『百年杉』の専門会社 加藤木材

さて先日記した
渋谷のマンションの解体工事の具体論であるが…
解体材は「木質系」と「ボード系」にゴミ袋の色を変えて大別して
産業廃棄物処理の企業に引き取っていただくのである。

しかし弊社は
もう一つ違うのである。

ベニヤなどの接着剤使用の木質系複合素材は
炉を傷めるのだが
純然たる「木」は銭湯が必要としている
重要な燃料資源なのである。

だからそれをさらに
「分けて」銭湯のマキ置き場に置いてくるのである。

もちろんその分
産業廃棄物会社への支払いは減るのだが
その「分別」はめんどくさいから
実利はほぼ無い。

なんでそんなことまでやってるのかと言えば
「【百年杉】建築チームのチーフの家のそばに
銭湯があるから」
ということになるのであるが…

こういう「能動的なおせっかい」ってイイでしょ。

やってみればわかるが
収支はプラスにはならない。
しかし「気」がまったく違う。

おれたちゃ
自分の得意分野にて
世界の持続化への貢献という満足感を得られるのである。

この誰もが幸せになっていく「気」を得る感覚は
何事にも代えがたいのである。

木を燃やしていったん電力にしてから
送電線通過時に電力が放電されながら
しかも「貯めておけない」バイオマス発電の
およそ数百倍もの高効率であろう。

燃やしたエネルギー効率の全部が使われて
その湯に入った人間が元気になっていって
ヒトがいなくなれば消して「(電気じゃなく)マキで貯めておけばいい」のだからね。

トラックに乗れるヤツ。
解体工事ができるヤツ。
撤去材を仕分けできるヤツ。
そして「3方良し!4方法良し!」のために余計に汗をかくヤツ。

そういうヤツだけが
「えすでぃーじーず」な具体的な行動がとれるのである。

最も温まりづらく冷めづらい素材である空気を
大量のエネルギーを消費して「冷やす」という
その存在じたいが非効率の結晶のような
エアコンが無ければ“いのち“も危ない「空間」で
テレワーク+リモートのワイシャツ姿の方々には
ひょっとしたら見えない…気づかない世界ではないだろうか。

作業着で
汗だくドロドロの現場での
「えすでぃーじーず」なのである。

有限会社 加藤木材
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