『百年杉』の専門会社 加藤木材

なぜ?「木の人間」はヒトの身体の仕組みを勉強しないのだろう。

設計…施工…といった「建築の人間」ではない。
また、「林業の人間」でもない。

「建築のヒト」は木を使ったり使わなかったりだから、まぁしょうがない。
「林業のヒト」も鉄に例えるなら良質な鉄鉱石の生産なので
これまたしょうがない。

丸太は、いまだ木材という製品未満の状態の素材であり
最高の鉄鉱石であっても、最高の車のボディになるとは限らないように
Goodな丸太であっても、それは途中経過である。
以降の乾燥~加工~施工によって、残念なことになることも可能である。
良質な丸太の生産にはもちろん意味があって重要なことなのだが
まだ登山の五合目のはずである。

わたしがここで言う「木の人間」とは
丸い木を四角にする製材所という製造者と
四角い木を買ってきて販売する木材小売業者=材木屋=販売者である。

「木を売りたい。」

そうであれば、木のストロングポイントでありチャームポイントは何なのか?
を探求して…探求し続けて、それを大声で叫ぶべきである。

木のありがたさのだいたいのアラウンドを探れば
おそらくヒトによっての心地よさ…気持ちよさ…というあたりになるはず。

鼻の奥は上咽頭(じょういんとう)という場所になります

だから、木が身近にあって、ヒトの生理的リアクションはどうなって…
その結果、どのような幸福が訪れるのかというストーリー。
やはり、ヒトの身体の仕組みのようなモノをある程度勉強しなくちゃなるまい。
まずそこからであるはず。

それをしないのであれば
せっせせっせとお金を稼いで、全国の「木の人間」みんなで
研究者に研究資金を渡して、研究してもらうとかね…。
ただ、このケースは、研究者は研究のプロであっても「木の素人」である点と
元来、植物の偉大さが人間の科学ごときで立証できるとも思えないのが難点か…。

しかし、自分で探求しないし、研究者に資金提供もしないけど
「木は売りたい。」というのだから、なかなか強欲で泣かせるよね。

「あなたの人生の願いは何ですか?」

と聞かれて、自分の幸せ~家族の幸せ~友人の幸せ…とその枠が広がっていって

「あなたの家族も友人も幸せですが、玄関を一度出れば死体がゴロゴロ転がっている“戦い”の世の中でも、いいのですか?」

と問われて、他者の利益さえも自分の利益と感じられる
自己のあった…「利他の心」を確認できるヒトもいるのでしょうが…

「楽な人生と大変な人生のどっちがイイ?」と問われて

「楽な方」と答えて…

「お金がたくさんある人生とあまり無い人生のどっちがイイ?」と問われて

「たくさんある方」と答えて…

じゃぁ、あなたは「楽にお金がたくさん入ってくる人生を目指しているのですね?」
と問われて、「まぁそんなもんかもね。」と答えるのび太君のような感じでしょうか
現代の「木の人間」って。

試験に合格したいけど勉強しないヒト。
優勝したいけど全力で走らない走者。

世界に類を見ない植物の質量を誇る、木の国であるこの国で
なぜ「木の人間」に「哲学を有するプロ」がいないのだろうか。

木は安くても絶対に売れない!

なぜなら、必ずプラスティックやビニルなどの
人造化学物質製品より高くなるからである。
いや、逆である。
木より安価になるから、木ではない家具は製造され続けるのである。

木とケミカルな製品の「価格の差異」と同時に「恩恵の差異と被害の差異」を
ちゃんと説明しなければならないのである。
それができなければ木など売れるはずもない。

自然とヒトとの接点である第1次産業と
その「自然の恵み」を販売したい人間が
楽して努力せずに、ただただ売り上げのみを目指せば
種子は消滅し、魚も動物も絶滅なのにね。

自分の仕事の居場所は、「自然と人間の接点」であるという気概が無い。

だからぼくは、前述の気概の無い「木の人間」はそのままに
都市部において「木(杉)の素晴らしさ」に気づいて
それを知らないヒトばかりなのが「もったいない」から

インプットされた杉の素晴らしさをアウトプットし続けてくださる
スギコさん…スギオさんをドンドン増やしていくことを
し続けていくことにしました。

努力もしないし、努力の方法さえも見つけられないのび太くんを
わたしがドラえもんのように救ってしまうと
のび太君は、また1週間後には怠けて問題を引き起こしてしまうでしょうしね。
そうやって週一放送の帯番組になっちゃう。

だから、のび太君の啓発はまったく気が進まないから、やらないけど…

杉の素晴らしさを発信し続けて
幸せなヒトを増やしていって…
スギコさんやスギオさんを増やしていくことはとても幸せです(笑顔)。

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