朝日新聞「子どもたち、眠れてる?」記事 その1
2023年1月29日(日)2月5日(日)と連続で
朝日新聞に「子どもたち、眠れてる?」の特集記事が掲載された。
世界平均より1時間も短いのが日本人の睡眠時間であり
成人の5人に1人が
実際に睡眠障害と診断(疾患判定)されているのがこの国のリアルである。
まさにこの国の子どもたちは世界一眠れていないのですが…
その原因の本質として
「住」の質の低さがあるのではないかと
わたしは警鐘を鳴らし続けてきている。
もういい加減無視しないで聞いてほしいよね~。
その論拠としてまず「毒ガスイチコロ」の身体の仕組みを共有したい。
この星の生き物は数十億年も海の中で毒ガス渦巻く大気が去るのを待ち続けて
毒ガスがおさまってから陸に上がった生き物の末裔である。
だから「毒ガス対策」された哺乳類はいないのである。
アウシュビッツもペットの殺処分もそうですが
この星の哺乳類を最も効率的に殺すには毒ガスなのである。
また、いわゆる五感という周辺環境探知能力であるが…
人間は「嗅覚」が最も早く身につくというのも
毒ガスイチコロの身体の仕組みとして
うなずける話ではないだろうか。
そして周辺の空気の質を探知する感覚器は鼻だけではない。
皮膚は周辺の酸素濃度を感知していて
さらにはその変化によって
赤血球の生産量を調整するシグナルさえも出していることが
2008年に海外で発表されています。【Boutin A.T.et ai.(2008)Cell.133:223:234】。
おそらくわたしたちが継承しているDNAの中には
「安全な空気」や「元気を取り戻す空気」の指標が継承されているのではないだろうか。
なぜならそれが無ければ
いくら皮膚が鋭敏に周辺の空気の状況を察知しても
その周辺の状況を評価しようが無いからである。
「安全な空気」の指標がDNAに刻まれていれば
「危険な恐れのある空気」という判断も成り立って
脳幹部はその状況を踏まえた対策としての
リアクションがとれるようになるはずである。
そうでなければ、ここまで皮膚の感覚器の精度を上げて
進化してきた意味が無いことになってしまう。
それではそのプログラミングされているであろう
「安全な空気」や「元気を取り戻す空気」とはいったいどういった空気なんだろうね。
人類とチンパンジーの分岐が約700万年前。
そして人類の誕生が約30万年前で
人類のアフリカ大陸からの移動が約5万年前である。
これら約695万年間以上の進化の過程の中で
先輩人類が触れてきた空気とは…
大地、海、河川、木々(植物)を感じられる空気だけであるはずである。
そう…この中にしか
「安全な空気」や「元気を取り戻す空気」の指標は無いはずである。
だって排気ガスもプラスチックも無い時代なんだものね。
そう考えてみると
体内にて「安全な空気」と捉える空気がどういった空気なのか?…
の議論は置いておいても
世界の中でも極めて異質な
この国の人造石油化学物質のみで作られている住環境と
「安全な空気」や「元気を取り戻す空気」の指標とのギャップは
相当大きいものになるのではなかろうか(つづく)。