事前の検査や毎日の検温くらいは
まぁ開催するための行為としてはへでもない。
しかーし
前日になって
わたしのことしのメインの
カルメンマキさんが検査陽性でキャンセル…
マジか…
そして搬入とディスプレイを終えた前夜になって
わたしたちのブース脇のアバロンステージ登壇の
小泉今日子もキャンセル(ぼう然)。
津田大輔がやめたからいっしょにわたしも…らしい。
女運なしのフジロック2121だわ(笑)。
今年は酒なしフジロックなんだけど
スタッフの宿泊部屋内でも禁酒なんですよ。
4泊5日BEER無しなんすよ。
外に出ても
期間中は、ほとんどのお店がお酒提供してないしね。
酒なし~カルメンマキ・キョン×2無し
でも念願のCharのSmokey聴けたし
なぜか?BEGENは封印を解いて「恋しくて」歌ってくれて
(冒頭にセットリスト全部変えるって言ってたから予感はビンビンしてた)
感激でした。
約30年くらい前に彼らとは浅い縁があって
感慨深かった。あの名曲に縛られて彼らはスランプのころだった。
あの後、初心に帰ったのか「島唄」を歌いだして
彼らは今の位置を築いた。
KING GNUも凄まじくカッコよかった。
カネコアヤノの声もバキバキに刺さった。
チバユウスケとGlim Spankyのレミの声に酔いしれた。
猪苗代湖ズの「I love you &I need you ふくしま」を聴いて
10年たっても原発を辞められない自分たちを恥じた。
今年は勤務シフトの関係で
最初から最後までは観られないけど「つまみ食い」試食可能だったんだ。
そして一番の修行僧はマスク装着であった。
親しい人間からすれば
わたしが5日間もマスク装着し続けて
しかも対人案内の際にはフェイスシールドもダブルで装着してる姿なんて
写真撮りたくなるくらい想像がつかないであろう。
酷暑の太陽の下
これはマジできつかった。
酸素吸引量が慢性的に不足して
自己免疫力もろ下がりだったけど
なんとかROCKなハートで持ちこたえた。
野外なのにみんな約束を守ってたからね
観客全員に拍手だわ。
さて、里に下りてきて昨日の午後~本日と
あきらかに「耳」が違うことに気づいた。
ラジオを聴いていてもCD聴いてても
明らかに違う。
五感のトリートメント効果というか
音楽がとてもよく聞こえるようになった。
音楽は空気の振動だからね。
その影響を生き物はモロに受けるのよ。
これはシンギングボウル奏者から教えてもらったんだ。
ほら「モーツアルトを聴かせると植物が…」とかあるでしょ。
わたしたちは空気の影響を受け続けている。
空気の振動もそうだけど
空気の質もそう。
もともとわたしたちは樹上の生き物だからね。
植物の香りがする空気を
「安全な空気」と遺伝子レベルで継承されているんじゃないかな。
だからみんな森にいると安らぐという。
だったら自宅には香る木を使えばいいのに
ケミカル三昧の住まいに住んで
趣味はアウトドアって言うんだから…
わたしには理解ができない。
これからは里に居続けるから
電磁波やらなんやら…人造化学物質よりのプレッシャーを受け続けて
ぼくの五感もまた、さび付いていくんだろうけどね。
やっぱ配信じゃなく生でLIVE聴いたほうがいいよ。
ちゃんと美術館で絵画を見たほうがいいよ。
ゲームじゃなくて、虫に刺されながら野山で遊んだほうがいいよ。