『百年杉』の専門会社 加藤木材

百年杉リフォーム

『百年杉』の専門会社 加藤木材

百年杉リフォーム

※本稿は「【百年杉】リフォーム・リノベーション」の実施を通じての
「質の高い睡眠や心身の良化」といった「身体のめぐりの変化」以外の
電気料金を含むエネルギー消費の大幅な減少などに関する事例も取り上げています。

ゆったり&ぐっすりの室内に

みなさんは、ご自宅でくつろげていますか?
毎晩、ぐっすり眠れていますか?

まずは、『百年杉リフォーム』をされたお客様からの朗報をいくつかご紹介させていただきます。

「眠れるようになった」
「いびきをかかなくなった」
「夜中に目が覚めなくなった」
「疲れがとれた気がする」
「子どものおねしょが治った」
「鼻呼吸できなかった子どもが、できるようになった!」
「毎日お通じがあるなんて夢みたい!」

※「なぜ?このようなことがおきたんだろう?」に関しまして
マンガ(絵本)形式にまとめた冊子はこちらです。

……このように、尾鷲産の香り高い『百年杉』を内装に取り入れることで睡眠が整えられたり体調に良い影響を感じたりしている方々が多くいらっしゃいます。
そう、百年杉リフォームによって、ゆったり&ぐっすりの家に変わったということなのです。

厚生労働省の調査結果によると、日本人の成人20%が慢性的な不眠で、15%が日中に猛烈な眠気に襲われているそうです(平成26年厚労省「国民健康・栄養調査」)。中学生の約7割が、歯ぎしり、いびき、起床時の機嫌の悪さなどの睡眠に関する問題を抱えているという報告もあります。

睡眠と体調の問題にはさまざまな要因があります。現代を生きる私たちは常に化学物質や電磁波に晒されている一方で、自然に触れる機会が少なくなっていますし、社会における人間関係の歪みも複雑です。
百年杉によって睡眠や体調が改善されたお客様が少なくないのは、百年杉がもつ自然の力によると考えられます。とりわけ百年杉の芳香による好影響は容易に感じ取ることができます。

現代の日本では、壁紙・フローリング・家具などあらゆる内装材が化学合成品でできていて、室内には化学物質が常時放出されています。いびきをかいたり呼吸が浅くなったりするのは、そうした化学物質の侵入を拒むために上咽頭(じょういんとう)を狭くするよう脳が指示するためだと考えられます。百年杉の芳香は、それと逆の効果を発揮し、上咽頭を開いて深い呼吸を誘うのでしょう。

私たちは、人生の半分以上を自宅で過ごします。なかでも私たちが人生の3分の1もの時間を過ごすのが寝室です。
自宅ではゆったりとくつろぎ、ぐっすりと眠れてこそ、人生が充実するのではないでしょうか。もし今、あなたや周りの人が睡眠や健康に問題を抱えていらっしゃるなら、より健やかに過ごせる室内環境を百年杉で整えてみてはいかがでしょうか。

概算見積りは無料です。
お問い合わせフォームからご連絡ください。

施工費用概算

費用例

1部屋

(6〜8畳程度)35万円程度
:床のみ百年杉・工事費込み
費用例
マンション

3LDK

(70㎡程度)300万円程度
:床を百年杉・壁を紙クロスに張替え・工事費込み

いつもと違う【百年杉】

こんにちは【百年杉】の(有)加藤木材スタッフのbooです。

弊社の依頼人さまの全ての方々は
【百年杉】が持つ魔法のような…「睡眠や鎮静効果」を期待してのご依頼なのですが
それ以外にもたらされた「うれしい誤算!」のような
【百年杉】リフォーム・リノベーション事例を以下に記していきます。

かなり長くなりますので、お時間ある際に何回かに分けてお読みいただければありがたいです。

まずはいつも通り弊社代表の加藤政実に解説させます。
わたしはまた最後に登場しますので最後までお読みいただければ大変ありがたいです。

【百年杉】リノベーションのメリット事例①
『【百年杉】は節電リノベーション』

下記の数字はお客さまからいただきました【百年杉】リフォーム工事前後の月額の電気料金を並べた数字になります。

この数字は温暖な神奈川県小田原市の木造住宅において
冬季の12月20日頃にリビングの床材を
「既存木目印刷特殊シート張り→【百年杉】床材にリノベーション工事」を
実施した後での前年同月比の電気料金の変化を表したモノです。

※上写真の… 左の床材の上から右の【百年杉】床材を上張りしただけのリノベーションです。

【百年杉】床材施工前の令和5年11月の電気料金は22,688円で前年同月は25,223円。
その差額は▲2,535円ですから、ほぼ変わりない数字です。

同年12月の中旬以降に床材を【百年杉】に変えただけで…
前年同月比との比較において電気料金は21,940円-28,649円=▲6,709円となっています。
たしかに安くなっていますが、その金額は6~7千円程度です。
12月はまだ穏やかな日が続きますし、工事も12月の20日頃でしたからね。
その影響もまだ10日間くらいでしたしね。

さて年は明けての厳冬期である令和6年1月になりますと…
21,768円-38,240円=▲16,472円も!(驚)前年比の月間の電気料金が安くなっています。

そしてこの月の21,768円という金額は、まだ温かい2か月前の令和5年11月期の22,688円にほぼ等しい(むしろ少し安くなっています)金額です。ですから違う言い方をすれば…暖房や床暖房などの使用頻度が高い厳冬期の1月なのに、11月並みの使用頻度だったということになります。

そして…
2月は24,203円-52,525円=▲28,322円
3月は27,174円-49,804円=▲22,630円
4月は28,530円-38,869円=▲10,339円となっていまして

1~4月の電気代は前年同月比▲77,763円になっていますから
なんと一冬で8万円近く電気代が安くなっています!
(ひと月早く11月中旬に【百年杉】床材にしていたら▲9万円以上になったかもしれません)。
繰り返しますが、これは温暖な小田原での数字です。

そしてさすがに寒さを感じないであろう5月は
32,387円-32,775円=▲388円というほぼ変わらない電気料金となっていますので
これらの数字の信ぴょう性も感じていただけると思います。

ここで試算をしてみます。
35年ローンで家を建てたとして…リビングの12畳の床をわが国のスタンダードプランである
「特殊シート張り≒プラスチック床材→【百年杉】床材」に変えただけで
冬季のみで年間8万円の電気代の節約になるとするならば…

ローン払い込み終了までに実に8万円×35年=280万円ものお金が浮く
(しかも冬季だけで!)ということになりまして
もちろん12畳の【百年杉】床材の施工費が280万円もしないことは当然のことです。

高断熱施工さえしておけば、たしかにエネルギー効率は上がりますが
それだけで本当にOKなのでしょうか。
これらの数字は断熱工事を伴わない
プラスチック床材→【百年杉】床材にしただけの数字なのです。

「なぜ?このようなことがおこったのでしょうか?」

に関しましては
多数の【百年杉】床材オーナーさまに相談したのですが
共通するご感想は
「床暖房不要の【百年杉】床材の温かさ」であるという点と
「温かさの質の違い」が共通のお言葉でした。

「強制床暖房はジリジリと足裏表面が熱くなる感覚だが…
【百年杉】床材はもっと内部から温まる感じ。」

このあたりの感覚の表現を文章でお伝えするのは難しいのですが
数十人の依頼人さまの共通したお答えでした。

「足温頭寒」

とは健康の秘訣です。
常にフル回転の脳は冷やして、足元は温める。

冬季にエアコンで室内の温度を上げても頭がボーっとするだけです。
それでは頭寒ならぬ頭暖。

強制床暖房床との【百年杉】床との温かさの質の違いの話はともかく…
「温かくて心地よい足元」(=依頼者さまは足裏の内側から…という表現)を感じて
エアコンの稼働時間を大幅に減らす行動からの、この数字なのでしょうからね。

室温のみではない心地よさや温かさの感覚というものがあることは
どうやら間違いの無いことのようです。

まだ住宅ローンが残っている状態なのに
【百年杉】リノベーションをご依頼される依頼人さまのお望みは
睡眠状況の改善や鎮静効果に期待してのものです。

そして実際に【百年杉】床材の施工後の依頼人さまの「個人の感想」には
睡眠を中心とした心身のコンディションの良化をお話しになる方の数は
千名にはまだ届いていないものの、すでに数百名に達しています。
そしてこれらの事例はそれ以外の恩恵に関する話です。

高断熱工事にてエネルギー効率の上昇はあっても
睡眠や心身の好影響まで望むのは困難なはず。
もちろん高断熱が睡眠に悪影響を与えるとは考えていませんが
高断熱が劇的に睡眠や心身のコンディション上昇につながるとまでは考えづらい。
しかし杉の香りが深い睡眠につながる鎮静効果をもたらすことは国が認めた事実です。
詳しくは【百年杉】マンガをお読みください。

最後にこの小田原の依頼人さまの御礼メールのお言葉です。
「家族の身体も楽になり、電気代も安くなって良い事しかないです。
ありがとうございました(原文まま)。」

【百年杉】リノベーションのメリット事例②
『猛暑~酷暑の夏季にも【百年杉】』

実はある程度の規模で【百年杉】床材の施工をした木造家屋×2軒において
猛暑の夏季でもエアコン不使用のお宅が2軒ございます(驚)。
1軒は東京都練馬区で、もう1軒は神奈川県川崎市です。

練馬区の家は最初は「お仕事部屋&寝室」の一部屋の床を【百年杉】にされて
その後、間を置いて1階の床を全面的に【百年杉】にリノベーションした家で
施工から2年が経ちますが(2025年現在)
リノベーションした1階は夏季もエアコン不使用なのだそうです。
※下記の「ご感想」は1期工事後のご感想となります。

もう1軒の川崎市の家は2024~25年にお部屋を片付けながら1年以上かけて
床の全てを【百年杉】にしたのですが…
猛暑の7~8月期の2階(1階との比較において2階は高温になります)においては
エアコンを使用したものの、1階はエアコン不使用ということです。

これをお読みの方々は、にわかに信じられないでしょうが事実なのです。
この2例は少し極端な事例ですが(後述いたします)
床を【百年杉】に変えることによって…
夏季のエアコンを極めて補助的な使用にとどまっている依頼人は相当数存在します。

ちなみに依頼人はみな…省エネを狙ったリノベーションではなく
睡眠を中心とした心身の安らぎを期待してのリノベだったのですが
「偉大なる誤算」を得ているという感じでしょうか。

ただしこの2軒には共通した環境要因がございまして
家の隣が小学校であるという事と、お庭にはそれなりの樹木があるという点です。
家の周辺がアスファルトで覆われていないという点はとても大きい。

土や草木をくぐってきた風が屋内に到達するというパッシブな恵みが存在することが
この2軒に共通します。おそらくこれが無ければいくら【百年杉】でも
これだけの酷暑のわが国においてエアコン不使用は無理だったことでしょう。

みなさん、年がら年中、温度のことばかり騒いでいますが
熱中症の原因もそうですが…夏季の体調面の鍵は高湿度にあるはずです。

木は湿気を吸放出するという「調湿」作用をおこなうだけでなく
一定の湿度の保持と言う「貯湿」作用を有する存在であり
そして杉という木はそれらの効果がダントツに高い樹種なのです。
乱暴に言えば除湿機や加湿器などの能力は、ほんの気休めに過ぎません。

正倉院の1,200年前の宝物も…
現在の国立博物館の収蔵庫も…

そのすべては杉の入れ物に入っていたから
宝物は干からびずに~カビずに良い状態を保てているのです。

正倉院は樹齢100~150年はあろう杉製の箱=唐櫃(からびつ)にすべての宝物は入れられていましたし
現代の博物館の収蔵庫は天壁床という6面体のそのすべてに
杉(一部は桧)板が張り巡らされています。

杉の唐櫃(からびつ)
高樹齢杉材による唐櫃(からびつ)が宝物を守ってきました。空間の湿度維持には【百年杉】なのです。

もし本当に加湿器や除湿器が役立たずでないのなら
製造メーカーは…
「国立博物館の収蔵庫は弊社のエアコンが収蔵庫内を一定の湿度に保つことによって
お国の宝物を干からびさせずにカビさせずに守っています!」
のような宣伝に使うことでしょう。

もちろん補助的に収蔵庫内にはエアコンも設置されていますが
製造メーカーも宝物を守っている主人公は
杉を中心とした木であることがわかっていますから
杉板を撤去して、エアコンのみにしたとたんに
あっ!という間に宝物(ほうもつ)は劣化して!台無しになって…
国家的な損害賠償問題になることがわかっているから
そういう宣伝文句を言わないのかもしれません。

あなたやあなたの家族が大切なかけがえのない宝物(たからもの)であるのなら
この国の得意な気候では、杉の器(杉のお家)に入れておくべきことは
正倉院が1200年の時空を超えて教えてくださっているのです。

それなのに…木無き…杉無き家…ようは貯金ならぬ「貯湿ゾーン」を設けずに
ただただ高断熱のみを錦の御旗に立てながら…
エアコン頼みの、プラスチックだらけの…まるでレジ袋のような家に
ほとんどのヒトが住んでいるのが、わが国の住宅事情ではないでしょうか(残念)。

だいたい空気という存在は身のまわりの素材の中で
最も温まりづらく冷めづらい存在なのに…
それを大量のエネルギーをジャブジャブと使って
冬は温めて…夏季は冷やそうという考え方自体が非効率であるはず。

やはりエアコンは補助的に使う存在であって
エアコンが無ければ命を落とすような住環境の構築こそが問題ではないでしょうか。

たしかに2例存在する猛暑の夏季にもエアコン不使用の例は、ちょっと極端な事例ですが、
それでも依頼人さまが口を揃える…
【百年杉】リノベーションの実施による、夏季のエアコン使用率の低下を
仮に少なく月額1万円として試算しても6~9月の4か月間だけでも年/4万円程度になりますから
前述の冬季の小田原の事例をあわせて考えますと…

【百年杉】リノベーションによって年間12万円程度の電気料金の削減ということになります
(あくまでも推定値です)。
35年ローンで試算いたしますと、35年間で420万円もの電気代の削減という試算になります
(もちろん推定値であって確定数値ではありません)。

【百年杉】リノベーションのメリット例③
『貯湿ゾーン構築には木であり【百年杉】!』

ご存知ない方が多いのですが
わが国の気候的な大きな特徴として「年間の湿度数値の大きな較差」がございます。

正倉院の環境調査をされた成瀬正和氏の研究結果をみれば
7月の梅雨時期と9月の秋雨の時期の最高湿度は100%で、それぞれが1週間程度づつありますから
わが国は年間の1/24程度は湿度100%の国なのです。

また1月の冬季の最低湿度は16%程度まで下がりますから
年間の湿度較差(かくさ)はなんと84%!になります(驚)。
この地球上でこれだけの湿度較差を有する陸地はこの島くらいのものでしょう。

ともに一定の文明を有する欧州との比較において…
厳冬期の湿度は、最も低いストックホルムより東京の方が低く
湿潤な夏季の湿度は、最も高いローマよりも東京の方が高いのです。

湿度は多ければ良いモノでも、少なければ良いモノでも無いはず。
多ければカビが発生しやすくなりますし
少なくなれば皮膚や呼吸器系(ウイルスの侵入を許しやすくなる)に悪しき影響がでます。

しかし外気の年間湿度較差が84%にも及んだのに対して
桧造りの正倉院内部の年間湿度較差は43%で

なんと宝物が入っていた杉の箱(=唐櫃:からびつ)内の
年間湿度較差はたったの21%だったのです(驚)。

それがわたしたちのような生き物であろうと…
それが無機質な物質であっても…
身体的な負担や物質の劣化に直接つながるのは温度変化よりも湿度変化なのです。

ですから年間を通して安定した低湿度の欧州ならまだしも
わが国の住宅には貯金ならぬ「貯湿ゾーン」を住まいに構築しておくことが重要なのです。

この「貯湿ゾーン」とは具体的には湿気の吸放出をする素材ということになって
それらは紙、塗り壁、木の3種ということになりますが

紙クロスの厚みは約0.5ミリ。塗り壁が2ミリ。木(壁板・床板)は12~15ミリですから
その「貯湿能力」のタンク量を考えれば断然!木の方が高性能な貯湿能力を有しています。
また紙は一般的に木より比重が重いので、同じ厚みであっても木より貯湿能力に劣りますし
それは塗り壁も同様です。

また木はその樹種によって差異がございますが、杉は「軽い木」ですので
「軽い=樹内の貯湿タンク量が多い」ということになって、同じ木の中でも肺活量抜群!な木なのです。

また木はその呼吸時に空気中のNO2という有害物質を「吸って」
樹内のH2Oや自然界の各種の化学物質と結び付けて
亜硝酸や硝酸などの他の物質に変化させて樹内に保存。
「吐く」際には有害物質たるNO2を含まない空気を放出します。

これがいわゆる「木が持つ空気浄化能力」なのですが
杉はこの能力が他樹種と比較においてダントツであることが
京都大学の川井秀一博士のグループの研究によってわかっています。

そう…杉が持つ高い「貯湿能力」とは、そのまま「空気浄化能力」の高さでもあるのです。ようはお部屋の中にマニキュアのような塗膜塗装を施されていない木があれば、それだけで夏季は湿度を「吸って」貯湿してくれて、冬季は湿度を「吐いて」加湿(適湿)してくれて…(もちろん電気もスイッチも不要です)その過程でお部屋の空気を浄化してくれるのですが、杉はそれらの能力がダントツに高いのです。

湿度はお金のようなモノです。
多過ぎても物騒ですし、少な過ぎても生活に困ってしまいます。
だから銀行に預けますよね。

ですから、いくら高断熱の住宅であっても
お部屋の中に「貯湿ゾーン」たる木が無くては…
お金が多過ぎる際には「お札を燃やして減らして」お金が少な過ぎる際には「お札を印刷して増やす」かのような愚かな家なのです。

百年杉

高断熱施工は確かに有益な作業なのですが
年間湿度較差84%のわが国においては
意識した「貯湿ゾーン」の構築が無ければ無意味なのです。
そしてそのための杉であり…
クレイジーハイクオリティ杉の【百年杉】の出番があるのです。

【百年杉】リノベーションのメリット例④
『熱中症対策には【百年杉】!』

80~100℃という超高温であるサウナで熱中症にならないのは
ひとえに湿度が50%くらいだからです。
しかしわが国の夏季は連日80%を超えるような高湿度です。

極端な例をあげれば…前日にある程度の降雨があった夏の日において
高温の午後を避けて、まだ気温が上がり切らない午前中の気温25度の状況下において
「草むしり作業」をしていての、高齢の男性による熱中症が多いのは…

前日の降雨による土からの湿気を猛烈に浴びることと
その「草むしり」時の態勢と男性と言う性別によるものと考えられます
(乱暴に言えば男性の方が女性より2倍くらい熱中症になりやすい)。
科学的に考えれば…土が乾いた午後の方がたとえ比較気温が高くても
充分な配慮をした作業をすれば熱中症のリスクは減るはずです。

わが国の酷暑における、屋内での熱中症対策として
「エアコンの使用」というのは、たしかに間違っていないのですが
それは対症状的なアクションに過ぎません。なぜなら来年も再来年も酷暑はくるのです。
やはり根源的な解決策としてはお部屋内での「貯湿ゾーン」の構築なのです。

また木によって杉によって…
前述の事例のように夏季のエアコン使用率が下がるということは
適度に汗ばむ~という夏季への順応を産み出します。
発汗などの夏季の暑さへの自己冷却能力の構築と維持につながるのです。
汗の出どころである汗腺の発達は一般的に3歳くらいで決まると考えられていますから
3歳までに「エアコン冷え冷え」のお部屋にばかりいる子は
発汗が苦手な体内冷却能力に劣る、熱中症になりやすい体質につながりかねません。
やはりレジ袋住宅では子どもの才能は開花しないのです。

また厳冬期の1~2月のカサカサの乾燥期にお部屋の温度をエアコンで引き上げるという行為は
温度が上がれば空気中に含むことが可能な水分量は増えますから
相対的に湿度がもっと下がって、屋内はサハラ砂漠並みのカラカラの低湿度になってしまいます。

そこでいくら加湿器を回しても湿度を多くふくんだ空気は「重い」ので
「湿気を含んだ空気」は下に落ちて…
いつまでたっても湿度を欲しがっている鼻や口などの呼吸器系の高さにまで到達しないのです。

それであるなら対案としては杉の床を固く絞った雑巾で「拭いて」
いったん樹内に過度な水分を充てんして自然乾燥させて
床から放出される湿度を得る方が効果的なはずです。

またわが国の伝統的な文化的所作である「雑巾がけとはたき掛け」は
インナーマッスルを鍛えるには最適な所作であることが明らかになっていますしね。
冬季は睡眠前に寝室の【百年杉】床を雑巾がけしてから就寝すればイイだけのことです。
加湿器不要で電気料金がもっと安くなります。

乱暴に言えば、わが国においては
屋内に杉床を使わない手は無いように思うのですがいかがなものでしょうか。

スタッフboo談話
「ALL YOU NEED IS SUGI」

戻ってきました。
スタッフbooです。よろしくお願いいたします。

以上が弊社代表の加藤政実の筆による
いつもの「【百年杉】の鎮静効果」とは、ちょっと違う
依頼人さまの事例紹介を含めた「蒸し暑く~カラカラな島の住宅論」でした。

小田原の【百年杉】リフォーム・リノベーション事例の工事金額は
だいたい66万円(税込)くらいでしたから…
加藤が紹介した確定値としての冬季の電気料金の約8万円減と夏季の推定値の4万円減を足した
【百年杉】リノベーションによる電気料金の年間12万円減から計算すると…

なんと!5年半経てばリノベーション工事代金はチャラになって回収されて
そこからは年間12万円ものお金が積み上がっていきます。

さらには睡眠の質が上がることによる記憶の再構成やポジティブなメンタリティを得られるならば
良いことを思いつくのでしょうから…お仕事もうまくいってプライベート充実!
もっと笑顔でお金が溜まっていくような良いスパイラルになっていったりするのかも?(笑顔)。

【百年杉】リフォームってタダなんですね。

昨今の情勢はエネルギー価格が下がる要因はありませんしね。
もちろん広い範囲を施工すればそれだけお金もかかりますが
その分、電気料金の減額も大きくなるのでしょうから、同じことです。
こんなことってあるんですね。わたしもビックリでした。

さてここからは改まったお話しをさせてください。
わたしもようやく最近わかってきたのです。聞いてくださいませ。

たとえばガーデナーさんが球根や草花を
ご自分が扱うお仕事の素材のひとつに過ぎないと考えるのは当然のことです。

それらの…

「素材の選択はたいした問題ではない。たとえそれが石ころであっても
そこに情熱を有する人間が息吹きを吹きこんでいく!
そういった人間が持つ叡智こそが人間を幸せに導いていく。
そしてその行動こそが神に近づく唯一の手段である。」

という西欧の自己啓発的な学問やアートに対する思考はカッコいいですし
わたしたちもその通りだと考えています。

しかし近くで見続けていて、わたしもようやく気づいてきたのですが…
加藤の考えは少し(だいぶ?)異なります。もっとダイレクトに
「(生物学的に)人間には杉が…木が…植物が必要なのだ!」という考え方なのです。

例えるなら、人間に必要なのはガーデンより先に草花であるはずだ!…のような感覚。
加藤だって…さすがに人間の叡智を否定しているわけでは無いのですが
それよりも身近に植物がなければどうにもなるまい!…のような考え方なのです。

以前、加藤から
「この地球のオーナーは植物なのだから、借りたモノは汚さずに返さなきゃならない。」
のような話を聞いたことがあるのですが
彼が良く言う「植物との距離感が重要」という話は
そのあたりの彼の考え方からきているのだと思います。

BEATLESに「ALL YOU NEED IS LOVE」という曲がありましたが
その語意は「愛こそはすべて」ですよね。

恋愛がしたいとか…
結婚が必要…のようなことを考えるのが、わたしたち人間の知能なのですが…
彼らはそれらの前に「愛こそがすべて」と歌いました。

「好きor嫌い~損得」ではなく
愛があるから試練を乗り越えていける。まず基盤として必要なのは愛。
加藤が言う乱暴に聞こえる「ALL YOU NEED IS SUGI」
まさしくそうなのです。

梅雨があって雪も降る特殊な気候を有するこの地球上の唯一のこの島においては
豊富な貯湿が可能な杉無き住まいはキビシイですし、高い空気浄化能力もそう…。
あと本項では触れるスペースがありませんが
この国の多湿な気候を生かした多様な発酵食も杉の赤身部が必要ですものね。

彼が最近よく言っている…
「現代人のたいていの不都合は、植物との距離感にある!
植物とすっかり遠く離れてしまった現代の子は持って生まれた素質を開花できずに…成長できずに苦しむ。
子どもは必ず大人になるから、利他の心どころか自分のことさえも満足にできない大人が
次々にできあがっていく。
そしてある程度成長したわたしたち自身も、その能力の維持に苦しんでいるではないか。」

という自らの問いに対しての彼なりの具体的なカウンターとしての対案とは
住まいの中で直接触れ続ける…

「床、イス、テーブル、ベッド(ふとん越し)、空気」を木に…杉にするということです。

廃棄物やマイクロプラスチックの例を挙げるまでもなく
この世の事象のすべては先々の事まで考えられた方策ほど近視眼的に見れば高価に見えて
先の事を考えない方策ほど一見安価に見えますが
最終的には高くつくどころか取り返しのつかないことになりますものね。

彼の言っていることは一見「杉さえあればイイのさ」という暴論に聞こえるのですが
その真意はもうちょっと深いところにあるように思います。
そして評論家のように…ただただ嘆いて概念のみを語るのではなく
加藤は加藤なりにいつもオルタナティブな対案を探し続けて
提示し続けているのです。でも確かに暴論に聞こえたりもしますけどね(笑)。

【百年杉】リフォーム・リノベーション工事もそうですが
ご興味がお有りの方はとにかく一度、加藤と直接繋がることをお勧めいたします。

とにかく「いのち」を太く大きくしていくことに関しての知見が
とても豊富なおじさんなんです。おじさんというよりおばさんみたいな感じでしょうか。
文中でもいきなり雑巾がけからのインナーマッスルの話が出てきましたよね。
ほんといつもあんな感じなんです。
だから依頼人さまはリフォーム工事のお打ち合わせが楽しくなっていく感じなんです。
杉バカ男(怒られるかも 笑)に会うのが楽しみになっていって
みんな元気になっていくイメージ…。

きっと昔のヒトは
家を建てる際に、今で言うところの環境問題や…
先人への感謝や…自分も何を未来に残せるのか?…とか
いろいろな「気づきや学び」を得る機会だったんでしょうね。
だって「木」しか無かったんですもの。

しかもそれも最低50年…100年~150年前の先人のお力と
それらの期間の雨と太陽という大自然の恵みのお陰なのですからね。
「建てる側」は、ただただ「いただく」だけですものね。
だから「気づき」を得てきた。

現代人はクルマみたいに…「家は買うもの」みたいな感覚ですからね。
「気づきや学び」を得る機会を失っていますよね。
だからこそ加藤のような変わったおじさんと
つなっがっておいた方が良いと思うものです。

多様なスペシャリストといつも一緒だからなのでしょうか
木や森や建築や家具だけでなく
「いのちを太くしていく」100の方策を知っているおじさんなんです。

たとえば今はもう慣れましたが、リノベーション工事の打ち合わせの際に
仏間の上に収納を作るような依頼があった際に…

「仏様の上にモノを置くような心構えではhappyやluckyはやってきませんよ。」

と言っていつも断るのです。
でもこれって会社の売り上げを押し下げる行為ですよね。社長なのに!
黙って実行すれば売り上げは増えるのに…顧客満足度も上がるのに…。
でもいつでもどこでも加藤は大きな意味での依頼人の幸せのみを考え続けているのです。

依頼人が知らない間違ったことをそのままにして、依頼人に喜んでもらって売り上げを得るよりも
無償で間違いを指摘して、売り上げを消失させてもいいから、依頼人のスキルを引き上げていくんです。

昔はこういう大人や男はたくさんいたのでしょうね。
でも今は少なくなって絶滅危惧種でしょうから、とにかく加藤には会っておいた方がイイと思います。

またいつだったか加藤がこう言ってたんです。
「高樹齢杉赤身材の床材=【百年杉】床材は多軸で依頼人を幸せにしていく。
貯湿、鎮静効果の香り、睡眠、自律神経の安定、空気浄化…

これらは早い(遅い)~安い(高い)のような2軸~2択の思考ではない。
自宅に望むモノが覚醒より鎮静であって、チャージの前にリセットを望むのであれば

この国の気候の特異性を考えた住まいの床材において
高樹齢赤身部杉床材=【百年杉】床材は、まったく良い所ばかりであり
まったく欠点の無い床材なのさ。」

その際にわたしが意地悪をして
「でも柔らかいですから傷がつきやすいじゃないですか。」と言うと…

「違う。守るのは床ではなくヒトであるはずだ。
それが証拠に【百年杉】床材によって本来可能な心身を取り戻した依頼人は
【百年杉】床材を単なるモノではなく…“いのち”として捉えて大切にしている。
ほら依頼人の女性たちは【百年杉】床材の事を単なるモノではなく
『この子たち』のような擬人化表現をするだろ。」

「はい。たしかに。」

「だから大切な友人みたいな【百年杉】床材が傷つきやすい床材だからこそ…
キズつけないような所作やマナーを身につけていくのさ。
わたしたち人間も皮膚は柔らかく傷つきやすいから互いを尊重しながら生きている。
これが鋼のような皮膚であれば
日ごろからダイナマイトの応酬のような争いになっているはずさ。」

加藤の話は【百年杉】以外の話でも雑学と言いますか…
貴重な「いのちを太く…」の情報ばかりなんです。

たしかに【百年杉】も凄いのですが…
リフォームやリノベーションをお考えの方は
加藤というとてもユニークなおじさんと
直接つながらずに終わってしまうのは、とてももったいないと思うのです。
依頼者さまにとって、とっても「お徳なおじさん」ではないでしょうか。

(いつも近くで見ているスタッフbooでした。長文をお読みいただきまして感謝申し上げます)