『百年杉』の専門会社 加藤木材

睡眠については
ずいぶん勉強してきたつもりですが
睡眠を知るには「脳、呼吸」がわからないと
先に進まないように思います。

「どうしたら眠れるの?」のような

必ずある正解を早く解ければ優秀という価値観の
わが国の教育を経た人間に多い…
思考を継続せずに「必勝法」のみを求めるような思考では
「ヤクルト〇ン」売り切れ…あたりが精いっぱいかな(笑顔)。

あれもこれも勉強し続けなければ
睡眠は理解できまい。

まず弊社のお客様の感想として
【百年杉】とお友達となるような関係性によって
(具体的にはリフォーム工事やベッドご購入)
「いびきの消失や軽減」の感想
もはや100を超えて
200に届きそうなくらいになっています。

その「なぜ?」を考えていきましょう。

でもその前に「脳と呼吸」ね。

ポール・D。マクリーン著の「三つの脳の進化」という
ちょっと有名な本があります。

脳を進化の過程で三つに分けています。
人類の進化の過程において経験してきたと思われる

(魚類~)爬虫類~哺乳類~人類という
それぞれの過程において身についてきた脳という考え方です。

その3つの基盤となるのは
わたしたちのご先祖様が
海から陸に上がってから
樹上の爬虫類たる時期があったようなのですが
その際に身についた脳ということです。
だから「爬虫類脳」。

場所的には脳の真ん中あたりの部分=「脳幹部」。
恒常性維持機能を司る視床下部も含まれます。

特徴的には「生き抜くことの選択」に徹する脳ということらしいです。

次に身についたのが
哺乳類になった際に身についた
「哺乳類脳」。

ここは集団になることによって
身を守ることを覚えた=哺乳類に進化の過程で身についた脳です。
場所的には脳幹部の外というか上というか…
大脳辺縁系です。感情の中枢たる偏桃体(へんとうたい)も含まれます。

そして最後に身についたのが
人類になった際に身についた「人間脳」。
場所は外側の大脳皮質になります。

「理性をともなう目的意識」など
哺乳類には無くて人類は有する思考をする脳ですね。

この3つの脳に呼吸の大家である
多数の著作がある本間生夫医学博士の「3つの呼吸」をかぶせてみます

「人間脳」が制御するのが「随意呼吸」。

人間が自らの意思でする呼吸ね。深呼吸とかがわかりやすいかな。
たしかに哺乳類はしないかもね。

そして「哺乳類脳」がコントロールしているのが「情動性呼吸」。

集団行動という協調性によって身に着けた「哺乳類脳」なのですが
個と個が近づくということは
身を守ることにもつながるのですが
ストレスにもつながりますよね。
過呼吸症候群なんかがわかりやすいでしょうか。

本間生夫博士はこの「情動性呼吸」の重要性を著書の中で説かれています。
本稿では話したい大筋から外れてしまうので
掘り下げませんが
トレーニングによって「情動性呼吸」を深くしていく習慣の重要性を
わかりやすく解説してくださっています。
たしかに理にかなっているように思います。

そして「爬虫類脳」が制御するのが「代謝性呼吸」

「代謝とは」でググりますと…

「細胞や生命体の中で起こる重要な生命活動に必要なエネルギーおよび基本物質を生産するあらゆる化学変化全体」との記述がトップにでてきますから

まさに「手が届かない領域だが最重要項目」という感じですよね。
「生き抜く選択に徹する脳」が制御する呼吸の名前にふさわしいですね。

そんな「制御不能だけど重要な呼吸?」とは何でしょう。

具体的には睡眠時の呼吸であり
それが浅い具体例が「いびき」でしょうかね。

その「いびきの消失や軽減」の感想が200近くとなると
穏やかではありません。

これは本間生夫博士も著書の中でおっしゃっているのですが
「人間脳」による「随意呼吸」には限りがあるということです。

「随意呼吸」のみで
深く長い健康的な呼吸の持続は無理ということです。

ヨガをやります。

大脳皮質が経験と学習を通して
ヨガが自分の未来の幸せの実現には必要に思えてきます。
「ヨガの実施」への「欲」が積み重なっていきます。

そしてヨガを実施します。

ヨガの実施により
「深い呼吸とリラックスできる動作を脳だけでなく
身体全体で学びます」素晴らしい体験です。
その素晴らしさをやはり大脳皮質である「人間脳」が感じて

「あぁやっぱヨガをやって良かった!」という思考が大脳皮質に刻まれます。

実際にヨガを終えた後の充足感は
今まで感じたことのない感覚でした。

もちろんヨガはその行為のみではなく
「ライフスタイルや考え方」に大きな利益があるように思います。
しかし、ヨガの爽快さはヨガを実施しなければ得られないのです。

PCでキーボードを叩いて仕事をしている分には
ほとんど呼吸なんてしていない状態に等しい。

だから昼休み中にストレッチをして深呼吸をして…
賢者たる女性は「整えて」午後にのぞみます。
まったく正しい。

しかしそれらの行為は根源的な解決ではなく
対症状的な行動に近い。

根源的にはPCの仕事を辞めればいいのですが
なかなかそうもいかないから
お昼休みのストレッチ&深呼吸は
対症状的に続けていく。

「人間脳」がコントロールする「随意呼吸」は
わたしたちが自ら発動して行動しなければならない呼吸であって
やらなきゃ効果は無い。
しかし人生の1/3にも及ぶ
睡眠時には大脳皮質もお休み中なので
「随意呼吸」はできない。そう…深呼吸はできないのだ。

そして残りの16時間の中においても
なかなかストレッチ&深呼吸できる時間なんて無いはずである。
そう…前述の対症状的な昼食時間を抜いたお昼休みくらいしか無いのである。

本間生夫博士も「意味が無い」と言えば極端ですが
そういうニュアンスのことをおっしゃっています。

「ヨガに意味が無い」とは言っていません。

しかし「ヨガのみ」で
呼吸の深いライフスタイルの実現は
脳を勉強しても呼吸を勉強しても無理であると言わざるを得ない。

「ヨガでは無理」とは言っていない。
「ヨガのみでは無理」と申し上げています。

でも【百年杉】には可能なのです。

また、鼻呼吸困難な方々は
「住まい」に揮発性化学物質ばかりの
植物の香りが無い空気という環境要因による結果ではないだろうか。
という推論を持つのですが

そう考える理由についても書いていきますね。

(つづく)

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