『百年杉』の専門会社 加藤木材

林野庁採択実証検証 第2弾!

コンビニのお弁当などの容器を無地にしたり、葉っぱ風のヒラヒラとしたビニルを入れないと、お弁当はぜんぜん売れなくなるという話を聞いたことがあります。

だから容器には、木の「木目風」の印刷が施されていたり
緑の葉っぱを模したビニルが入っているそうです。

これは木じゃないのに、木に似せたモノ=ニセモノなのに…
それでもヒトは視覚的に「木」を消費行動としても求めているという事例ですね。

また、わたしたちは経験的に、借景たる林や神社などの木々が決め手になって
借家を契約した話を多数聞いてきましたよね。
木があることがそこに住む決め手になった…というお話である。

さて林野庁に採択されました
「【百年杉】の効果の実証検証の第2弾は
これらの話を、単なる話で終わらせずに数値化するものであります。

題して「杉にヒトは集まるのであろうか」実証検証であります。

木のお家とそうでないお家のマウス実験は静岡大学が有名かな。

空間の箱が木製なのか?コンクリート製なのか?鉄製なのか?の3種を作って

マウスに住んでもらって
そのマウスの生存率の測定や
性器の成長度合いや子マウスの動作や親マウスの子育て状況など…
(結構、凄いんですよ。コンクリート&鉄製のマウスの親マウスが子マウス食い殺したり、子マウスがステレオタイプの無意味行動をとるとかね…それでも平気で子どもさんの回りに木が無い暮らしをしている大人さんたちは…無知って怖すぎ)

マウスの「心と身体の状況」と思われる様々なデータを測定した実験です。

まぁこれに似たようなのは
今回の実証検証第1弾において
マウスではなく人間で、三重大学さんで実施しているはずです。
さすがに出産までは無理ですが…(笑顔)

●【百年杉】のお部屋=元気になるお部屋ではないだろうか?
●50年杉70℃乾燥杉のお部屋=害のないお部屋ではないだろうか?
●特殊シート張り≒プラスティックのお部屋=ずっといると元気がなくなるお部屋では?

上記の3つの小さなお家を三重大学構内に実証検証棟として
弊社が中心となって建設しましたので
そこで三重大学の学生さんが寝泊まりして体温やら血圧やら
いろいろ測定しているはずです。

女子大生の便秘が治ってお顔のむくみがとれてキレイになったり…
不眠気味の男子学生が朝までぐっすりとか…
まぁそういう事例がバタバタと出て欲しいものでございます。

そして第2弾の詳細ですが

28畳=14坪くらいのある程度広いエリアに
上記の3種のゾーンを作って
そこに毎日違う人間を30人くらいずつ放牧します。
自由に動いていただきます。
30人はアドレスフリーにて、どこに行ってもOKにします。

そして総数100人程度の人間が、どのエリアにどれくらいの時間滞在したのか?を
記録して数値化いたします。
カメラを設置して放牧状況の数値化と見える化をしていきます。

1か月程度で、のべ600人程度の人間の自由意志の歩行やステイ時間の数値化である。

三重大学の実証検証は
あらかじめ、わたしたちの感覚~価値観として…

●わたしたちにとって良いと思われる部屋
●害が無いと思われる部屋
●住み続けたら「害があるんじゃね」的な部屋

の3部屋のどれかで寝泊まりすることが決められている検証なのですが
この第2弾の実証検証はゾーニングされていても、アドレスフリーに選択可能な状況という点が大きな違いになります。

冒頭に弁当容器の話をしましたが
根源的に人間が「木」を求めているとするならば
ニセモノと品質の低い本物と高い本物の3種の比較において
どの程度の誘因や滞留の違いがあるのかの実証検証としての数値化が目的になります。

●まず冒頭の弁当容器のような「木に似せられた=ニセモノ」のエリア…
これはまったくの「ニセモノ=偽物」ですからね。それ以上でも以下でもないエリア。
わが国では王道たる最多の偽物エリアですね。

●次に本物の木(杉)なのですが…
安価にするための「木」本来の風味を著しく損なっている製造方法の杉。
これは「食」に例えれば電子レンジ調理のようなものでしょうか。
いくら減農薬や無農薬でも、その植物が本来持つ酵素などが消失した状態ではないかと思われる杉ですね。でもこの杉は結構支持者が多いんですよ。
自然派の建築業界の方々の多くが使う杉です。

「木は害がないから使うのだ。だから安ければいいのだ。」

そういう考え方の設計士さんや工務店さんが大量に使っている杉ですね。

●香りやエッセンシャルオイルの量は樹齢に比例しますからね。
【百年杉】のエリアです。長きにわたる「偽物のジャンクな住まい」でしたからね。
これくらいの高品質杉材が人生を取り戻すには必要なのではないでしょうか…
というエリアです。

偶然ではなく、「山の畑」としての
100年倒れないような森林技術としての結晶としての作品です。
100年前の先人が狙って生産~継承~そして収穫を迎えた「香り豊かな杉」です。

さて、結果はどうなるのでしょうか?
●ヒトは弁当容器のように、ニセモノ=偽物でも、それっぽくあれば充分なんでしょうか
●それとも、本物の木であれば、いいのでしょうか
●それとも、まるで森の中にいるような高品質の杉に集まるのでしょうか

コロナ禍で、何をやるにも非常に困難な状況下なのですが
多くの方々の「日本の木」を応援する気持ちの結集をいただいて
徐々に進行中です。感謝です。

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