『百年杉』の専門会社 加藤木材

建築の技術系のヒトたちはケガをしたヒトを「いい子いい子」しない。

「バカじゃないの?!」は言い過ぎでも
ケガとは必ず不注意であり、判断ミスによるものであるから
「大丈夫だと思った。」という感想や後悔を聞いても…
「でも、大丈夫じゃなかったじゃん!」くらいは言う。

それは愛である。

「いい子いい子」して
「しょうがなかったんだよ。」と慰めてしまうと
また判断ミスが繰り返されてしまって、指が何本あっても足りないことを
周りの同じ技術職の同僚が知っているからである。

愚かなことをしでかしたことを
体内に刻ませることによって、その技術職の人間のステップアップを狙う愛である。

毎年続くnot台風である…降雨による災害で、多くの方々が命を落とされている。
そして今年もである。
悲しい限りである。お悔やみを申し上げたい。

しかし、返す返すも無念なのは
「大丈夫だと思った。」
「想定を超えた状況。」という
東日本大震災時にも被災地でたくさんうかがった言葉である。

お亡くなりになった方々に鞭を打ちたいのではない。

されど、こういう報道を受けて
「あぁ、たいへん。かわいそう。」で終わりにしていては
これからも何度でも繰り返されるのではないだろうか。

具体的に自宅や職場の回りにおける、大量降雨時の水の流れや斜面における「水の通り道」の把握など。平素から留意点を持つことを積み重ねること。
それでも召される際は、召されてしまうのが自然の猛威なのだが
具体的な“使える情報”が多数あって、それの解析能力が自分に備わっていなければ
自分を守れないから、他者も守れない。
自分も他者も守れないヒトは逆に他者の足を引っ張りかねない。

「気象庁や行政が言ったor言わなかった。」ではなく
自分の家や職場の回りのことは自分が一番知っているから
「ヤバイ時は、その前の段階でわかってるからさぁ!大丈夫だよ!」

という状況をどこでも創り出せればいいな。

スマホは、ほぼ何の役にもたつまい。
それらは行政単位という、きわめて大きなエリアでの情報でしかない。
あなたの家の周り専用情報では無いのである。

音・匂い・視認・肌(風)…それらの情報を集約して
自ら未来を予想しての行動しかないのである。

「まだ大丈夫」という判断は「もうダメ」の直前まで続くのである。

さて…お約束の「住まい」も同じである。
「木なき住まい」では眠れないことも
スッキリとしない体調だって、わたしからみれば当然である。
ステイホーム期間にそれらが身に染みた方は五感が鋭敏かつ正常ではないだろうか。

「木(杉)無き家でも、まだ大丈夫」は
「結局、ダメだった。」と深刻な病気になる時まで続くように思う。

やはり「まだ大丈夫。」は「もうダメ」まで続くのである。

深刻な状況になる前に
軽微な困難なうちに「気づいて」…
副交感神経優位な、夏季のうちに免疫力の向上と維持のための睡眠のための
【百年杉】ということである。

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