『百年杉』の専門会社 加藤木材

【百年杉】の遊具

手先~指先~足先と脳の関係性

脳の受容体としての領域としましては
手先や指先などが多くの領域を占めます。
ですから…

お勉強さえできればいい。             
とか

運動さえできればいい。
というのはまったく正しくなくて…

運動野の働き
脳外科医ペンフィールドのホムンクルスの大きな手と指先はそれだけ脳に多くの受容体領域があることを示しています

脳の発達の為には手先指先の運動が不可欠であり
その結果、脳が刺激を受けて発達につながり
その脳の発達が次なるステージの運動能力につながって…の繰り返しですから
お子さんの脳の発達の為には手足…指先などの運動が重要になってくるのです。

百年杉のジャングルジムで遊ぶ子供達

わたしたちは不感蒸散の生き物

それでは赤ちゃんや幼児が運動したくなる環境を考えてみましょう。
子どもたちが手先指先を使い続けたくなるような素材とは
触れて心地よい素材のはずです。
それでは「心地よい」と「不快」を科学してみましょう。

百年杉のジャングルジムで遊ぶ子供達

わたしたちの身体は
「不感蒸散」といって意識していないのですが
身体じゅうの毛穴から湿気を放出し続けています。
特に赤ちゃん~幼児期は成長著しく代謝が活発な時期ですので、この湿気の放出も多いと思われます。

百年杉のジャングルジムで遊ぶ子供達

わたしたちが誰かと握手をした時、不快な感触とは思いません。
それは、互いの湿気を瞬時に受け止めあって吸い込んでいるからです。
わたしたちが触れて不快に感じる素材とは
わたしたちが発する湿気をうけとめてくれない素材なのです。

百年杉のジャングルジムで遊ぶ子供達

けれども私たちが発し続ける湿気を受けて止めてくれる素材はそう多くはありません。
身の回りのモノでは木、土、紙…くらいのものです。

そう考えますと
やはり「おうちも遊具も木」なのです。

天皇家の遊具はおままごとも含めてすべて木製であることを聞いた事がありますが
それらは経験学問として「木の遊具」の有用性を「知って」のことなのでしょうね。

「木の遊具」は高いとの話も多く聞かれますが、それはちょっと乱暴な話だと思います。
木の遊具でなければ
お子さんの幼い脳は感触として不快な触感をキャッチしてしまいますから
触れ続けたり、握り続けたいという意志をもてないことも多いでしょうから
高価なことも事実でしょうが、「木の遊具でなければ到達できない領域」もありそうです。

「五感」が心地よいと思う素材

百年杉のジャングルジム

わたしたちは五感という“いのちを守る価値観”を有しています。
五感はすべてママの胎内で備わり、それからわたしたちはこの世に生まれ出でます。
たとえば赤ちゃんが苦みを嫌がるのは、毒性物質の誤飲食の防止の為の価値観です。

「触感」の安心・安全の基本形はおそらくママの肌でしょうから
身体より放出される湿気を受け止めて…吸ってくれる…人肌のような素材であれば
「安心・安全だから、触れ続けていよう…」と認識して握り続けるのでしょうが
プラスティックや樹脂の積み木はお子さんの湿気を受けとめてくれないので
赤ちゃんは指先より手放してしまいかねないのです。      

実は赤ちゃんは生後半年ほどは
面前の人間が自分と同じ(自分の世話をしてくれない)“赤ちゃん”なのか?
自分の世話をしてくれる可能性がある“大人”なのかを
見極める能力が備わって生まれてくるらしいのですが

弊社代表の加藤政実も生後半年くらいまでの赤ちゃんは
明らかに木とプラスティックとでは興味の違いがあると言っています。

赤ちゃんが持つそういったスーパーな能力は
後天的に身についていく経験とともに失われていきますし
様々な順応性を身に着けていきます。
ですから、湿気パワーを受け止めてくれない素材でも
赤ちゃんは成長とともに使いはじめていくのですが…
赤ちゃんの成長に必要な遊具が
赤ちゃん自身が望まない素材であることのメリットは無いように思えるのです。

百年杉

湿気を吸ってくれる素材である木に話を戻しましょう。
木は樹種によって湿気を吸ってくれる量が違います。
目安としては…軽い木は湿気をたくさん吸ってくれて重い木はその量が少ない。
ですから、同じ木でも杉は赤ちゃんの大量の湿気を受け止めてくれる木ですから
遊具に最も向いている樹種です。
さらに杉は個体差の激しい樹種であり
樹齢によって、保有精油分の「しっとり感」の差が大きい木ですが
最もしっとりとして温かく、人肌に近い木は高樹齢の杉材になります。
だから【百年杉】。

もっとも遊具に適した木は
杉は杉でも【百年杉】だと思うのです。
百年前に植えてくださった方々の情熱が赤ちゃんやお子さんたちの未来につながれば、こんなにうれしい事はありません。

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