【百年杉】の家具
文化と文明
欧州にはオークの家具文化があり
わが国には桐の家具文化があったのですが
残念ながら現在の私たちの身の回りの多くの家具は
文明は感じられても文化を感じられるものは極めて少ないように思います。
たしかに家具をその機能だけで考えた場合
本棚であれば本の収納冊数が一緒なら安い方がいいであるとか…
そういう考え方になりがちなのですが
【百年杉】の加藤木材では、家具としての機能を有しながらも
わたしたちの“いのち”を太くする“植物のいのち”のいただき方として
大きくふたつの狙いを持って【百年杉】の家具を製造しています。
空気を変えて「呼吸を深くする」【百年杉】の家具
食す以外の“植物のいのち”のいただき方である
「ナチュラル・エッセンシャルオイル」という考え方です。(※ 詳しくは「“植物のいのち“をいただく3つの方法」をお読みください)
たとえば「こぐちキューブ」には、本などを収納するという機能以外に
- お部屋の空気浄化
- 鎮静効果物質の放出
- お客様の呼吸を深くする
という3つの具体的な狙いがあります。
言わば「空気を変える家具」ということです。(※ 詳しくは「百年杉の10年の検証」をお読みください)
安価なポリエステル製の家具は
微弱とはいえ、また新たな化学物質をお部屋にもたらす家具という側面もあります。
確かにそれらの化学物質は微弱ですから、マイナス要素も微弱に過ぎないようにも思えますが、家具以外も含めて…いつの間にか住まいにある、ほぼすべての素材が化学物質を微弱ながら放出する素材になってしまっています。「住まい」にあるものほとんどでは、さすがに「やり過ぎ」ではないでしょうか。【百年杉】の家具の良い影響が行き過ぎた効率化から生じる空気質の改善のお役にたてばうれしいです。
(例)枕元にほど近い場所に「こぐちキューブ」を設置して、収納機能だけでなくご家族の睡眠状況の改善を狙ったレイアウトとする。
家具に直接触れることによる「精油の体内への取り込み」を狙った【百年杉】家具
- 200年杉デスク
- 百年杉デスク
- あたたかい椅子
- 丸テーブル
- ダイニングテーブル
「ナチュラル・エッセンシャルオイルイン」の考え方です。(※ 詳しくは「“植物のいのち“をいただく3つの方法」をお読みください)
それぞれが持つ機能性以外に…
【百年杉】の家具に直接触れることによって
浸透しやすいと考えられる【百年杉】の精油を
わたしたちの皮膚から体内へ浸透させることを狙った家具です。
そう言われると突拍子もないことにように聞こえますが
紀元前より精油を重宝してきた欧州の文化である現代のアロマテラピーにも
精油入りの布を身体の一部にあてたり
精油を希釈したトリートメントオイルを顔や体に塗ったりする方法はありますので
植物精油の皮膚への浸透という発想は
世界中でもう数百年間おこなわれてきたことでもあるのです。
左記のグラフは2017年度に林野庁が発表した植物精油に関する報告書より引用したものです。約8割のアトピー患者さんが杉精油によってかゆみ抑制の効果があったそうです。弊社の「樹種は杉。杉の精油は樹齢に比例します…だから【百年杉】!」…というぶれない基軸にサイエンスが追いついてきてくれたようでとてもうれしいです。おなじ杉でも樹齢に若い杉や高温・中温乾燥材では精油が揮発してしまいますから【百年杉】の豊富な精油のような効能はむずかしいはずです。
【百年杉】の床材である【尾鷲香杉】の使用によって…60歳代女性の「冬季のかかとのひび割れと出血 → ツルツルプルプルのかかと」という感想もいただいていますので、やはり【百年杉】と接触し続けている=精油の皮膚吸収はおこなわれていると考えるのは自然なことです。このように床材の【百年杉】は精油吸引に最適な使用法なのですが、そのほかにもデスク、イス、ダイニングテーブル、ベッドなどやはり直接触れる家具を【百年杉】にすることによって、各種トリートメント効果は期待できそうなのです。弊社独自のあくまでも経験からの話ですが…【百年杉】の精油は非常にきめの細かい精油であって、靴下などの衣服くらいは透過するような印象を受けています。
特にお子様のデスク+椅子などに関しましては、大切な土台作りの時期ですので
化学物質製のデスクや精油の少ない広葉樹では得られない効果が期待できます。ご検討くださいませ。
【百年杉】以外では得難い恩恵を狙った家具。
それが「【百年杉】の家具」なのです。
各商品のWebショップはこちら
※※ 弊社製造の【百年杉】家具は、イソシアネート系接着剤を使用いたしません。接着力が強いことは認めますが、1970年代発明のいまだ新しい技術ですので、まだ懐疑的なのです。家具はライフが長く影響も長いので新たな技術には慎重なのです。弊社はいわゆる「木工用ボンド」という言い方が通称の酢酸ビニルエマルジョンを中心的に使用しています。その理由としましては、化学物質に反応される方におかれましても「木工用ボンド」の液体時は反応されても、乾いた状態ではOKの方が経験的に多いからです。それでも「米ノリ」や「ニカワ」などの自然由来の接着剤使用をご希望の方は別途お問い合わせくださいませ。
※ オーダー家具も承ります。