6月22日の銀座での講演は、多くの方々にご来場いただきました。
ありがとうございました。
多くのご来場をいただいたばかりに
資料が足りなくなったようで、大変失礼いたしました。
わたしは明日のジョーのように「燃えつき」ました。
しばらく講演はいいです。やりません(笑顔)。
10年前は誰も興味が無かった
【百年杉】が身近にあるヒトの生理的活性とリアクションについて
これだけの方々に「聞きたい」と思っていただきまして感激です。
これでわたしが明日天に召されても、さすがに誰かが「杉とヒトとの素敵な関係」についての探求をし続けてくださるでしょう。
拙話は自己評価50点くらいでしょうか。
まぁいい、あと50点分まだがんばれるから。
最後の質問の際にでてきた、最近の傾向である…住まいにおけるデザイン(=カッコ)重視!!
という話ですが…その件に関して一言…。
わたしたちは生涯の9割を屋内で過ごし(WHOの発表より)
おそらく自宅で半分を過ごして、記憶はないけど寝室で1/3を過ごしています。
だから自宅で「してること」の約67%は睡眠ということになります。
そう…まずは「眠れる家」にしなきゃ意味ないってこと。
“カッコ”より先に睡眠だってこと。違うかい?
それなのにヒトを不幸にしながら利益を得ているヒトたちに“そそのかされて”
数千万円かけて眠れない家を建てたり…買ったり…借りたりしている事に気づかずに…
眠れないこども達ばかりにさせて
こどもたちは、本来持っている素質の半分も開花できずに大人になってしまって
苦しみ続ける。
わたしたちはそんな苦しみ続ける子どもたちのポケットからお金を略奪し続けている。
ヒトを不幸にして利益を得ようとしているやつらは
SNSとかの分析さえもすまして
すっかり“そそのかされていて”かつ
家を建てる予定のある大人が来そうな場所に先回りして…
「お客様は素晴らしいデザインに関するセンスをお持ちなんですね、そんなヒトはそうはいません。まったく素晴らしい。」
という台詞のマニュアルさえ完備して
今日も又「眠れない家」の契約をまとめ続けているのである。
そしてこんなフォーマットは
ヒトを不幸にしながら利益を得続けているやつらどころか
もはや大学生の卒論レベルの話であると
今回の拙話の主催者の勉強会でわたしは学びました。
拙話終了後の懇親会で国際経験のあるデザイナーさんの言葉…
「今日も話になってたけど…この国のデザインは“カッコ”ばっか。
あのトランプの米国でさえデザインは素材の恩恵やストーリーやトレーサビリティや…
“カッコ”以外の部分の方が大きい。まったく愚かな国だよね。」
愚かなヒトが多い国だけど
わたしは諦めずにやり続けるだけだ。