『百年杉』の専門会社 加藤木材

実はぼくはLGBTの差別なき社会に、結構かなり興味があります。
性的少数者の方々が、伏し目がちに生きていくことは
とってもよくないことだと考えています。
カミングアウトという言葉さえない世の中になればいいのにね。

私自身は男性であり、女性が好きであり、女性の身体も好きです。
でもなぜそういう考えが強いのかと思い返せば…
もう10年以上前に、ゲイのデザイナーさんと
何度かご一緒にお仕事をした経験だと思います。

1日一緒にいる機会に
「あぁ、かなわない」と強く感じました。

個々の才能や持ち味によって
見え方や色などもかなり違って見えているであろう認識は
それまでもあったのですが
(よく「何見てんだ!」って怒る台詞がありますが、あれって「見えていない」と思うんですよね)
とにかく見え方→見えたモノのインプットのされ方の違いを強く認識しました。

ぼくがどれだけ精進して磨いていっても届かない領域を1日で感じました。男と女のイイとこどりというか…なんというか男でも女でもおさまらないからこその、限界の無い、もの凄いインプット能力を感じました。何を見ても見え方がまるで違うのがわかりました。車窓からの景色も…ランチに入ったカフェの内装も…塗装屋の工場の廃棄物さえもね…。

あれだけ同じモノが違って見えれば…
そりゃ、アウトプットなんてねぇ…。もの凄い差異になりますよね。
リヤカーとロケットくらい違ってきちゃう。
みんなアウトプットという「結果」ばかり求めるけど
そうじゃないと思うな。インプット能力で、ほぼすべてのクオリティは決まる。

入ってきた情報を「情報解析能力×経験」で無から有を産み出して
アイディアにして、そこから「思考の継続」というブラッシュアップをしてから
「現実の行動」にすればいい。

けれども最初の「見え方や読み方や聞こえ方」というインプット能力が
ぼくは1なのに、100や1000のヒトがいればかなわないはず。
いくら「情報解析×経験」~「思考の継続」という掛け算を用いても
最初のインプット能力の質が違うんですからね。

それに解析能力が10倍も100倍も開きがある…というのも現実的ではないでしょ。
いいとこ数倍でしょ。人間同士で、そこまでの差異はあるまい。

あるのはインテーク能力の差異であり
そこが大きな「結果」の違いにつながると思うのである。

かなわないというより、ぼくが100年経ってもそういう見え方ができないという感じ。
自分の実力の無さに落ち込むとか…そうではなく
どんな女や男でも到達できない能力があることを知ったのです。
もちろんそのゲイの方のクリエイティブな能力は突出したものなんでしょうけど
ぼくはそれの大きな要因にセクシャリティを感じました(これはぼくの考えです)。
ただただ「インテーク能力」の差異にぶったまげました。
「知る」ことはいつも驚きであります。

男性は男という生き物の性質があって、それは女性にもあるのだけど
男も女もその領域から出られないから
男であり女の限界なのかもな…って思ったんですね。

もちろん、LGBTの方々が皆、優れたアーティストである必要はありませんよ。

ただ、LGBTの方々に多いと思われる優れたチャンネルでありアンテナを
社会に生かさない手は無いように思うのです。
隠さないでいいというか…堂々と、だからこそ「見える」ものを使ってもらえればいい。

あと男性の先輩方に多い…古いデータを振りかざしながら、攻撃的にヒトを傷つけることが趣味のような種類のヒトはLGBTの方には少ない気もしますしね。温和で知的な方が多い印象を持ちます。やっぱ隠さずにそれを社会に生かしてほしいっす。

「右か左か?」「上か下か?」とか
コンサルとか頭の良いヒトたちは世の中の事象を都合よく単純化して…
頭脳明晰でないヒトでもわかった気にさせて…さも適切に分析しているかのような錯覚を与えて
自己啓発につながるかのようなマジックをよく使いますが

この世の事象が、たった2つやそこらに分けられるはずもなく…
「ギブアンドテイク」も「ウインウイン」もやはり都合の良い言葉として
要領の良い人間が、自分の為に使っているだけだと思うんです。

違った見え方ができるヒトであれば、2択や3択じゃない選択肢を解決策として披露してくれる可能性があるかも。

LGBTの方々が感じ…思うことを、なかなかやっかいな問題の解決策として
発露することは、この国の「男(のみの議論)社会」では千年経っても成しえないことを緩やかに変えていく大いなる可能性があると思うのです。

互いにセクシャリティというとても重要な「違い」を認め合えれば
「おごり」も芽生えずらい世の中の方向性になるでしょうしね。

男が優れているわけでも女が優れているわけでもなく
そこには性質や特性の違いがあるだけ…。
LGBTの方々も同じことですよね。

もちろん、LGBTのヒトでも悪いヒトはいるのだろうけどね。
それは学校の先生だってお医者さんだって政治家さんだって一緒のことでしょ。

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