先日の阿佐ヶ谷での拙話は男子中学生1名、女子中学生1名の中学生が計2名。
(中学校の先生も1名ね…)
女子高生が1名。女子大生が1名という…
若きママやパパになる意思を有する若い子たちが聞きに来てくれてうれしかった。
そのなかで、女子高生の子が感想として…
「今日の話はとっても為になったけど、明日、学校で友人に話しても…ふ~ん…で終わってしまいそうで…。」と語った言葉は切なかったなぁ。
クオリティ・オブ・ライフによって
わたしたちの未来は大きく変わってくるのですが…
現状は「食」くらいは、ある程度留意されていても
「住」となると、からっきしで…
無農薬や自然栽培という質の高い「食」を食べている方々なのに…
ビニルクロスの壁や特殊シート床材=プラスティックのような床に住んでいるヒトも多い。
化学物質は完全犯罪で
ぜったいに証拠を残さない。
四谷怪談のお岩さんも
一発目で死んだら毒殺として捜査は開始されたのでしょうが
化学物質は「ただちに影響は無い。」から使われているのであるから
捜査は開始されない。
プラスティックの床に塩化ビニルの壁に数十年住み続けての影響や
ネオニコチノイド農薬使用のお野菜を食べ続けての影響の事前測定は不可能である。
明日から初期のアナログカラーフィルムが消えだしたら…
「あぁ、カラーフィルムは70年くらいで消えるんだな。」ってわかるだけのことである。
その長期に渡る影響がわかってから販売される化学物質なんてないのである。
たとえば、スマホやタブレットのようなモノを
赤ん坊や幼少の頃より見せ続けた結果の不都合がわかりだしたとしても
それはまだまだ先の話なのだ。たとえ、30歳代で老眼になろうともね…。
わたしたちの人生もこどもたちの人生も1回きりなのだが
そのたった1回の人生において
不都合が生じて、痛い目を見なければわからないことの繰り返しを断ち切る為の
わたしからの10代の子たちへのメッセージなのですが
現状の若い子たちは「早くしなさい」ばかりのプレッシャーを受け続けていて
じっくりと立ち止まって考える機会など無いようなのだ。
前述の高校生は
自分の幸せの為に拙話が勉強になったのだが
大切な友人にも気づいてもらいたいのだが
それはかなり困難であることを自覚してせつない…という感情であったと思うのですが
それを聞いたぼくも、まったく…せつない気持ちになりました。
「備えあれば憂いなし。」
トップアスリートも大一番の前に口をそろえるでしょ。
「しっかりとした準備をしたい。」って。
自分や家族が幸せになる為の準備。
残念ながら多数存在する…「“いのち”を削る衣食住」と
数少ない手段である「“いのち”を太くする衣食住」を学び考える機会を
これからもつくっていきたい。