『百年杉』の専門会社 加藤木材

あまりにも得難い経験だったので
連投して記したい。

前回記した講師は
東野さんという方なのですが
東野さんの言葉を断片的にとらえてしまえば
真逆のことをおっしゃるのだ。

「寄り添う」と言うし「無視する」とも言う。

そうなのである。
この世に「必勝法」など存在しないのである。

とにもかくにも
「うまくいくメソッド」とか「コスパの高い…」全盛な
昨今であるが
そんなもん無いし意味ないのである。

北欧の巨人も
われら東方のモンゴリアンも
同じ化学物質を強制的に体内に2回も3回も入れれば
70億人全員がhappyなモノなどあるはずもない。

オンライン視聴の最後の質問者の方が
お子さんが不登校で
涙が止まらずに聞き続けていたと語っていました(代読)。

そして最後に「わたしはどうすればいいのでしょう?」と問うのである。

(驚!)

講師はたくさんの事例や
自身の決定的な後悔さえも開示して
「必勝法は無い」し
「愛するが故の“心配”こそが
こどもにとっての不信になってはいまいか?!」と
実にわかりやすく
デリケートな心理と言葉を3時間かけて解いてきたのに…

講師は「成功のための偏った方法論」は無いと語ってきたのに
「成功のための方法論」を泣きながら講師に聞くのである(せつなかった)。

やはりこの国の教育の価値観である
「正解は必ずある。それが早く解けた人間は優秀!」という
価値観を受け入れ続けてきて
大人になって親になってきた方々…。

やっぱ、この国の「正解」教育って恐ろしい。

「正解は必ずある。それが知りたい。教えてください。」

う~ん。

正解など無いのである。
あっても、すぐに変化してしまうから無いようなものなのである。
昨日上手くいったことが
明日もうまくいくとは限らない。
だから思考することを止めないし
絶対にあきらめない。

講師はその時点で
そういう問題点に気づいていた感を持ちましたが
あえてそこに踏みこまずにコントロールされていたように
お見受けしました(いたし方あるまい)。

【百年杉】もそうなのである。
【百年杉】をクスリのような「必勝法」として
とらえる方には売りたくない。

「子どもに【百年杉】があればいいんでしょ!」

【百年杉】の最終的な恩恵は
「こんなに気持ちの良いモノができるには
百年間の太陽と雨と土壌が必要なんだね。」という
自分は自然界に生かされているという
意識や思考が身につくことだとわたしは考えています。

「今はまだマスクを装着していた方が正解」

マスクを外せない
この国の「正解」教育を受けてきた人間が
帰りの山手線にはワンサカいましたわ。

マスクしないのは
わたしくらいのものだったかな。

最後のオンライン質問者の方も
おそらく今頃は気づいているに違いあるまい。

「鳴かせてみようホトトギス」の
「鳴かせる必勝方法論」は無いのであるから

自分なりのトライ&エラーをし続けるしか
方法は無いのである。

ただ「鳴かせてみよう」という気持ちが続けば
いつかホトトギスは自立して鳴くのである。

いや違うか。

「自立して鳴く」まであきらめずに
「鳴かせてみよう!」と継続できるホモサピエンスこそが
「おとな」なのであろう。

有限会社 加藤木材
〒350-1312 埼玉県狭山市堀兼2348-1
TEL 04-2957-9444(月~土 9:00~17:00)