トイレットペーパー不足にデマ…
つくづくこういう機会にこそ、思考し続けることが重要であると気づかされます。
春と秋は同じ温度湿度であっても
食べるべきモノは真逆である。
それは夏に備えるのか冬に備えるのかの大きな違いがあるからである。
思考を続ければ、それが理解できます。
でも「今食べるべきものは何?教えて!」のヒトには
一生理解できまい。
この世に「正解」はあるのでしょうが、刻々と変化し続けています。
人生なんてゴールポストの位置も大きさも常に変化している
サッカーゲームのようなものです。
それでもあきらめずに「正解」を求めて思考し続けているヒトは
【百年杉】や自然栽培や固定種の種などのキーワードを聞いた際に
「あぁ(足りなかったのは)これだったのか?!」とばかりに
スッ!っと残った1ピースにそれらが埋まります。
ピタッ!
ご自分で99ピースを埋めてきたからこそ
最後の1ピースをすぐに理解できるのです。
ほんとうにそういう方々は共通して、ウソみたいに早い。
「知って」→電話かメールが来て…疑問質問の答えを聞いて…
→すぐにベッドの注文やリフォーム工事の見積もり依頼が来ます。
しかし、まるでテストのカンニングのように…
「正解」だけを求めてきた人間には
【百年杉】も自然栽培も固定種の種も、まったく引っかからない。
おそらく「ふ~ん、だから何?」てなもんである。
カンニングの連続によって、テストでの及第点の連続は可能であろうが
まったく知識としては身についていないから、その人間は無知のままである。
現代ならスマホに代表される高性能検索電子箱で、正解ばかりをググって
恥をかかずに生きようとし続けているヒトがカンニング人間に似ている気がする。
「思考」という準備不足。準備があるから積みあがるのだろうが
「正解」のみを欲するから、いつまでたっても何も身につかない。
これでは電動人間だか電脳人間だかですよね。
スマホがあるから思考しない習慣の人達。まさにカンニングの連続行為。
電池が切れたら役に立たないどころか…という電脳人間。
ここまで書けば、わたしが自分の能力の維持の為に、スマホを持たない理由が
おわかりいただけるであろう。
4Gのガラホくらいで充分である。
思考の結果、それ以上はわたしにとっては「害」であると予想されるから持たないのだ。
だいたいモノを作る人間は目が命なのに
スマホを使うなんて考えられないしね。
話を戻して、偉そうに数字を記せば「思考し続けるヒト」とは
全体の、おそらく3~4%くらいの方々ではないだろうか。
弊社HPの1か月以内の再来訪者は、だいたいそれくらいの数字です。
5%に少し欠けるくらい。
おそらく
「おや?この【百年杉】の加藤木材って、情報の質が他の木材や建築の会社とはぜんぜん違うじゃん。あとでゆっくり見にこよう…」
というヒトがそのくらいの数字。
あとのヒトはそうは思わない。結果として数字にはっきり出ています。
自然栽培までいかなくとも
動物性肥料を使ってしまうが、農薬を使わない野菜が
全体の1%という数字も聞いたことがあります。
そうなると、価格は高いが、なるべくそういったお野菜を買うヒトは
その数の3~4倍(希望的数値を含めて以降は5%と表記)というあたりは
やはり納得できる無理なき数字のように思うのである。
じゃあ、残りの95%のヒトにもわかるような訴えや発信をしなきゃ
と思って頑張っても来たのですが…
やっぱりカンニング人生の方々にわかってもらえる術は無いのではないか。
かといって「バ〇を〇カのままでいいから、そいつらにとっとと売ってしまえ!」的なお仕事はしたくないし、木はプラスティックのような石油製品より販売価格は絶対に高くなるから、カンニング人間にはその価値は理解できまい。そうなると、やはり5%の方々である約600万人の方々に「知って」もらう努力をしていくのみなのだ。というかそれしか選択肢は無いのである。
幸いに?その5%の方々も
実際は「食」のみの思考の連続という感じで
「住」には、まったく留意していない印象はありますからね。
最高級の品質の「食」を
ビニルクロスの壁とプラスティックの床(=シート張り製)の部屋で
食しているヒトはかなり多い。
無農薬のお野菜を揮発性化学物質が空気中にウヨウヨしているお部屋で食す。
実にトンチンカンである。
だから5%の方々は
木や杉にとっては無尽蔵なマーケットという感覚である。
まったく我ながらすごい希望的観測である。
いわゆる「伸びしろ」が凄いと思いたいのである。
「話せばわかる。」というのは、現代社会においてはどうやら当てはまらなくて…
「話してわかるヒトとわからないヒトが居て、わかるヒトはかなり少ない。」というあたりがどうやら正しいロジックのように思うのだ。
そして、こうやって偉そうに記していても
ぼくも「木」や「住」では5%側なのだが
他の分野では95%の人間なのである。
「食」や「衣」や…ありとあらゆる数千以上の多様な分野においても
自分は5%側の人間でありたいと思うのである。
だからわたしはスマホは持たずに
本を読んで…同じ本を何度も読んで体内に宿し…
ヒトに会いにワークショップや勉強会に参加して
探究して調べて読んで考え事をしては、メモ帳に記すライフスタイルなのである。