『百年杉』の専門会社 加藤木材

なぜ?この国は男女格差が世界121位の女性差別の国なのか?
一つ上の120位のUAEは
離婚後に男性の承諾なしに女性が再婚できない法律がある国のはずであるから
状況は深刻である。

なぜこの国は男社会なのか?
なぜ?この国には成熟した民主主義が根付かないのか?
…この2点を考え抜いてみました。
江戸時代くらいまでさかのぼって考えてみました。

まず、いつの時代も国家の物流の主力は船です。
陸送と海上輸送だとコストは100倍以上違うんじゃないですかね。
陸送に比べれば海上輸送はタダみたいなものです。
これは今でもそうです。
中国から神戸までの船賃よりも神戸から京都までの輸送コストの方が高いはず。
陸上輸送は陸上との摩擦(=ロス)も大きいし
輸送する器も海上に比較してとても小さい。

江戸時代の舟運は帆船であり、風力利用です。
そしてそれらの風力を制御するには「腕力」が必要ですので
帆船の船員はどうしても男性ばかりになります。
わが国は台風も頻繁に来ますし
海上輸送の帆船の通るルートには「風待ち港」と言われる場所がありまして
そこには、ほぼ必ず遊郭がありました。

船員は野菜不足で健康を害す恐れがあるから
「風待ち港」では「菜売り」という野菜を船に売り歩くヒトもいたらしいが
売り子が女性の方が売り上げが高くなる…マッサージをお願いしたり…
となって遊郭という規模にまで発展していったのでしょうかね。

江戸時代の資源は、石油はありませんから「木と風」であり
木だってチェーンソーはありませんから
やはり伐採には腕力が必要になりますから男性が主力になります。
だからやはり林産地には遊郭があったようです。

このように江戸時代においては再生可能エネルギーの活用には腕力が必要でしたから
男性が主力になって
腕っぷしの強い男たちが欲する「思い通りになる女性」が
経済性さえも持って、男性によってシステム化されたのが遊郭でしょうね。

そしてもうひとつ別な面からも考察してみました。
なにしろ江戸時代は鎖国状態である。
ようはこの国は、自前に「ある資源」のみでみんなが食べていかなくてはならないのですが、それができていた国なんですよね。この小さな島国だけでグルグル廻っていたんですよね。経済という車輪が…。

たとえば北欧はキビシイ寒さがあって、「資源が少なかった」
木の成長も遅いし、お野菜の種類も少なく収穫できる時期も短い。
だから自国だけではなかなか車輪が回らない。

自前だけでは立ち行かない国の腕力に勝る男たちは
帆船に乗ってバイキングとして南下して、他国からの収奪をし続けたのである。
その結果、留守を守るのは女性になりますからね。
北欧の自治や社会システムに女性の価値観が深く根差すこととなり
それがドロップアウトの無い社会であり
極端な思想ではなく中立的な立ち位置となったのではないだろうか。

男性的には秀吉のようなベンチャーの立身出世社会を望むのでしょうが
女性は自らから”いのち”が産まれるメカニズムを有するためか
1人の英雄の出現より100人全員の幸せを望む傾向はないだろうか。
そういった結果が、現在の北欧の国家像につながったように思う。

よく海外の観光客が「日本はコンテンツが豊富だ!」と口をそろえるけど
そうではなく、この国では、そのすべてが必要な物質であり「八百万の神々」であり
ゴミという廃棄物無き、恵まれた自然資源の循環が可能な国“だった”のである。

欧州の歴史はある意味「血塗られた歴史」というか…
収奪・強奪・侵略…そして2度の世界大戦と続くのであるが…
これらは自前でなかなか食べていけない環境が続くから
腕力に勝る男たちが他国へ侵略し続ける構図であり
その分、当然、女性が内政に携わるという形の分担になったのであろう。

わが国は、この地球上随一の「恵まれた自然資源」が完全に裏目にでたようだ。

「恵まれた自然資源」の活用には腕力が必要で
男性には腕力があるから利権は男性の手に落ちて
その男性たちは、国内で充分なもんだから、海を渡って収奪に行かないから
国内に居座ってしまって留守にならないから
女性は常に男性の慰めものとして使われて…
まったく社会進出する機会はこなかったのである。

そしてそれらはいまだに続いているのではないだろうか。
事項はこの国のこの歴史ある「男社会」と脆弱な政治…民主主義について考えてみたい。

(つづく)

有限会社 加藤木材
〒350-1312 埼玉県狭山市堀兼2348-1
TEL 04-2957-9444(月~土 9:00~17:00)