『百年杉』の専門会社 加藤木材

インフルエンザが猛威を振るっています。
インフルエンザウイルスは乾燥に強く高湿に弱いとされています。
高湿下でも感染力は下がらないという報告もありますが
湿度が高い方がウイルスじたいの生存率は低くなると考えられていますので
やはり数が少ないある程度の高湿の状態をキープしたいものです。

空気中の水分は高温になるほど保有できる水分量が増えますので
寒いから温度だけを空調で上げてしまうと
相対湿度が下がってウイルスは喜びます。
温度を上げるなら加湿も必要になってくるのです。

じゃぁ加湿器…と考えそうですが
水分を有した重い空気はわたしたちの呼吸器の高さまで
なかなか到達しないでしょうから
着座のヒト1名をピンポイントで狙った加湿器設置レイアウトならいざ知らず…
お部屋全体の湿度をあげることは加湿器ではまず不可能でしょう。

やはり“木”しかない。

湿気はいったん木に預けておいて「貯湿」。
相対湿度が下がれば木は自動的に湿気を放出してお部屋の湿度を保ってくれます。

国立博物館の収蔵庫は天井壁床すべてが板張りでできています。
そこに数千万円するような高価なエアコンが補助的に設置されているそうです。
ようはわれわれのテクノロジーだけでは
この国の宝物を干からびさせずカビさせずに保管できるスペースを創れないのですよ。
木の力によって「恒温恒湿」に近い状態が保たれているということです。

そして同じ木でも湿度の貯蔵タンクが大きい木は
重い広葉樹ではなく内部に多くの空気を有する軽い樹種でしょうから
やはり杉や桧や桐のような樹種が貯湿と調湿のパワーがあるということです。

弊社の【百年杉】体感ルームも今の湿度は約40%。
1年で最も低い数値です。
それでも40%はウイルス対策では絶対防衛湿度ラインでしょう。
これならウイルスの数も少ないはず。
少なければ、免疫力にて防衛し続けることも可能です。

宝物は木のお部屋の力によって守っても
社会の宝であるヒトや子どもは…木無き部屋にて守らない現代建築。

ヒトよりモノでは
なかなか幸せな社会にはなれまい。

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