なかなか激務が続いている12月なのですが
そんな中、大阪に行ってきました。
1日で東京~大阪~名古屋と渡って名古屋に宿泊したのですが
大阪は大都市ですが駅の規模は東京の半分。
名古屋はまた大阪の半分くらいの印象でしょうか。
けれども名古屋では女子高生が友達同士でじゃれあっている風景も見られるけど
東京の若い子たちはロボットのような能面の表情でスマホをいじるだけである。
大阪には整体の先生に会いに行きました。
【百年杉】の材料を弊社より購入して
発達障害のこどもに共通する姿勢の矯正に期待して
子ども用のイスを近くの木工屋さんで製作。
イスを使って1か月。まっすぐな姿勢で座れるようになったそうである。
この先生のすごいところは
ちゃんとしたイスが子どもたちには必要と考えていたのですが
おかあさんが緑のロゴの全国規模有名家具から買ってきたイスではダメだと思い…
それでも、よくまぁ弊社の【百年杉】にたどり着いたものである。情熱だね。
しかも弊社に子ども用イス製品が無くても
材料だけ買って作ってしまう行動力。
よく材料だけはこの会社の杉じゃなきゃダメだろう…と思ってくださったモンである。
子ども用イスのみで探しても
この結果は出なかったに違いない。
情熱には情熱でお応えすべくの大阪入りである。
「整体の施術の際の基軸であり考え方」
「いままでのご経験によるご意見」
…をむさぼるようにうかがって
わたしも10年間の【百年杉】と触れ合ってのヒトのリアクションの様々な経験をお話してきました。とにかく時間が惜しい。ノンストップで約3時間。濃厚に意見交換を交わしてきました。
病気って、いったい、なんなんだろうね。
ヒトには自分から治す力があるはずですし、そういう各種の装置があるのである。
施術という叡智は有効であっても
やはりヒトは頑張り続けてしまい、元の良くない状態に戻りやすい。
しかし、先生の言によると、環境要因として【百年杉】に触れ続ける状態をつくること(=まさにイスや床)によってのみ得られる領域がどうやらあるようなのである。弛緩作用なのか、何なのかはこれからの科学に期待するとして、いくら施術しても戻ってしまう子どもの姿勢が【百年杉】のイスによって改善~矯正されたと先生はおっしゃっていましたが、まったく感動的な素晴らしいストーリーである。
「ヒトの叡智×【百年杉】」
子どもたちにはどうやら両方必要なのである。
だいたいお仕事がお金を得るためだけのモノであれば
毎回、整体をしてお金を得ればいい。
しかし、この先生は、また元に戻ってしまって不都合が出たころに依頼されるお仕事を良しとせず、ご自分の叡智以外の策を模索して【百年杉】にたどり着いたのである。
お金を得るためだけの仕事…
自分の評価のためだけの仕事…
そういう人間であるなら
毎回、元に戻ってしまう依頼人の身体を
再び触れて施術すればいいだけのことである。
しかし、この先生は依頼人の幸せのために、模索して、もがいて…
【百年杉】と出会い…わたしを大阪に引っ張ってきたのである。
こういう人間でありたいよね。
10台の子が「眠れない」と診察に来ても
普通に睡眠薬を処方する人間とは対極にある人間性ではなかろうか。
発達障害の子の【百年杉】による姿勢改善の詳細は、また次回以降記してみたい。