『百年杉』の専門会社 加藤木材

触れてください【百年杉】

約10年間に渡って【百年杉】という植物とわたしたちが接する機会を設け、
接した多くのお客様が共通の「快適さ」を感じてくださいました。

【百年杉】の何がわたしたちの何に働いて?・・・という話は多岐に渡りますが
大きく分けますと「香り」「感触(皮膚吸収)」というふたつになります。

「香り」も「感触(皮膚吸収)」も画面から感じることはできません。
【百年杉】によって、深い呼吸と落ち着いた睡眠や心地よさを得て
ご自宅で快適な毎日を過ごしていただくための第一歩しとて、まずはご体感をお勧めいたします。
以下をご参考になさってください。

「無償サンプル」 https://woody-katoh.com/free-sample/ 
「有償体感商品」 https://woody-katoh.com/feel-goods/  
「体感ショールーム」https://woody-katoh.com/feeling-room/

尚、10年に渡る「お客様の声」を掘り下げて
【百年杉】の検証を記した記事はこちらです。
https://woody-katoh.com/10year-validation/

第1項:「香り」

空気の質

Q1:加藤木材さんのHPは情報量豊富なので、要約的な一問一答をさせてもらいます。
まず最初に・・・加藤木材さんが【百年杉】を専門的にプッシュする理由は?

大きく分けてふたつあるのですが、まずひとつ目のお話をします。
毎日いただく「食」・・・その選択の連続が、将来の健康状態にも影響を与えそうだという事にご留意されている方は多いですよね。

★はい

では、その「食の選択」において重要な点は何ですか?「量」ですか?

無農薬★いいえ…「量」というより・・・「質」でしょうか。

おっしゃる通りです。
鮮度や時期、添加物の有無・・・農薬使用量・・・品種・・・無肥料・・・
ほぼ全ての選択に関して重要なのは「質」であるはずです。

「春菊かほうれん草か?」という選択だけではなく
同じ春菊でもそこからさらに「質」で選択ということです。

★はい。理解できます。

しかし残念ながら「空気」に関しては「あればいいんだ。」とばかりに、その「質」に関して、あまり意識をされていないように思うのです。

「食の質」には注意を払っても・・・「空気の質」を意識する方が少ない・・・。

そんな「屋内の空気の質」にまったく着眼しない生活の結果・・・
未来の“幸せの到達点”を大きく下げている印象を、【百年杉】の10年間の経験の中で得ています。ですから住まいの「空気質の改善の為の【百年杉】」という具体策なのです。

Q2:たしかに「空気の質」について配慮するヒトは少ないように思います。
「空気の質」についてもっと具体的にお聞かせください。

わたしたちのアキレス腱=呼吸器系

わたしたちの身体は「毒まんじゅうを食べても簡単には死なない仕組み」(消化器系)になっていますが「毒ガスイチコロの仕組み」(呼吸器系)です。

脳は独自の判断として・・・現代社会の微弱とはいえ揮発性化学物質を含む空気の吸引を拒み・・・鼻孔閉塞の指示を出していて・・・その結果、呼吸量が少なくなっているという印象を持っています。

百年杉の製品を体験したお客様の感想10年間に渡って【百年杉】を専門的に扱ってきて・・・
リフォームやベッドによって、「一夜にして大きな“いびき”が消失~軽減したり・・・鼻呼吸できない子が数か月後には鼻呼吸が可能になったり・・・」お客様から多くの感想をいただいてきました。
どうやら脳は【百年杉】の香りの吸引を心身のプラスととらえて、
鼻孔全開の指令を出しているようなのです。

Q3:なるほど。つまり【百年杉】によって、たくさん空気を吸えるようになるということですか?

というより・・・現代住宅に住むことによって呼吸の浅い日常になってしまい・・・体内のすべての内臓や血管、細胞が欲している量の酸素を届けられない状態が続いていた。それが「【百年杉】を身近に置くことによって、本来の“呼吸の深さ”を取り戻した。」・・・ということではないでしょうか。

「いびきの消失や軽減」という症状改善は、内臓や血管・・・すべての細胞が本来の能力を回復していると考えるのは言い過ぎではないように思います。実際に高血圧がいびきをもたらすのではなく、いびきが高血圧をもたらしていると言っても過言ではありませんし、夜間に高血圧=いびきの方は心筋梗塞や脳梗塞のリスクが4~8倍高まるという報告例もあります。

●酸素不足はすべてに影響

Q4:現代住宅がもたらす環境要因がきっかけで、多くの人々が吸引する酸素不足を招いているとしたら、それによってどんな影響が考えられるのでしょうか?

ある意味すべてです。内臓も・・・血管も・・・必要としている酸素量が与えられないのですから、それ相当の能力減ということになるのではないでしょうか?その慢性的な能力発揮の減少が2割減なのか?・・・4割減なのか?はわかりませんが・・・

ただ、眠れるようになった。鼻呼吸できるようになった。血圧が・・・便秘が・・・など、先述しましたが「すべてに効果」と考える基となったように、本当に多種多様な分野における「個人の感想」をいただき続けて参りました。

Q5:すべてですか・・・確かに水さえあれば2日くらい食べなくても生きていられますが、酸素は10分も無くなると大変ですからね。

そうなんです。たくさんの酸素を吸引した人生とその数割減の量しか吸引していない人生では、その未来の“幸せの到達度”に大きな差があるように思うのです。特に脳は大食漢です。吸引した酸素の約2割は脳が食べてしまいます。2017年6月に放映されたNHKスペシャルの「睡眠負債は認知症につながり、こどもたちの成長にも大きな壁をつくっている。」という話も、酸素不足によって眠りの浅いレム睡眠時に覚醒してしまう・・・と考えれば、話の筋は通ってくると思います。


慢性的な(睡眠時の)酸素吸引量の不足→ 酸素が不足して覚醒してしまう。
↓↓
睡眠負債が溜まっていって、こどもの成長の限界点を下げていないだろうか・・・
睡眠とは脳の創造と維持の為の行為なので、認知症などとの関連。

・・・という部分はわたしたちが皆さんと一緒に考えていきたい部分です。

●「食の質」と「空気の質」

Q6:なるほど。脳の選択。さらには恒常性維持機能を司る視床下部の判断ですとか、昨今では国家としても「脳の研究」には力を入れているようですしね。そう考えますと、改めて大きな問題になってくるかもしれませんね。

いつか科学で証明されるかもしれませんが、その前に今の赤ちゃんやこどもの成長期は終わってしまいますし、睡眠と認知症などの発症の問題も待ってはくれません。悔いのない「屋内の空気の質」を心掛けたいものです。最近では活性酸素の弊害ばかりがクローズアップされていますが、わたしたちの身体はそんなに簡単なものではない。

Q7:老化につながる活性酸素のことですね。そして抗酸化物質を取り入れよう…というあれですね?

呼吸時に取り入れられる酸素のうち約2%程度は活性酸素になって、たしかに老化にもつながるのでしょう。しかし、その活性酸素の仲間が侵入してきた細菌に対して殺菌作用を発揮することもわかってきました。やはり免疫とは絶妙なバランスの上で成り立っていますから、「酸化」も「抗酸化」もバランスなのでしょう。どちらも必要。さらにはポリフェノールなどの抗酸化物質の過剰摂取が続けば本来備わっている自己抗酸化機能が育たなくなって、免疫力の弱い身体になりかねません。

話を元に戻しましょう。車に例えるなら、酸素吸引量の少ない人は3000ccのエンジンを積んでいるのですが、実際には1500ccの排気量しか機能しない状態で走っているようなモノです。3000ccを想定した車体ですからね。運転していてもたくさんの不都合だらけの”走り”になるはずです。「食」はガソリンです。「質の高い」ガソリンを入れれば馬力アップや燃費向上もあるでしょう。けれども決定的に3000ccのエンジンなのに1500cc分しか機能していないのですからね。いくらガソリンだけ高品質にしても「走り」の根本的な改善にはつながらないのです。
「食」と「空気~酸素」はどっちが大事?ではなく、分野が違うのです。

●他の杉・・・他樹種では到達不可能な領域

Q8:なるほど。それを補うための【百年杉】ということなんですね。それでは最後にふたつ質問させてください。まずひとつ目です。なぜ【百年杉】の香りを脳は心身に有効?と捉えて鼻孔全開の指令を出しているのでしょうか?

科学的な証明はされていませんが、そう考えなければ説明がむずかしい多くの経験をわたしたちがしてきたということです。医学はHow(どのようにして)の探求の印象があるのですが、わたしたちはある意味why(なぜ)を探求してきたのかもしれません。

ようはわたしたち個々の「空気の好み」ではなく、脳が求める「空気の質」にしなければ、呼吸が浅くなって・・・眠れなくなって・・・寝ても覚醒しがちだったり、身体の性能が充分に発揮できない状態になるのではないかということです。そして脳が好む空気とは単なる空気清浄機で清浄された空気ではなく、森の香を感じられる空気・・・植物精油を微弱に含む空気ではないか、というのが今のわたしたちの考えです。なぜ【百年杉】の香りなのか?は、脳に聞いてみてください(笑顔)。

Q9:それではもうひとつ。普通の杉。良く流通している樹齢50年~60年の杉や高温~中温乾燥の杉ではダメなんでしょうか?

香りの比較

設計士さんたちの考え方のひとつに「害の無い物質を使えば良い住まい」というものがあるように思います。それに対してわたしたちは、【百年杉】という高樹齢杉じたいにヒトの全能力開花と維持に関するありがたい力が宿っているという考え方を持っているのです。そしてその力の源は精油分(エッセンシャルオイル)であるということです。

精油の質で選べば自宅には杉。精油の質量は樹齢…だから【百年杉】

ですからその精油分が少ない若年杉や、精油分を蒸発させてしまう高温・中温乾燥杉では、それらの力が少ない・・・場合によってはほぼ無い状態ですので、お客様の人生を変えてくれるような力は無く、それこそ「害の無い素材」程度になってしまうのでは・・・と考えています。

 

ストレス過多の現代社会では、それらの杉や堅くて精油分の少ない広葉樹などの他樹種では役不足なのではと感じています。

【百年杉】以外の木では到達できない領域があるのではないでしょうか。

第2項:「感触(皮膚吸収)」

環境要因「心地よさ」

Q10:第1項では【百年杉】の香りによって空気の質を「脳が好む空気」に変えて、呼吸の深い生活を取り戻すというお話をうかがいました。冒頭で「ふたつある」とのお話でしたので、もうひとつの【百年杉】強烈プッシュの理由をお聞かせください。

素手・素足でギュッっとにぎることが重要
素手・素足でギュッっとにぎることが重要

「心地よさ」です。【百年杉】であるからこその豊富な精油分による、他の杉とは一線を画す「しっとりとした」心地よい感触です。

Q11:「心地よさ」・・・いわゆる「気持ちよさ」ですか?

そうです。「心地よさ」という環境要因があるから、わたしたちの身体は安心して心身の成長や維持につながるのです。わたしたちの未来を左右するのは遺伝子要因なのか?環境要因なのか?という議論が今でも続いていますが、現在の主流は両方とも重要というところでしょうか。

「心地よさ」はお金持ちのオプションではないのです。「心地よい」からすべてがじっくりとうまく回っていくのです。「不快な状態の持続」からは「未来への不安」しか生まれません。「心地よい⇔不快」という環境要因の及ぼす影響は大きいのです。

Q12:「心地よさの持続」が必要と・・・もう少し具体的にお願いします。

赤ちゃんが好感触に感じる素材「木々が揺れる風音や清流のせせらぎ」と「軍用機が飛び交う騒音」では環境要因が大きく違いますよね。戦地に引っ越して子育てをしたいと思う人もいないですよね。やはり環境要因は大きいのです。ビニルの床、タッチパネル、プラスチックのキーボードやマウス、デスクにつり革、真っ白なポリベニヤ製の家具・・・現代社会はとにかく何に触れても「不快な感触(と空気)の連続」なのです。

「心地よい状態」が持続するから、赤ちゃん~幼児はじっくりと考えて成長して好奇心が生まれ、段階的かつ飛躍的な脳の成長を生むのではないでしょうか。

写真のこの子は【百年杉】床材の節(ふし)をとろうと…しばらくチャレンジしていました。こうやって「心地よい」状態の持続から赤ちゃんは安心感を基盤にした好奇心が芽生えて、それらが知恵につながっていきます。【百年杉】の床になってわずか30分後の出来事です。この子はそれまでの床では得られなかった成長工程にわずか30分ではいったのです。

身近に植物があることによってはじめて得られる領域の話は「植物資本主義」にまとめました。

https://woody-katoh.com/plant-capitalism/

百年杉のつたい歩きキューブ
百年杉のつたい歩きキューブ

よく街中でわが子に「早くしなさい!」と急かす親御さんを見受けますが、「早くして」良い事はほぼないのです(笑顔)。

じっくりと取り組んで・・・自分でできて・・・自分の考え方を持って・・・自分の責任が生まれていって・・・そうやってヒトは成長していきます。
「早くできるが理解不要」ではなく、ヒトはものごとを自分のモノにしていくにはそれなりの時間はかかりますので、「じっくりと理解してできる」ようになることが重要で、その為にも「心地よい」環境が必要ということです。

※ヒトが好適に感じる感触に関しましては「尾鷲香杉」の項をお読みください
https://woody-katoh.com/diy-owase/
100年杉のキューブ

素足歩行の謎と脳が求める床材

Q13:なるほど。それではその話をもう少し絞って、常に直接触れている「床材」で話してもらえますか?
【百年杉】の床材である「尾鷲香杉」ですね。
尾鷲香杉リノベーション

 

わたしたち日本人が、単独ではなく現在のようなコミュニティを持って住居を構えたのはいつからなのか?はともかく・・・約2000年前には登呂遺跡などの集落が存在していますよね。その頃の床は土です。そして木の床になったのは約1000年前くらいでしょうか。畳の誕生は「木の床」の後です。わたしたちはずーっと考え続けてきたのですが、なぜ日本人はわらじを脱いで木(杉)の床にしたのでしょうか?

Q14:ほう・・・たしかに・・・なぜなんでしょう?

裸足の素足での生活ここで話を第1項のヒトの生理的な営みに戻しましょう。

わたしたちの未来予想のレーダーは「五感」に集約されますよね。ちなみに「五感」は、すべてママの胎内で備わってからわたしたちは誕生します。一番最初に備わるのは「嗅覚」ですから、こういうところにも、わたしたちの呼吸器系の脆さとそれに対する脳の自覚と備えという部分は現れているのかもしれません。

 

「嗅覚」 毒ガスを察知

「味覚」 (赤ちゃんが)苦みを嫌がるのは毒性物質の誤飲食防止の為
「触覚」 触れて“心地よい”物質=人肌のようなモノを安全と認識。不快な物質には脳が各所に注意報発令か?
「視覚」 見て視認して安全・安心か危険なのかの未来を予測
「聴覚」 聞いて確認して安全・安心か危険なのかの未来を予測

この「五感」から得た情報を、わたしたち自身が考脳で考える判断と

恒常性維持機能による判断(無意識)という、ダブルで脳が考えているというのがわたしたちの身体です。

第1項で触れた脳がつかさどるいわゆる恒常性維持機能ですが、わたしたちはそれらの指令を自覚できません。たとえば体温の維持などは、脳が身体の各所に指令を出して夏季に体温がオーバーヒートしないようにしてくれています。それらの指令に関しては無自覚なのですが、体内では無数の情報が絶えず飛び交っているのです。

Q15:そう考えると不思議に思えてきますね。自分の身体なのにまるで他人が支配しているみたいですね。

確かにそうですね。「杉の床が気持ち良いから、日本人はわらじを脱いで杉の床になった。」では、やはり説明に無理があるように感じるのです。そこで、最近報告されている杉の精油の恩恵なんです。

◆杉精油の浸透によるアトピーの痒みの軽減。

◆杉の葉の煎汁が花粉症の症状を和らげる。
◆杉の精油が胃潰瘍を抑える。
◆杉の香り(精油分が源)による鎮咳(ちんがい)※効果
※「咳を鎮める効果」
◆杉精油は屋内に生息するチリダニ類繁殖を抑制
(林野庁:平成29年度 日本の林産物を活用した香りビジネスに関する基礎調査業務報告書より)

これだけ多様な恩恵が杉精油にあることがわかってきた現在・・・
杉床に触れた際に杉精油が皮膚から吸収され、その恩恵を脳が認識して、長期間の杉精油の吸収を求めたとしたらどうでしょう。

脳の恒常性維持機能とヒトの「五感」が一致すれば、わらじを脱いで杉の床にするという選択にいきつきそうですよね。

Q16:なるほど。そう考えるのはたしかに不自然ではありませんね。わが国の素足歩行文化は「杉精油吸収目的文化」であったというお考えでしょうか?

そうです。そう考えてみると乾燥した大陸である欧州には杉のような木はありませんからね。床が堅く冷たいナラでは、寒い冬の欧州で靴を脱ぐわけがありません。それなのに・・・素足歩行文化の日本人がナラの床材にして、冷たいからスリッパを履いていたり、「強制床暖房」※にしたり・・・ましてや合板フローリングではね。いったい何のための素足歩行文化だったのか?ということです。目的は杉精油吸収でその手段の為の素足歩行文化だったとしたら、その手段だけが残ったという感じ。

※わたしたちが考える「強制床暖房」のリスクは【百年杉】Q&AのQ7をお読みください。
https://woody-katoh.com/qa/#Q7

熱くなく…温かく好感触の【百年杉】の床材(上部)と冷たく不快な感触の木目印刷のビニルの床(下部)これはサンプル体感可能製品です

Q17:なるほど。実に面白い仮説ですね。それでは現代建築の床材は「脳が求めていない素材」というお考えですね。あと・・・「杉は柔らかくて傷がつきやすいから床にはダメ」というプロは多いですよね?

そういうヒトには「あなたは床を守るのですか?身体を守るのですか?」と聞きたくなります(笑顔)。そうです。まさに「脳が求めていない床材」ではないでしょうか。

この国の「住」は長らく森の恵みによって造られてきました。今でも各地に現存しますが、低所得者向けの公営住宅。三角お屋根の木造平屋ですが、あれは今から考えれば杉と漆喰で柱の見える(真壁)構造ですからね。だから大正時代に創られた「背くらべ」という童謡が日本中で共有されていました。

この国は約1000年間に渡ってお殿様から庶民まで杉の心地よさを共有してきた国なのです。それが約40年前くらいから文化住宅ともてはやされて、今や床に限らずドアも家具もほぼすべてがビニルやポリ合板が当たり前です。約40年前の大転換でした。そして今は杉精油の心地よい恩恵がない日本人が1000年ぶりに現れているわけです。そして、それらの環境要因と現代日本人が様々な不都合な症状に苦しみ続けていることがリンクすると考えるのは過ぎているでしょうか。

抽出不要な「奇跡の植物の島日本」

Q18:う~ん、なるほど。「住まい」を設計や建築という人間界のカテゴライズではなく、「木」という植物から考え続けるとそういう考えも生まれてくるのですね。確かに「昔は木や漆喰しかなかったからそういう家だったけど、今はいろいろあるからね。」というのが現代人の考えですね。でもそうではないとお考えなのですね。植物精油が必要と言うか…。

さらに言うなら、「自然界に存在するパッケージでの植物精油の恩恵」というのが肝要だと考えています。薬の起源は薬草であり植物精油でしょう。6000年前の書物にはすでにたくさんの薬用植物が記載されています。

しかし薬の定義は「薬効あるモノは必ず他の部位に毒性を発揮する」ですから、昨今盛んな、いわゆる植物精油ビジネスもあの瓶詰め状態の抽出~濃縮された精油は自然界には存在しないパッケージですからね。長期間大量に服用し続けて、さらにその効果が認められるのであれば、何らかの副作用のリスクを考えることは不自然ではないはずです。「薬と毒」は背中合わせのストロングなのです。

抽出のイメージ世界の賢者たる欧州の人たちは植物精油を求めたけれど「香る木」が無かった。さらに花だと・・・植物精油が長続きしない。しかし彼らは賢かった。植物精油の50℃弱の沸点を利用して、いったん揮発させて冷却凝固して、植物精油を取り出すという方法を考え出したのです。まさに「薬」の発想。

しかし「薬効あるものは・・・」を考えれば、薬の存在は否定しないものの、病気になった後の「薬」よりも、自然界に存在するままの副作用のないパッケージで植物精油をいただくことが、病気になりづらい未病の基本であるはずです。「抽出」という発想はとても賢いのですが、また新たなリスクを生む可能性があるのです。ナチュラルな植物精油の享受となると「香る木を住まいに使う」ことしかないはずです。

わが国はナチュラルな植物精油の恩恵を享受できる=「香る木を住まいに使う」ことができる世界唯一の島なのです。

香る木は多湿な森の恵みであり、そのありがたい樹木の恩恵を人間が生かすだけの個体数が生まれるには、一定の安定した寒さも必要なのです。ですから「梅雨があって雪が降る陸地」が、ヒトにとって恩恵豊富な香る木が多数存在する陸地ということになります。しかし、地球広しと言えどもそんな陸地は北海道を除く日本列島だけなのです。わたしたちは「奇跡の植物の島」の住人なのです。杉はそんな島の代表的でスタンダードな樹種なのです。

ですから「住まいの木による健康法」という学問がこの世に無いのも、ある意味当然なことです。なにしろ明治時代にわが国は「脱亜入欧」とばかりに全て捨て去ってしまったのですからね。香る木が多数ある日本でしか研究できない学問なのです。

「適材適所」という言葉は内閣改造時にしか聞かれなくなりましたが、本来は先人の木材精油の有効活用・・・まるで猛獣使いのようにコントロールしてきた手法の事です。たとえばクスを衣服収納の場所に使用すれば虫がつかない。虫だってこの世には必要なのです。ですから殺さずに忌避効果を利用しています。正倉院の桧の校倉造りはネズミが桧の香りを嫌う点を考慮したのでしょう。宝物収納の建物にネズミはありがたくないですからね。ですから「適材適所」という言葉自体、香る木が豊富にある土地にしかあり得ないです。

「心地よさ」の源泉は精油分です。精油分は樹齢に比例します。だから【百年杉】。
是非、【百年杉】を身近に置いて、「奇跡の植物の島」の人たちが元気になってもらいたいと切望しています。

 

 

 

有限会社 加藤木材
〒350-1312 埼玉県狭山市堀兼2348-1
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