『百年杉』の専門会社 加藤木材

不思議な出来事 Ⅱ

長野に行った際に大変お世話になった方の
4歳くらい…長女のマイさんとは
カフェでバイバイしてわたしは車で帰路に着いたのだが…

彼女はお昼寝を起きてから
「杉のおじさん」ロスになったのか
【百年杉】を握りながら
泣き続けて大変だったと後で聞いた。

ご自宅でもカフェでもわたしのそばを離れなかったのだが
ずいぶんと若い女性を泣かせてしまったようだ(笑)。

前回同様、なんでこういうことが起きたのかを考えてみた。

彼女は2歳のころに弊社に来たことがあるが、わたしの記憶はないはず。
しかしすぐに200年杉スノコマット
が彼女の家にやってきて

彼女の一家がそれで寝るようになって2年くらいかな。
人間という生きものは3歳までの睡眠で脳のフォーマット形成は決まるからね。
彼女は200年杉の香りが心地よかったのだろう。

「眠れる」というか…とにかく好きな香りという認識があるようだ。

そして今回、「杉のおじちゃん」がやってきたら
なんと!そのおじちゃんもおんなじ匂いがするではないか!

脳の初期化を終えた彼女の脳は
好きな香りがするおじさんを必要以上に
「良いヒトであり自分にも必要なヒト」であると思ったのかもしれない。

わたしからは【百年杉】の香りがしているとは
よく指摘されることだし…

実際に電車の2~3つ離れた出口から出てきた友人から
「杉のにおいがしたから、絶対、加藤さん乗ってるって思ってたのよ。」と
言われたこともあるしね。加齢臭とは無縁なわたし。

こどもは五感も鋭敏だし、ちゃんと論理的な行動なんだよね。

大人になると五感も鈍くなって、「大人の事情」ばかりで
論理的ではなくなっていくヒトも多い。

この子はまだ論理的に整理はされていないが
自分の“いのち”を大きくしてくれる屋内空気と
自分の“いのち”を削っていく屋内空気との
差異を感じる能力は身に着けつつあるのでは。

わたしの話は建築という
人間社会における一業界(学会)の話ではなく
もっと大きな範囲。
生物というか…人間という生きものの特性を考えての
身の回りの素材という話のつもりなのだが…

この子は拙話を必要としないセンサーをすでに身に着けてつつあって
あとはお勉強と思考を継続していって
それらのセンサーを錆びさせずに運用していく「個」になるだけである。
継続的な運用には、もう少しの時間と経験が必要である。

10歳くらいまでに
人間が求めるようにプログラミングされている
共通の気持ちの良いモノ…
【百年杉】だけではなく
土やそよ風もそうだよね。

そういうモノに触れ続けていけば
この子のように土台としての皮膚能力が開花しての価値観ができるはず。

プラスチック&ビニルにタブレットにテーマパーク通いでは
身につくものも身につかなくて伸び悩み苦しむ。

触覚刺激無く
皮膚の能力が開花しないまま
視聴覚刺激のみで育てられて大人になってしまえば
テーマパーク依存症人間のような
視聴覚刺激のみに反応する大人の出来上がりである。

「見える化しなければ理解できない人間」とも言うかな。

子ども時代とは皮膚能力の開花に磨きをかける時代なはずである。
生後10年程度かな。
皮膚から送られるたくさんの情報処理によって脳も成長していくことは
人類の進化の過程が証明している。

そのためにも触覚刺激はもちろんだが
「地球を皮膚で見て~聞く」かのような体験が重要なのである。

人工的な無理やりドキドキ視聴覚刺激のみで育った子では
テーマパーク依存症の先は夜の視聴覚刺激のホスト狂いが終着点か。

若過ぎる女にモテる男は
言うことも子どものように乱暴である(笑顔)。

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