年杉の床に替えたお客様から、「便秘が治った」「子どものアトピーが改善された」といった朗報をたくさんいただいています。

さらに注目したいのが、紀伊半島周辺産の香り豊かな百年杉の精油分。鼻腔奥の上咽頭(じょういんとう)を開いて深い呼吸を誘ってくれるので、ゆったりとリラックスし、ぐっすりと眠れるようになるのです。
その効用すべてが科学的に実証されているわけではありませんが、心身への好影響を実感されているお客様が多くいらっしゃいます。

みなさんも、まずは床を百年杉に替え、人生をよりよく変えていくことを心からおすすめします。
それではまず「百年杉の床材」の種類を考えるうえで
「4+1」の違いとポイントを考えていきましょう。

①丸太の違い

弊社の床材の丸太は大きく分けて2種類になります。
大量に流通している他社製品(樹齢50~60年)と違うのはその樹齢になります。

睡眠や呼吸…鎮静効果など
杉の恩恵は科学によって徐々に明らかになってきていますが
それらの効能ともいうべきものは
香りや精油分(エッセンシャルオイル)の濃厚さや豊富さに比例すると考えられて
そして植物精油の質量は樹齢に比例しますから百年杉…。

それでは香り・精油成分の多い順に製品をご紹介していきましょう。

◆200年杉
樹齢150~250年相当の江戸時代に生を受けた丸太です。
希少価値「特大」かつ精油分も「特濃」の丸太です。
秋~冬にしか伐採されませんし
伐採数も少ないのでとても入手が困難な丸太になります。

◆百年杉
樹齢80~120年くらいの丸太になります。
弊社が14年間専門的に扱ってきた丸太です。
希少価値「大」かつ精油分「濃厚」な丸太になります。
入手は時期や外国との貿易の兼ね合いによって
難しい時期もございます。

②乾燥方法の違い

自然乾燥と低温乾燥装置の併用によって
精油分が損なわれないように製造にしています。

おそらくサボテンなどの特殊な植物を除き
この星の植物は50度以上の温度の継続下では生きていけません。
ですから、そういった高温下での乾燥装置を使用してしまうと
植物精油が流出~揮発してしまい
せっかくその「香り」が
睡眠などに有用な科学的な裏付けが見えてきたのに
「香り」の薄い~少ない杉になってしまいますからね。

それでは「眠れる杉」から「たんなる害の無い杉」になってしまうことを意味します。
写真でもその輝きの違いがお分かりいただけるでしょうか。

また詳細は後述いたしますが
同じ杉でも白太部は柔らか過ぎで香りもないことから
床材には不向きですので
原則的に床材は「赤身部のみ」としています。
白太部は「貯湿~調湿能力」は赤身部よりも高いので壁材として製品化しています。
適材適所によって捨てる部位無きご活用をお考え下さいませ。

③床材の長さの違い

床材は用途によって「長い~短い」の2種類をご用意しています。

◆長さ1820ミリ:エンドマッチ製品
最も「張りあがり」の美しい製品です。
長さ方向のジョイントにも実(さね)加工が施されています。
美しいのですが、「プロの施工」という技術的な裏付けが必要になってくる製品です。

◆長さ910ミリ製品
プロ用製品の1/2の長さですので、床材の「曲がり」が少なく、張りやすい製品です。
またお部屋が賃貸契約の際など…
釘で留めずにセルフで「置くだけ」にする場合などにも対応可能な製品になります。
エンドマッチ加工はしてありません。

④丸太の部位による違い

写真をご覧になってください。
まるでゆで卵の「黄身と白身」のように
杉は「赤身(あかみ)と白太(しらた)」というふたつの部位に分かれます。
白太部は柔らか過ぎで香りもないので床材には不向きです。
また同じ赤身でも、丸太の外周寄りが精油分豊富で
中心部にいけばいくほど精油分は少なくなって
形状変化のリスクも高くなって「割れ」なども生じやすくなります。

赤身の外周部分はおとなしく…かつ精油分豊富で香りも濃厚なのです。

(同じ【百年杉】の赤身部でも、その部位によって精油含有量に差異があります)

マグロで例えればそんな「大トロ」のような外周部分の部位を「トップ」。
その少し内側のあたりの「中トロ」のような場所の材を「ミドル」。
さらに内側に進んだマグロでも「赤身」と呼ばれるあたりを「ボトム」として
製造しています。

さらにもっと内側の「芯(しん)に近いあたりでは「風呂フタ」を製造しています。

このように丸太の樹齢の違いだけではなく
同じ丸太でもその場所によって
ずいぶんと製品のクオリティの違いがあることを
覚えておいてください。

また一部製品において
上記の「トップ+ミドル」混合製品=「ハイクラス」とさせていただいております。

⑤「+1」考え方が違うので直接販売

まず弊社は床材を実に影響の大きい素材…。
すなわち直接「鋭敏な足裏」が触れ続ける
「住まいの最重要なパーツ」と、とらえていますので
「床の違い」による「住まいの違い」はとても大きいと考えています。

しかし現代建築の多くは
床は特殊シート張り(≒プラスチック)であっても
アリさえすればイイという感じを持ちますし

自然派の住宅においても
白太入りの杉床材使用など…
どうしても「害がないから木を使うまでさ」の感覚を感じてしまうのです。

一般的に「副交感神経弛緩の鎮静の杉」という恩恵を
最大限に享受するための適材適所の意思を感じることがほぼ無いのです。

ですから
現状の主流大量流通品の「早く~安く」の杉床材とは
まったく考え方の違う
「お客様を杉でもっと元気にしたい床材」ですので
原則として、工務店さんなどへの販売はご遠慮申し上げています。
慣行建築業界とは「住まいの床」に関する考え方が違い過ぎるのです。
(一部の百年杉をお勧めくださる企業は除く)

したがって原則として、お施主さまがご自分で研究なさって
発注しなければ入手不可能な製品となっております。

床が百年杉に変わってからの
百を超える「お客さまの声」を経験として有しています。
どうぞご遠慮なくお問い合わせくださいませ。
よろしくお願い申し上げます。

『百年杉床材・壁材』webショップでは、三重県の尾鷲産の香り豊かな『百年杉』の各種床材をはじめ、壁材、天井板もご注文いただけます。

有限会社 加藤木材
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