『百年杉』の専門会社 加藤木材

なんだか最近、一気に濃厚な経験をしています。
「考えさせられる」というヤツです。

●化学物質フリーというか…
その道の著名な設計士さんが設計した“住まい”にお住まいの女性が
弊社体感ルームにお越しになって弊社ベッドに横になられて
「ぜんぜん違う。身体の“きしみ”が消えていくよう…」とのご感想をいただきました。
(全身からの【百年杉】精油の吸収の影響でしょうかね…そうなるといよいよ科学では立証不可能な領域です。恐るべし植物の偉大さとしか言いようがございません)

毎日、杉の床のお家にお住まいなのにね。

「害の無い素材を使った“住まい”だからgood。」というのは、言わば学問。

それはまったく正しいのですが
弊社は「植物の質の違いが重要」との考えがそこに加わります。

欧州には質の高い建築用材が無いから
欧州発の学問には木=安全な素材だから使う…で思考はストップ。
でも日本には適材適所たる多様な素晴らしい樹種があって
さらにはそれらの同じ樹種のなかでも「質の違い」ということ。

なんでも質が高けりゃいいと言っているのではありませんよ。

ただ、「植物の質の違い」がもたらす
ヒトの生物活性としての未来の結果の違いは
人知が及ばない領域だと考えています。

あと人類が千年続こうとも、この【百年杉】のような素材は創れまい。

学問も大事なのですが
学問はヒトがやることなので、ヒトの素晴らしさに通じます。
ヒトが人気者になれば、やがて人気者はお金持ちにつながりますから
(アイドルがわかりやすいですね…)
人気者づくりはビジネスのセオリーであり鉄則です。

「植物の質の違いによる偉大な恩恵」を看板に掲げてしまうと
他社がその「素晴らしい植物」を扱った瞬間に差別化は消滅してしまいます。
だから建築業界はヒトが素晴らしい路線を崩さないのかもしれません。

「低温乾燥」、「自然乾燥」、「葉枯らし」、「地域材」…
これらもすべて良い手法であり素晴らしい人知です。
しかし全ては手法論~技術論であって「質の違い」を決定づけるものでは無いはずです。

公文式は素晴らしい学習の手法でしょうが
公文式をやれば絶対合格?!はあり得ない話のはずです。

でも手法論を高らかに掲げることは
先述の通り、ヒトの素晴らしさに通ずる、ビジネス必勝法ですからね。
建築業界の誰もが、手柄を杉に…100年間の雨と太陽という…大自然に渡したがらない。
ヒトの英知のままにしておく。

ラグビーで言う…「not-release-the-ball」ならぬ
「ノット・リリース・ザ・手柄」でしょうか。

西岡常一さんが著書の中で
「経験を信じず学問偏重の現代」を憂いていたのを思い出しました。

「匠の技」もそうですが、手法論やヒトの英知に終始しているうちは
やはり収益は建築業界に還るのみであって
「山の畑」の方々には還らないのではないでしょうか。

「植物の質の違い」の重要性をお客様にご理解いただいて
はじめて山にお金が還るのかもしれない。…そんなことを学ぶきっかけとなりました。

●「まちゼミ」もおかげさまで、8名の方にお越しいただきまして盛会のままに終えることができました。そのうち印象的な2名の方がいらっしゃいました。

鼻呼吸に難のある、小学生高学年の女の子
蓄膿症の60歳代の女性

体感ルームに数十分いるだけで
お二人とも「鼻がスースー(通ってきた)」してきたとの事でした。

まだまだ、我が社の発信力不足は否めないのですが
鼻呼吸のできないお子さんの存在は
人災というか…親災であるという認識の世の中に
早くしなきゃならないという思いを強くしました。

マチを歩けば口を塞げないこどもばかりで
見ているだけで気持ちが沈みます。

鼻呼吸困難なこどもが、どれだけ素質を開花できずに苦しむかを知らない事と
その解消・改善への環境要因も探求しない大人たち。

それなのに…
「眠れる寝室を作ってください。」
「うちは工務店ですよ。医者じゃないんで、眠れなきゃ病院に行ってください。」
の縦割り社会。

これでは、空気を変えて…環境要因を変えて…の発想にはなりませんので
睡眠薬しか選択肢は無くなります。う~ん。

「自分に責任はない。…のエリアから出ようとしないわたしたち…」
とは過ぎた言葉であろうか。

【百年杉】は薬ではありませんし
弊社の活動は医療行為でもありません。

それでもわたしたちの全能力の開放と維持の為には
身近に植物に触れ続ける生活しか方法は無いと考えていますので
なかなか困難な任務ですが、がんばり続けていきます(笑顔)。

有限会社 加藤木材
〒350-1312 埼玉県狭山市堀兼2348-1
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